松尾たいこのレビュー一覧

  • Presents
    人生にもらう贈りものにまつわる短編集。

    贈りものとエピソードという形で
    簡潔にまとめられているんだけど、
    ほとんどの話で忘れられない景色が語られるのが
    印象的だった。
    満開の桜、商店街を歩く母のうしろ姿、
    夕方の海、靴の並んだ玄関…。

    贈りものって、品物そのものより、
    それをくれた人、その人との...続きを読む
  • Presents
    角田光代の穏やかな文章に癒される一冊。
    日常の中にある、プレゼント(贈り物と言った方がしっくりくる?)に焦点をあてているが、12個の短編がこの世に生を受けた時から、死ぬ時まで、一生を辿っているのが面白い。
    自分自身が子育て中ということもあって、『絵』と『料理』が良かったかな。
  • Presents
    角田さんの文章がすきだなと改めて実感した作品

    ’’足をルの字に折って座り’’という表現ってできそうでできないと思う。場面をすごく想像しやすい。
    ぺたって座って、太ももにランドセルをおいて、のぞき込んでいる。そんな女の子をふわって想像できてしまう。

    ’’冷静に、理性的に対応するはずが、口を開いたと...続きを読む
  • なくしたものたちの国
    姿をかえ、かたちをかえ、わたしたちはまた出会う。

    出会いと別れ、生きることのよろこびとせつなさ…。

    松尾たいこさんが描かれるイラストと角田さんの文章で 素敵な大人の絵本の様な雰囲気の1冊に仕上がっています。

    読んでいてとても懐かしく (ああ、子供の頃こんな風に感じた事があったな) としみ...続きを読む
  • Presents

    プレゼントはモノだけじゃない

    大切な人に色々なものを与え続けたいし
    与えてもらってることに気づける人になりたい
  • なくしたものたちの国
    さてさてさんのレビューを見て読み始めました!
     
    ちょっとファンタジー要素がある不思議な内容の話でいつの間にか引き込まれて一気に読んでしまいました。

    特に好きなのは三章「なくした恋と、歩道橋のこと」タイトルも素敵です!
    生き霊仲間で、超弩級の恋愛の話をするのですが、
    その中の1人の権堂君が言うセリ...続きを読む
  • なくしたものたちの国
    あなたの宝物はなんですか?
    ー はい、家族です。
    さすが!カッコいい回答ですね。他にはありますか?
    ー はい、元気な体です。
    上手いですね、そうですよね、それが一番ですよね。

    では、今から十年、二十年、三十年前のあなたの宝物はなんだったでしょうか?十代の頃、さらにもっと前の幼少期のあなたは今と同じ...続きを読む
  • Presents
    プレゼントを題材にした作品。
    それは形あるものだったり目には見えないものだったり。
    けれどその中には贈った側の色んな想いが詰まっているのがわかる。
    読後に色んなものを大事にしたくなる。
  • Presents
    あなたは生まれて初めてもらったプレゼントが何だったかを覚えていますか?

    それは、あなたのご両親が『ああでもない、こうでもない』と散々に思い悩み、あなたにいちばんふさわしいと思って与えてくれたものです。それは、あなたがあなたであることの証です。それは、あなたが一生を共にするものです。そう、それはあな...続きを読む
  • Presents
    さくさく読めた。
    私個人が20代前半っていうこともあるけど「ウェディングヴェール」とか「うに煎餅」とか共感部分が多かった。
  • Presents
    ライフステージが変わるたびに、響く箇所が違う気がした。
    今の私には、「鍋セット」「絵」「涙」が響いて、じんときました。
  • なくしたものたちの国
    挿絵がほっこり。お話にもほっこり。

    1話目はユキちゃんという山羊と話せるファンタジー。ちょっと違うかなと思ったけれど、最後まで読んでよかった。
    懐かしい気持ちも思い出したし、主人公が大人になっていく構成が面白かった。

    なくしたものたちは、待っていてくれる。
    自分もいつか、死んだらそこにいく。
    ...続きを読む
  • Presents
    初めて読むのにピッタリだから、と友人に勧められて読んだ最初の角田光代さん作品。

    12のお話が入った短編集。そもそも短編集はあまり読まないのだけど、この本はとても良かったです。一つ一つのストーリーが様々な感情を呼び起こす素敵な作品で、それらがプレゼントという一つのテーマで結びついている面白さもありま...続きを読む
  • 35歳からわたしが輝くために捨てるもの
    読んでみてよかった。
    コンプレックスや自分の中の変なプライド、人やものへの執着の捨て方がかいてあった。
    ・一般論ではなく体験談としてかかれているので、共感しやすかった。

    ・↓の考え方は「たしかにそうかも!」ってなった
    「成功体験にしがみついてしまうときは、おそらく、インプットが足りない時なのではな...続きを読む
  • クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない! そんな私が、1年間洋服を買わないチャレンジをしてわかったこと
    結構おもしろかった。

    服買わないチャレンジ、やってみたが60日でアウト。

    でも、やらなかった時より格段に服への思いが変わり、そこから購買頻度は減っています。

    体がしんどい時はごはんを食べずに寝て回復するような感じ?ですかね。

    等身大のエピソードが、好感を持てました。
  • 35歳からわたしが輝くために捨てるもの
    序盤はよくあるポジティブ思考を奨める内容で少し疲弊を感じましたが、後半へと読み進めるに連れて作者自身の体験と人間味のあるゆるい論調で面白かったです。
    作者の自叙伝と勘違いして購入したのですが、そこにも軽く触れられていたのでまぁ満足。
  • 古事記ゆる神様100図鑑
    ざっくりだけど、日本の神様のことが分かって面白かった。かわいいイラストで入りやすい。
    神社めぐりしたくなる。
  • なくしたものたちの国
    あったかいお話なのにちょっぴり怖かった。
    あーあるある!っていう心情と、そうだったらいいなぁが絶妙にマッチしている角田さんの文章。お話どれもおもしろかった。
    小さい時の思い出、ふと大人になって思い出すと子どもに戻れる。なくしたものたちの国があるのってすてきだな。
    ゆきちゃんの話がわからなくなるっての...続きを読む
  • なくしたものたちの国
    ほどよいファンタジー加減。切なさ。
    天国という考え方よりも、なくしたものたちの国はしっくりくる。
    今このタイミングで読んでよかった。
  • 古事記ゆる神様100図鑑
    日本の神様を手軽に知るのにぴったり!
    毎年初詣などで年に1回以上は神社に行くにも関わらず、「神様の御用人」シリーズを読んでいて、日本の神様について全く知識がないことに気づきました。
    本当は古事記などを読めればよいのですが、なかなか時間がとれないので、神社に参拝する前や後にこの本を手に取っています。