松尾たいこのレビュー一覧

  • なくしたものたちの国
    久しぶりに、あっと衝撃を受けた本。
    本を読んで涙が出たのはいつぶりかな。

    わたしも小さい頃から落し物したり、物をよく無くす。
    それに、
    大切にしていたペットや、大好きな人との別れ、
    これからくるであろう永遠の別れを想像しただけで
    本当に怖くて怖くて仕方がない。

    でも、この本にあるように
    なくした...続きを読む
  • なくしたものたちの国
    「忘れたっていいのよ」

    忘れたもの失くしたものは、無くなったんじゃなくて別のところに移動した。
    だったら忘れる事も失う事も怖くないや、って、おだやかなゆったりとした気持ちになれました。

    5年とちょっと前、精神病棟に入院していたとき読みました。患者仲間に(たしか伊坂幸太郎の)の本をもらってその御礼...続きを読む
  • 古事記ゆる神様100図鑑
    面白くて、ためになる古事記や古事記以外(日本書紀)の神様の図鑑です。本当に面白くて神社に行く時に「こんな神様がいるんだな~」と思いながらお参り出来ると実感出来ます。
  • なくしたものたちの国
    なんて素敵な本なんだろう。読むのがもったいないくらい。 やぎのゆきちゃん、お母さんのかんむり、だれかを好きだった思い、片方だけのピアス、木々の葉。みんな、なくなってなんかいなかった。わたしを待っていてくれたんだ。記憶はなくなるんじゃない、静かに、別の場所に移動していくだけ。温かい思いに包まれて、今の...続きを読む
  • なくしたものたちの国
    ヤギのゆきちゃんとおしゃべり,飼っていた猫のミケの記憶のある銃一郎との出会い,不倫相手の純丘さんと一緒におうむの大臣くんに言葉を教えることなどが,とても大切な時間としてあり,そしてまたそれが忘れられるとしてもまた出会うのだ.そっと日常に寄り添う不思議をさらりと書き進めて,とても愛おしい時間を過ごし,...続きを読む
  • なくしたものたちの国
    「なくす」にまつわる、とても不思議な短編連作。

    ナリちゃんは大人になるに従い、その時々で色々なモノをなくし、その度に不思議な経験をし考えていく。
    小さな頃、黙って持ち出したお母さんの大切なかんむりをなくしたり、男の人を好きになりすぎて自分自身をなくしたり……。

    でもそれはなくしたのではない。
    ...続きを読む
  • なくしたものたちの国
    幻想的で美しい描写が続いて、心が温まるのに少し怖い。最後のエピソードは、死のイメージ、天国のイメージがリアルに想像できて、生きること、そして死ぬことこういうことかもしれないと思った。主人公のナリコは真っ直ぐだけどたまに人生のレールから脱線したりして、とても共感できた。また読み返してみたい一冊。挿絵も...続きを読む
  • なくしたものたちの国
    懐かしくもあり、不思議な気分になりました
    1話と2話がとくに良かったです

    私も小さい頃の記憶はあまりありませんが、なくしたものたちの国にいてるのかな〜
  • なくしたものたちの国
    角田光代さんの本は、今までに「あなたに、大切な香りの記憶はありますか? 」と「空中庭園」の2冊しか読んだことがありませんが、この本は、それらとは全く違う印象を持ちました。簡単な言葉で表現すれば、不思議なファンタジックな感じです。主人公は8歳までは、トカゲや学校で飼っている山羊と話ができた。でも家で飼...続きを読む
  • 東京おとな日和
    ガツガツしていない感じ。
    日々の生活はていねい。
    でも、芯は通っている。
    自分styleがある。

    これぞ目指すところ。
    いろいろもやもやしてるときに「そうそう、こんな感じ」って言える生き方が描かれてる本でした。買ってよかった(^-^)
  • 東京おとな日和
    江國香織さんや角田光代さんの本の装丁を描いてる人、くらいしか知りませんでしたが、素敵な仕事ぶり、暮らしぶりが伺えるエッセイでした。

