真柴真のレビュー一覧
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「夢喰見聞」の真柴真の新シリーズね。見聞に比べ最初からギャグ要素も満載感です。今回は学園系ゴシックファンタジー。ってその自分的分類が最早わけわかんねーよ!・・・まぁようするにアレだ。アレ。学校で、ゴスな衣装多めで、ファンタジーなんだ。多分。
主人公がね、作品世界の中での異世界からぽろーんと出てきた人間で、主人公を捕獲した先生の命令で、こっちの世界とあっちの世界のリンクしている不安要素を修復する話です。
先生が電波でどSで、時間制限もうけられるんだけど、いっつも制限ギリに主人公がプッツンして、普段の明るく温厚な性格から考えられないイブシンジを露呈、それが逆に功を奏し解決、という流れっす。 -
Posted by ブクログ
悪夢を食べる”獏”の物語です。
ほぼ一話完結で、獏が悪夢を解決して完結です。解決と言っても、ハッピーもアンハッピーもあります。
マンネリ化しそうな気がしますが、そんな完結をしつつも、ちょっとずつ主要キャラが増えて行って、ちょっとずつお話は進みます。
一二三が最初登場した時は、物語にいらないんじゃないかと思っていました。平坦になって来た物語のエッセンスとして登場した程度に解釈していました。妄鏡堂もです。
妄鏡堂は、この夢喰が描かれる前に描かれた、いわば夢喰のプロトタイプです。
それが、夢喰にまるっと登場した時は、いよいよネタ切れかと思いました。
が、それらもきちんと物語に大切なもので、なんだかん -
Posted by ブクログ
三巻の雛の事件の結末から新たに事件が起こり、1-A全体に蝕が伝染していく。キャラクターそれぞれの話が終わり、その纏めとしての風紀委員編とも言える話が展開される。
雛の事件がきっかけで同時多発的に全員に蝕が起きた時、スクリーンの向こう側でも同じように問題を抱えてしまう。初めはミカゲ一人に罪があると責められるが、だんだん和解し、水溜を救出するという一つのことに向かっていく姿は学園モノ鉄板。馴れ合いが過ぎる気もするが、風紀委員の不正を暴き、水溜を助けるために一丸となっていく。
「関係を持った」という話になった時に若干話が飲み込めなかったが、そう思えるほど演出はあっさりしていてシロな気で物語を読めてし -
Posted by ブクログ
一巻で解決した二つの宿題。三つ目の宿題が解決したと思われたが、解決したということがきっかけで四つ目の宿題が生まれてしまう。
よく喋るキャラクター達のおかげで、非常に分かりやすく物語が進む。黒ミカゲによる解説も非常に分かりやすい。
「部屋に隠されていた女性」、「脱走しようと声をかける少年」と新たに登場する人物には秘密があるらしく、一巻のようなクエストクリア型の展開ではなく物語が大きく動き出したように感じる。やや誇張して描かれていたのは、誇張ではなく本当に「ちょっと変」なクラスメイトだったのか。本の最後に口調の変わったユイカイが現れる引きには次を楽しみにせざるを得ないと思わせた。
ただの学園×ファ -
Posted by ブクログ
校舎で倒れていた記憶喪失の少年・ミカゲを見つけた生物教員のクギウチはそのまま彼を学園に置くことに決める。何からなにまで世話をしてもらう代わりに、転入することになった1−Aで問題が起きると宿題が言い渡される。
「制限時間は四時間。二人の友情を取り戻さないと約300人が命を落とす」
スクリーンの中の現実と同じ姿・名前の登場人物たちが異世界で動いている。彼らは現実で不和が生じると異世界の住民の多くが死んでしまう事態へと発展してしまう。制限時間以内にうまく解決できるのか。
学園で繰り広げられる物語の中に、「スクリーンの中から来た少年・ミカゲ」と「現実に似た人物が動く異世界」によってファンタジーのよう