宇都宮徹壱のレビュー一覧

  • 異端のチェアマン 村井満、Jリーグ再建の真実(集英社インターナショナル)

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    もはや懐かしさも漂い始めるコロナ禍のJリーグの裏側が垣間見えた。しかし何より、ビジネスパーソンとして、リーダーとしての側面をありありと描写してくれている点が良かった。私はチョロいので影響を受けて実に仕事へのモチベーションが高まってしまった。宇都宮さんはあとがきで「ごっつぁん状態」「業界の迂闊さ」といっているが、宇都宮さんだから書けたという部分はかなりあると思う。

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    2025年05月02日
  • 異端のチェアマン 村井満、Jリーグ再建の真実(集英社インターナショナル)

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    同じ浦和レッズサポーターとして村井さんのことを
    誤解していたが、Jリーグに対して見えないところで、すごい貢献をされていたということがよくわかった。村井さんがバドミントン協会の会長になられ、浦和レッズのサポーターに戻れない日々が続いているのかと思ったら残念でならないです。

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    2025年02月20日
  • 異端のチェアマン 村井満、Jリーグ再建の真実(集英社インターナショナル)

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    元Jリーグチェアマンの任期に起きた出来事を詳細に描いた一冊。
    自分が普段見ているJリーグ。チームについて情報を得ることはあるけど、運営する側のJリーグ自体に思いを巡らす機会はあまりなかった様に思う。
    例えば、秋春制の議論や昇降格のチーム数の話など、決まった決定や議論に対して意見を持つことはあれどそれを決めている側がどういう思いや行動を持って決めているかなど考えたこともなかった。(そういう人がいる事は理解してますが)
    村井さんの任期中にはDAZNの話やコロナ対応など未曾有の転換点を迎えている。今当たり前に楽しませてもらってるJリーグは当たり前だけど、それに関わり決断してきた方のおかげで成り立って

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    2024年10月17日
  • 異端のチェアマン 村井満、Jリーグ再建の真実(集英社インターナショナル)

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    面白かった。村井さんの軌跡としても、Jリーグとしての軌跡としても。違った種類の危機管理をどうクリアしてきたのか。パーソナリティの問題かもしれないが、こういう能力はどうやったら身につくのだろうか。

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    2024年02月23日
  • フットボール風土記

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    主にJFLや地域リーグにフォーカスを当てている。新進気鋭のクラブから廃部寸前の企業クラブまで、様々なカラーを持つクラブがあり、興味が増した。FC今治での岡田武史の挑戦はいつ読んでも面白いし、コバルトーレ女川の復興と共に歩んだストーリーも興味深かった。筆者の言う通りマネタイズが難しいジャンルではあるもののそのドラマはJ1よりも深みがあると思う。是非このような力作を残し続けてほしい。

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    2023年05月07日
  • 前だけを見る力 失明危機に陥った僕が世界一に挑む理由

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    ネタバレ

    松本光平選手がたどってきた道は、失明危機に陥ったことに隠れてささいなことにも見えるけれど、一つひとつの事象を取り上げて積み重ねると、あの山中幸盛(鹿介)も顔を曇らせるくらいの艱難辛苦の連続だ。それでいて、この明るさ……。

    読みながら「オレ、無理っす」と、たじろぎそうになる。それでいて前向きな読後感を得られるのは、「しなやかなメンタリティ」というワード。「鋼のメンタリティ」だなんて、ふつうの人にとってはハードル高いけど、「しなやか」であれば、なんか自分にもできそうな気にさせられる。でも実際には、「鋼」よりも難しいのかもしれないんだろうなあ。

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    2022年05月03日
  • サッカーおくのほそ道 Jリーグを目指すクラブ 目指さないクラブ

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    日本全国のサッカークラブの試合を観戦したり、クラブを取材したりした記録。取材した時点でJリーグに所属していたクラブは記録対象とはなっておらず、JFL以下のカテゴリーで戦っているクラブが対象となっている。
    2つ感じたことがある。
    1つは、サッカークラブが地域リーグからJリーグのクラブになることの難しさである。時間とお金と関係者の懸命で賢明な努力と、そして運がなければならない。この本に紹介されているクラブの多くは、もともとは都道府県リーグからスタートしている。県リーグ、地域リーグ、JFL。県リーグや地域リーグは2部制や3部制になっているケースが多いので、県リーグの一番下から始めたサッカークラブは、

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    2021年11月08日
  • フットボール風土記

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    私はサラリーマンであるが、若い頃に、所属している会社のサッカー同好会に籍を置いていたことがある。私自身は上手い選手とは言えない。というか、私ばかりではなく、籍を置いているほとんどの者が、学生時代にサッカーをやっていて、会社に入っても好きなサッカーをやりたいという気持ちで同好会に入ってきている。本気でやっている企業のサッカー部とは異なる。練習はない。その地域のサッカーリーグに加入したり、天皇杯の予選に参加したり、要するに時々試合を楽しみ、更には試合の後の飲み会を楽しむという同好会であった。我々自身は、平日は仕事と飲み会で不摂生を続けているわけで、学生時代、それなりに体育会等で頑張ってやってきた連

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    2021年10月24日
  • フットボール風土記

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    Jリーグだけがサッカーではない。色々なチームがそれぞれの目標に向かってボールを蹴る。面白いですよね。早くスタジアムに見に行きたいです。

