宇都宮徹壱のレビュー一覧
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2008年この本のに出版された地域リーグでJを目指すチームの現状を描く宇都宮徹壱氏のルポ。
北海道から九州までの各地域リーグから1チームずつを実際にクラブの元へ足を運んでの取材することで、Jリーグ百年構想の光と影を見つめなおす。
2012年になりJ1・J2併せて40チームとなりJ2とJFLの入れ替え制度が導入された。また2014年にはJ3が開始されることも決定した。そんな国内サッカーの構造が大変革を遂げている今だからこそ、地域リーグからJを目指してクラブチームが群雄割拠し、一丸となってJを目指していたこの時代を振り返ってみようと本書を手にとった。
本書の構成は北海道から九州までの地域リーグ -
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Posted by ブクログ
松本山雅というクラブを意識しだしたのは
いつくらいからなんだろう。
同じ著者の「股旅フットボール」を
読んだあたりだと思うんだけど
実際に初めて山雅の試合を見たのは
2008年の天皇杯、神戸戦。
当時、北信越リーグのくせに
ウイングスタジアムのアウェイゴール裏に
1000人近くのサポーターが集まってたのが印象的。
で、昨年の「クラシコ」とか、
松田直樹の件とか、
アルビレックスがやっちゃった件とか、
J2昇格とか、(ここまでが本の中身)
ソリさん&野澤入団とか、
個人的にはいろいろ突いてくるクラブのひとつ。
で、この本。
数名の知人wが
登場(おもに、というかすべて8章w)することも -
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Posted by ブクログ
どこも大変なのではあるが、社会人チームの大変さは、ちょっと特異ではないだろうか。
社会人チームの選手たちの多くは、普段は普通に仕事をし、シーズン中は土日に試合がある。職場で頑張り、絞られたりつきあいがあったりしながらも、帰ると走りトレーニングをして、終末に向けてコンディションを整える。交通費その他いろいろ自腹、誰のサポートがあるわけでもなく、怪我をすれば仕事にマイナスになることだってある。
本当に、好きでなければ出来ない…と、思う。好きだから、悪条件をなんとか乗り超えて、週末のピッチに立っている。
これは、松本山雅、松田直樹の物語であり、そしてそんな日本中の社会人サッカー小僧への応援でも -
Posted by ブクログ
ネタバレジャイアントキリングという魅力的な勝利を天皇杯の舞台で何度も見せてくれている松本山雅FC。
本書は当初、松田直樹というワールドカップ経験者が、JFLを舞台に、何を感じ、どんなプレーを魅せ、どんな影響をチームに与えるのかを主軸にして、山雅の魅力を描くことが目的だったようです。
しかし、ご存知のとおり、松田直樹は一年前、練習中に倒れこみ、亡き人となってしまいましたので、松田直樹を回想し追悼するような印象が強い作品になっています。
それでも、JFL時代からホームゲームの入場者数が7000人を超すほどに地域の住民に愛されている山雅の魅力を随所で感じることができました。
この本を読んでいたら、地域リーグ -
Posted by ブクログ
2011/2/26 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
2011/3/18〜3/25
宇都宮さんは下部リーグからWカップまで幅広く取材しているサッカージャーナリスト・写真家。本書は今回のワールドカップ期間中にスポーツナビに連載されていたコラムをまとめたもの。早いものであれからもうすぐ一年になる(ということは次のワールドカップまで3年だ)。大会前は不振を極めた我らが代表チームが力強く勝ち進む様、ワールドカップを主催する南アフリカの人々、アフリカの人々の躍動ぶり、各国サポーターの動向など生で見ないとわからないことが満載。ああ、行きたかったなぁ。 -
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2010年に行われた南アフリカでのサッカーW杯の観戦記。
先週の金曜日、6月4日から2014年にブラジルで開催されるW杯のアジア最終予選が始まった。日本は1・2次予選を免除され、3次予選からの登場だったけれども、それでも3次予選が始まったのは去年のことであり、ということは、南アフリカでのW杯の翌年のことになる。サッカーのW杯は4年に1度の大会で、間合いが長いように感じるけれども、こうして予選から考えてみると、ずっとW杯はやっている、という風にも考えられる。
2002年の日韓W杯、2006年のドイツW杯は現地に観戦に出かけた。2002年は韓国で、スペイン対パラグアイという、今から考えるとけっ