岡崎武志のレビュー一覧

  • 古本で見る昭和の生活 ──ご家庭にあった本

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    古本収集家の著者が昭和初期の古本を通して
    当時の生活スタイルや
    著名人のルーツなどを読み取ります。

    全く知らない文化人も紹介されていますが、
    著者の古本から得る知識は、まさに一を知って
    十を知る力と言っていいと思います。

    そんな新たな知識を得るにはうってつけの一冊です。

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    2019年08月20日
  • 蔵書の苦しみ

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    "本好きの悩み事、蔵書をどう取り扱うか?に挑んだのが本書。
    本との格闘をいろいろな先人のつわものを訪ねて解き明かす。
    理想の書棚への志望と憧れ。"

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    2018年10月28日
  • 古本で見る昭和の生活 ──ご家庭にあった本

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    ネタバレ

    「ご家庭にあった本 古本で見る昭和の生活」(2012年)の文庫化。一冊の古書を取り上げたコラムをまとまたもので,その本が出版された当時の様子が分かりやすく描かれるとともに,関連書籍の情報,著者の蘊蓄も盛り込んでいて楽しく読める一冊。

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    2018年03月18日
  • 古本道入門 買うたのしみ、売るよろこび

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    古書についての初歩的教科書として分かりやすいかも。神保町界隈の話は分かるものが多いのですが,知らないことも多く不勉強を恥じます。

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    2017年10月15日
  • ここが私の東京

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    東京で暮らしはじめた時の、高揚と緊張は“私”を初心にかえらせる―古本めぐり40年、上京27年目の著者が、本と街を歩いて辿った作家たちの原点。上京する文學2―あの人の「上京&東京」物語。

    著者自身の東京物語が読ませる。

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    2016年05月30日
  • 蔵書の苦しみ

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    タイトルに惹かれ、読み始めたけど、とても同感できる部分がたくさん。どんどん落ち始めている自分の周りの本たちをつい見てしまった。

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    2015年04月06日
  • 読書の腕前

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    書評家である作者の読書への考え方、古本への愛情、いかに読書好き人間が成長してきたか、等が語られるエッセイです。
    とくに第1章の、「不便で」「時間を一瞬止めるメディア」で「孤独なんかこわくない」本への愛情は、本好きにはうなずける部分が多いかも。
    何か一つの興味から芋づる式に読書の幅を広げていく作者の姿、共感できるなぁ。

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    2019年12月16日
  • 蔵書の苦しみ

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    文筆業という職業柄もあいまって、多数の蔵書を誇りせっかくの自宅地下室の書庫も迷宮状態の著者が書く、「蔵書論」。

    著者自身があとがきで書いているように、本書は「蔵書の苦しみ」をさんざん味わいながらも、いつまで経っても蔵書との本格的な別れの道を選ぶことができない自分自身への言い聞かせの書でもある。

    本が家を破壊する、保管には金がかかる、火事で燃えてしまっても平然としている蔵書家もいる、多すぎる蔵書はかえって機能的でない・・・
    などなど、蔵書が多すぎることのデメリットを、様々な実例を引きながら面白おかしく書き連ねているが、

    結局のところ、本書執筆時点で著者が処分できた本は全体の5~7%くらいで

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    2014年04月29日
  • 蔵書の苦しみ

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    集める本の数がものすごい。
    すごい話がたくさん出てくる。

    夢中になれるものを持つってうらやましいなあと思うが、大変そう…

    私はそんなに本自体には愛着はないなあ。
    電子書籍より紙の本の方が好きだけど。

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    2015年09月21日
  • 蔵書の苦しみ

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    人ごととは思えない。結局のところ本を処理する方法はひとり古本市しかないということであろう。しかしいろいろな人の助けで古本市を開いても結局本棚10棚分しか処分できないということはかなしいことである。
     自炊かKindlしかないということか。

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    2013年11月03日
  • 蔵書の苦しみ

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    本の整理には悩まされているが、世の中にはもっと凄い人がいるものだわと安心できる。それではいけないのだが…
    気に入ったのは以下の一文。
    「三度、四度と読み返せる本を一冊でも多く持っている人が真の読書家(P163)」