    ファッションやメイクなども参考になった。ご主人とも仲良く、大好きなんだな〜と羨ましくなりました。料理はご主人担当なんてホント素晴らしい(笑)

    仕事に誇りを持ち、楽し...続きを読む
  • Presents
    女が一生にもらうであろうプレゼントにまつわる短編12編。共感できるところがいっぱい。子どもが描いた家族の絵のエピソードがささった。
  • Presents
    びっくりした。もはや思い出せるはずがないと思っていた感情が急によみがえってボロボロ泣いた。

    もらったもの、してもらったことの短編集。時々、いい話だなーとは思うけどまぁそこまで心に残る感じではないかな、、と思いながら読み進めた。

    だけど最後の話になった時、年老いた女性が、夫の昔の浮気相手を思い浮か...続きを読む
  • Presents
    読みやすさ☆☆☆☆☆
    ちょうどいい長さの短編。
    読後感もいい。人生の中で出会う悲しみや辛さも、おくりものだと思える一冊。
    おすすめ度☆☆☆☆
    誰かに差し上げたくなるような、ほんのり温かい優しさを感じられる。
    読書が苦手なひとでも読みやすい文章表現。
    この本好き☆☆☆☆
    今回は全編通して「貰う側」を主...続きを読む
  • クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない! そんな私が、1年間洋服を買わないチャレンジをしてわかったこと
    そう。まさに。
    言う通り、、、、と、思い。迷ってたパーカー捨てる覚悟ができました、、、、、

    自分がすごい好きっていうのはおそらく4枚くらいで。残りは、まぁ好き、好きだった、着心地いい、そんなもんではないか?
    それが、もし、一枚もこれはすごい好きってのがないクローゼットは。死。

    とな。

    もしくは...続きを読む
  • Presents
    女性が一生のうちにもらう贈りもの。それがこの本のテーマです。
    表紙や挿絵を担当された、松尾たいこさんのあとがきを見てようやく気づいた。確かにそうだ。女性が産まれてから、亡くなるまでにもらうプレゼントの話なんだ。そんな短編が12話詰まった小説。角田光代さんの小説は比較的悲しく心が締め付けられるようなお...続きを読む
  • なくしたものたちの国
    忘れないようにしようと、ひとつひとつのものや景色や人に触れて私は思う。別の場所で、違う姿で、違うかたちで、違ういのちのありようで出会ったときに、思い出せるように、忘れないようにしよう。愛した人たち、愛したものたち、どうか忘れませんように。忘れてもいいのよと、耳元でおだやかな風のようにだれかが言う。そ...続きを読む
  • なくしたものたちの国
    主人公ナリコの一生が、5つの短編で描かれている。

    不思議で甘酸っぱくてやさしい世界感でありながら、『死』というものを考えさせられた。

    命あるものはいつか死ぬ。そしてまた生まれる?
    『いま』を大切に生きよう、愛そうと思えた。
  • Presents
    贈り物がテーマの短編集

    贈り物は物品だけでなく、名前、体験、経験、記憶などの場合も

    両親がつけた自分の名前、ランドセルの象徴するもの、引っ越しのときに母親が買ってくれた鍋セット、友人たちの手作りヴェール、子供の書いた絵、家族の作ってくれた料理 等々

    贈り物の他にも、親子や夫婦など家族も共通点な...続きを読む
  • クローゼットがはちきれそうなのに着る服がない! そんな私が、1年間洋服を買わないチャレンジをしてわかったこと
    はじめは、洋服を買わないチャレンジの仕方や著者の松尾さんがその期間に思ったことについて書かれていきます。
    まずは、100日、そのあと1年。
    後半につれて著者の好きな物、ワクワクするものに確立していき、その商品を紹介されてたりします。最後に本なども。こちらも見てみようかなと思います。

    私も洋服が多い...続きを読む