黄文雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久々に読んだけど面白かった
面白い本は色々視野がひろがった後に久々に読むと、新たな発見がある
これがたまらない
この本は日本が侵略し植民地にしたといわれる「三大植民地」台湾・朝鮮・満洲について検証している本
そしてそれだけじゃなく、そもそも植民地とはどういうものか、我々は視野搾取で植民地を語ってないか一般的な植民地論を批判する論考も含まれている
近代化をとげた荒涼の島台湾、第二の文明開化を迎えた台湾
民力超えた朝鮮半島の近代的国造り
辺境の地・満州の王道楽土建設、近代アジアの夢だった満州国
植民において重要なのは理念の輸出、伝播だと思う
これを日本は台湾・朝鮮・満洲で果たした
残酷な刑罰を廃止、残酷な裁判を廃止、他者の尊重、法の下の平等、法治主義、言論の自由
搾取と奴隷支配の植民地主義という負の面でしか語られないが、これらの理念を旧植民地国は捨てたのだろうか
独裁国と化した国以外では、これらの理念のもとに国家運営してるはずだ
どれだけ旧宗主国を憎もうと理念は捨てられない
植民地主義の遺産として宗主国が建てたインフラがあるが、理念の伝播もあるのである
9章、植民地主義vs社会主義ではこのことが述べられている
さらに、そもそも植民地として非難されるのがいつも欧米か日本の植民地主義だけに限定されるのはなぜか、と著者は問うている
たとえばトルコ民族の騎馬移動も、イスラム教徒の征服も、マレーポリネシア人の海洋移動が植民地主義の研究の対象にならないのはなぜだろうか
またロシアのカフカース・中央アジア・極東アジアの征服が植民地主義として語られることもまずない
大航海時代に西洋は次々植民地を獲得していったが、ロシア帝国と清の領土拡張もこれと同時並行で起きていたのに、なぜか植民地の領土拡大として語られるのは西洋だけである
ソ連のバルト三国侵略、モンゴル侵略、中共のチベット、ウイグル、モンゴル、満洲が植民地獲得として語られることもない
同じ領土拡大でも欧米日は侵略、社会主義国がやれば発展や統一などと言われ許容される
この歴史学者のダブルスタンダードが不誠実であると著者は指摘している
その通りだと思う
この本をここまで読めば、実際に新領土を発展させ遺産を残したのは欧米日の植民地主義だと分かる
社会主義のユートピア思想は占領地に貧困と荒廃と分断と憎しみとテロリスト以外何も残さなかった
現地の伝統文化を一掃し、道徳を破壊してしまった
さらに、人権思想や自由の理念を欧州の植民地支配の思想として捨てるという愚を犯した
アフリカが発展しないのは宗主国の搾取のせいというより、社会主義を導入し全体主義独裁が主催する人権無視の無謀な計画経済のせいだ
中東でイエメンだけが貧困と分断に喘いでいるのも、南イエメンがかつて社会主義を導入し国を破壊しつくしたからだ
日本は台湾・朝鮮・満洲と中国の一部に自由の理念と人権思想を伝播させた
満洲国には人権保障法という人権を擁護する法律があったことはほとんどの人が知らないだろう
これは人権意識など皆無だった盗賊やマフィアが跋扈する辺境の地には是非とも必要なものだった
この自由と人権を今潰して回ってるのが中共と北朝鮮とロシアである(韓国政府も日本の植民地支配を蛇蝎のごとく嫌っているがこれらの理念を捨てることは出来ていない)
人権面でも自由でも満州国にはるかに劣る人権弾圧政権中共が満洲国を植民地の傀儡とほざくのは、日本に対する侮辱というより、自由という理念への侮辱として腹が立つ
中共がなぜ(言論の)自由を弾圧するかというと批判されるのが怖くて怖くてしかたがないからだ
何しろ中共こそ中国人や少数民族を合計数千万人単位で虐殺した張本人であり、言論の自由を認めることは共産党そのものに対する死刑宣告となる
国内でどれだけ弾圧しても他国から批判されるので侵略して潰す
満洲を潰し香港を潰した
次は台湾と沖縄を狙っている
もうここまで考えたら自分は別に日本にこだわっていない
この自由を執拗に潰そうとする独裁国の執念こそ我々が認識しておく事実であって、日本の名誉のために反論しなければいけないということは第一の理由ではない
むしろこの事実を領土的野心という皮で覆い隠しているんだと思う
こういうことを久々に読んだら考えさせられた
これだから面白い書籍はたまらない -
購入済み
雑感
深くアジア、特に中国、韓国の歴史に根ざした日本との関わりを客観的に分析し、公平に論破された作品に敬意を表するとともに、自国の歴史認識を主張出来ない日本に怒りと失望を感じます。
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Posted by ブクログ
黄 文雄さんは、台湾人で日本在住の評論家です。
本書の内容は、かなり過激な内容になっていますから、人によっては好き嫌いが二分するのではないかと思い、あえてフリートークでの投稿にしました。
先日、YouTubeでラジオ録音がアップされていて、その中でタレントの武田鉄矢さんは、著者を絶賛してしておられました。内容に過激さが窺えるけれども、全て確かな文献を参考に書かれているからぶれがなく真実味があり信用できるとおっしゃられていました。
台湾人故本人は、第三者的な立場に立って本書を執筆しているそうです。だから、韓国及び日本の恥部までもあからさまに書かれていました。
巻末の「おわりに」の中で、「日本人がしっかりと歴史の真実を知り、事実と異なることに対して毅然とした態度で反論する、そうした態度こそが、これからの日韓関係にとって非常に重要なのだと考えています。」と述べられていたことが印象的でした。もし、興味のある方はご一読されても損はないと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本がどこまで信頼できるのかは、わからないが、ほとんどを信じるならば、衝撃的な本だった。ところどころ、論理的でなく感情的に描かれたであろう記述もあり、そういうところは、必死で伝えたいのだろう、という筆者の気持ちの表れのようにかんじた。