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    2013年11月02日
  • 蔵書の苦しみ

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    蔵書には、本を買う楽しみ、読む楽しみ、愛でる楽しみ、
    分類整理する楽しみ、売る楽しみ他いろいろあることが分かります。

    その楽しみ優先順位をつけて実践する過程で
    楽しみが苦しみに変わっていくのかも。
    まあ、本につぶされちゃったらお終いなのですが。

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    2013年10月17日
  • 蔵書の苦しみ

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    電子書籍が普及し始めたとき、これで本棚がすっきりすると安堵した覚えがあるが、結果はさらに紙の本が加速度的に増えてしまった。やっぱり紙の本のほうがずっといいですね。漫画は元々紙質も悪いし、無駄にかさばるので、電子書籍で買っている。

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    2013年10月14日
  • 蔵書の苦しみ

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    2万冊超の本に苦しみ続けている著者が、格闘の果てに
    至った蔵書の理想とは?
    ・蔵書は健全で賢明でなければならない
    ・多すぎる本は知的生産の妨げ
    ・本棚は書斎を堕落させる
    ・自分の血肉と化した500冊があればいい
    ・机のまわりに積んだ本こそ活きる
    など14個の教訓。

    面白い。嗜好は異なるもの相通じるものがある。
    蔵書の苦しみは、のろけでもある。同病相哀れむ、愛書家
    にはのろけ話を聞きながらあるあると楽しめる本である。

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    2013年07月23日
  • 読書の腕前

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    「ツン読」が許される住居スペースがほしい!!

    「本はこう読め」的な押しつけがましさがない素敵な文章。
    下鴨神社の古本祭り。私も今年念願かなって訪れることができました。著者岡崎さんが関西で育った背景。自分の経験とシェアする部分があって頷きながら楽しく読めるツボがたくさんありました。

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    2011年08月13日
  • 読書の腕前

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    「ときに、本それ自体を読むより、本について書かれた本のほうがおもしろいくらいだ」と本書にかかれているが、まさに本書はそんな本。読書好きには、そうそうと思える箇所が随所に発見できて楽しい。しかもそれだけでなく、岡崎さんの文章自体楽しい。じっくりと楽しみながら読める本。

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    2010年11月01日
  • 読書の腕前

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    本がたくさん読みたい!
    たくさん買いたい!
    いまのところは、本屋に行くと、興味はあるけど知識のつながらない本ばかり。もっともっとフックを増やしたい。

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    2010年08月17日
  • 読書の腕前

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    [ 内容 ]
    読書しない人生は、書~もない人生―“空気のように本を吸う男”の体験的読書論。

    [ 目次 ]
    第1章 本は積んで、破って、歩きながら読むもの
    第2章 ベストセラーは十年後、二十年後に読んだほうがおもしろい
    第3章 年に三千冊増えていく本との闘い
    第4章 私の「ブ」攻略法
    第5章 旅もテレビも読書の栄養
    第6章 国語の教科書は文学のアンソロジー
    第7章 蔵書のなかから「蔵出し」おすすめ本

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後

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    2010年06月29日
  • 読書の腕前

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    書評家による本の読み方、付き合い方。
    本との付き合い方の参考に読んでみたが、本を読むことを生業にする人と、趣味で読む人では考え方が違うかもしれない。だいたい年間三千冊増えていく本をどう処分するかなんて書評家だけの悩みであって、普通の人はそれだけ買う財力も読む時間もないのであまり参考にならない部分もある。書評家の読書生活はどんなものかという視点で読めば良いと思います。

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    2010年07月02日
  • 読書の腕前

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    はぁー面白かった。

    年に3000冊もの古本を購入し、毎日、古本屋をパトロールし、仕事も読書、趣味も読書・・・読書家として神の域に達しているといっても過言じゃないかもしれない岡崎氏の著作。

    読書術を指南するというより、読書と、本への愛情があふれんばかりのエッセイで、読み出したら止まらないくらい面白い。
    (Ex.古本屋でいかにして本を発掘するか、読書にどのようにのめりこんでいったかなどなど)
    読書好きにはたまりません!!

    ぐさっとささるような文章も多かったです。特に↓は不覚にもじーんとしました。じーんと。

    「読書に費やしたこれまでの膨大な時間を、もっと別の有意義なものに置き換えられなかった

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    2010年03月21日