この本の、病的な懐古主義について記述されているところが、特に気になった。はるか昔に書かれた「五経」を信じるあまり、それを批判する精神を喪失させ合理主義精神を失わせ、権威に対する懐疑と犯行の精神を失わせると共に、古代社会とその政治制度に対する情景の心情を生み、現体制を維持する保守主義精神を育む。そして、その保守主義精神は、過去を理想化してたたえる思惟方式となり、それは現在と未来に対する堕落と退廃の観念を生み、悲観的、未来否定の思想となっていく。これが、中華文明の没落と衰亡を決定づけるのだ。と、書いてあったが、この論理には非常に驚かされ、また、すごく納得できてしまった。このような精神を中国人が持っているからこそ、「従軍慰安婦問題」だったり、最近の「尖閣諸島問題」が生じてしまうのだろうと思った。
さらに、驚いたことは、中華思想が多義的なことだった。そういわれてみれば、だからこそ、中国の自己中心的な考え方・その場その場でしか取り繕えないような主義・主張を掲げる根拠となるのかな、と考えさせられた。
ただ、筆者が台湾の出身だからか(?)中国を徹底的に批判しており、その点は、いかがなものかとは思った。 -
Posted by ブクログ
昨今になってやっとこさ日本人においても、中国人の恐ろしさが、現実問題として認識されてきたものであるが、この本は台湾人である著書が平成24年に著したものであるものの、現代における中国人の捉え方としても、遜色ないものとして納得できるものであろう。
中国人が自己中心的で、他者を蔑視するのは、彼らが、歴史を自身こそが正統として形成してきたことを考慮するに、まさにその血肉に染み込まれていることは、皮肉なことに彼ら自身が、証明しているようにも思えてきた。
そういう民族であることを、隣国である日本として認識しなければ、既に戦争するまでもなく侵食されつつあることに懸念せざるを得ない。
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Posted by ブクログ
朝鮮半島の文化歴史について知りたくて読書。
タイトル通り、痛烈な韓国批判本。それを踏まえて読むといい。
韓国と北朝鮮に共通するファンタジー史観はどこから来るのか。さらに特に韓国で強いウリジナル発想はなぜ生まれて恥ずかしげもなくこんなトンデモな論を口にできるのか。
本書を読むと朝鮮半島の歴史に悲哀と同情を覚えてしまう。しかし、何人たりとも過去は変えることはできない。ファンタジーにする必要もない。
常々思うのが現代韓国は過去の歴史を振り返ると朝鮮半島の国家史上もっとも発展を遂げている。これだけでも十分誇れると思うのだが、コンプレックスの裏返しと考えられる言動、現象が後を絶たないのが残念でならない。
日本は人の振り見て我が振り直せで反面教師にする一方で、冷静に客観的に韓国や北朝鮮を学び、現実的な付き合い方を確立していくべきだと思う。
後半の売春立国の下りが興味深い。2012年の朝鮮日報によると風俗産業が占めるDGP比は10%。韓国国内機関、メディアの統計なので、実際は1.5倍とか2倍かもしれない。
現在は日米で合わせて10万人の韓国人売春婦がいると推測される、(p157)
風俗嬢は約189万人にのぼり、少なくても韓国の女性の9人に1人は売春婦か売春関係者ということになる。(p160)
さて、日本はどうなんだろうと調べてみたくなった。
読書時間:約55分 -
Posted by ブクログ
タイトルは挑戦的過ぎて、あまり良いとは思わない。戦争が正しいというのはやっぱり引っかかる。どこがどう変わったって、たくさんの人たちが死ぬのだ。
それでも言いたいことはわかる。
常々考えるのだが、じゃあ、あの時期あの環境でどうすることが正解だというのだ。その検証をしないと、同じ状況が起きた時に、より良い選択ができるのか。
つまるところ、日本だけが頭を下げ続ける必要は全くなく、むしろ、他国とはかなり違う目的で戦ったのであり、それが西欧列強には受け入れられなかった、有色が白いのに対等に向き合えると突きつけられた、そういう面を敢えて取り上げない。
間違っていたのは、戦争に負けたことだけ。
普段から頭をよぎる言葉と同じだった。(2018.1.28)
再読。
「正しい」というのはやっぱり気になるが、相対的にそうであったと思う。少なくとも、文句言っとる奴らは、そんな権利も実態もない国ばかり。
日中戦争は事実上一年半程度で、後はほぼ、そっちの内戦つうか、足の引っ張り合いに巻き込まれてたっていう一文を見落としていた。 -
Posted by ブクログ
面白かった。中国が「わかる」。
中国の詐に対して日本の誠。
近現代戦争の真の原因は、中国人の夷狄視による懲罰戦争。殺し合いこそ中国の本質。中国だけは「侵略」がない。それは教化であったり、そもそも天下あまねく天子のものであるから、侵略などありえない。天子は天より天下を授かった唯一のものであるから、人心や民意など関係ない。縛られることもない。天命が変われば易姓革命が起きる。
詰まるところ匪賊による略奪、暴力の歴史を正当化しているだけだ。
古典すら偽書。
もっぱら古典曲解と文書偽造に頼る領土主張、欲しいものを全て手に入れるための情報操作。
心は野蛮人のまま。力しか、信じない。
極端に世俗化した民族で、物欲最高道徳最低。
南シナ海が古来より中国の領土だというが、そもそも海を嫌気してきた民族なので、海なんぞ出たこともない。
なぜこういう「国」になったかの考察、日本がどうやって向き合うのか、そこでの間違った「平和主義」の問題などにも触れている。