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    2021年09月27日
  • サッカーおくのほそ道 Jリーグを目指すクラブ 目指さないクラブ

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    この本を2021年になって読むと、状況が色々と変わっていることがよく分かる。宇都宮さんの分析や予想、あるいは当時触れられていた状況が当たっているもの、変化しているもの様々であるが、一定の時期に一定の見識を持った作家さんが全国各地のサッカークラブの状況を書き残していることの価値は非常に大きい。こういう本がしっかりと語り継がれて残っていくことが、日本におけるサッカー・スポーツ文化の発展に不可欠だと思う。

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    2021年07月27日
  • サッカーおくのほそ道 Jリーグを目指すクラブ 目指さないクラブ

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     サッカーだけではなく、追いかけるチームは、全国にある。
     ただ、それを温かく愛情あふれる視線で眺めてくれる人は、そんなに多くはないかもしれない。

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    2017年01月03日
  • サッカーおくのほそ道 Jリーグを目指すクラブ 目指さないクラブ

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    宇都宮さんの新刊、待ってました!


    「股旅フットボール」もすごい好きだけど、


    こうやって丹念にJFLより下のカテゴリーにいる


    サッカーチームやその地域の人々を取材し


    そこに今あるサッカーを僕たちに教えてくれます。


    J1やJ2の華やかな場でのサッカーばかり見ている自分にとっても


    すっごく考えさせられる内容です。





    Jリーグを目指すクラブ、目指さないクラブ


    それぞれに多かれ少なかれのサポーターがいて


    サッカーとともにある日常がある。


    選手たちもそれぞれのモチベーションを持って、


    自分の人生とサッカーとを考えながら過ごしている。





    全国に本当に自

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    2016年12月05日
  • サッカーおくのほそ道 Jリーグを目指すクラブ 目指さないクラブ

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    それぞれのクラブ、それぞれのストーリーを噛み締めながら読んだ。徹壱さんの集大成(国内版)なんだろうな。
    「いまそこにあるサッカーを愛せ」
    改めて、とてつもなく深い言葉だ。

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    2016年11月21日
  • 松本山雅劇場 松田直樹がいたシーズン

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    著書はサッカーが大好きな選手たちとサポーターの物語です。1試合に1万人の観客動員を誇る松本の熱い思いが伝わってきます。数年後にはぜひJ1に昇格して欲しいものです。故松田選手も願っているでしょう。

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    2015年02月18日
  • 松本山雅劇場 松田直樹がいたシーズン

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    このチームが、来季の2015年シーズンからJ1に上がります。ということで、記念に読んでみました。

    松本という都市、アルウィンというスタジアム、愛されるチームというのは様々なマスコミでも騒がれてはいましたが、やはり1冊読むと、そのストーリー、チームの成長には驚かされます。

    サッカーチームの成長に興味がある人は、お勧めです。

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    2015年02月15日
  • 松本山雅劇場 松田直樹がいたシーズン

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    じっくりゆっくり時間をかけて読んだ本。

    昨年度、大阪の万博競技場でガンバ大阪VS松本山雅の試合を見た。
    試合結果は1-0でガンバ大阪の勝利。しかし試合内容はガンバがほとんどの時間においてボールを支配しているにも関わらず、山雅が根気のある守備をし、ゴールネットを揺らした1点は山雅のオウンゴールであった。試合後、負けたはずの山雅のサポーターたちは大声援のチャントで選手を迎えた。「ガンバのイレブンにゴールを決めさせなかった!よくやった!いい試合だった!」と、わたしにはそう聞こえた。「遠くから応援に来たのにも関わらず負けてしまったのに?なぜ?」とわたしの心の奥に何かが引っかかった。長い前置きになって

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    2014年01月29日
  • 松本山雅劇場 松田直樹がいたシーズン

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     けれど思う。Jだけでは無いと。
     私たちの国には、様々な競技の、多様なカテゴリーのリーグやゲームがあると。
     それにしても思う。フットボールのリーグの取材者として、宇都宮徹壱という稀代の書き手がいることの幸いを。

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    2013年07月01日
  • 股旅フットボール

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    2005-2007年頃の、地域サッカーを題材にしたルポルタージュ。
    同じ方の『フットボールの犬』が文庫になったのを知り、久々に再読。

    サッカーへの愛にあふれた一冊、です。
    泥臭くてウェットで、それだけに心に響くものが伝わってきました。

    Jリーグの100年構想に基づく、地域に根付いた「サッカー」、、
    華やかさだけではない、その光と闇を丁寧に浮かび上がらせてくれています。

    スポーツを地域からボトムアップしていくことは、社会貢献にもつながって。
    その可能性を感じさせてくれるのは、読み応えがありました。

    ん、今回取り上げられた「わが町のクラブ」の数々に、
    10年後に再び巡り会ってみたいものであ

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    2013年04月15日
  • 松本山雅劇場 松田直樹がいたシーズン

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    一気に読みました。

    僕が松本山雅というチームを知ったきっかけは、07年に大学進学を機に松本に引っ越してからになる。当時チームは北信越リーグ1部を戦っていた。とある授業の一環でそのホームゲームの試合運営ボランティアを体験することになったのである。たしかパルセイロとの「信州ダービー」だったと思う。(無料試合ではあったが、6000人近く入場したと記憶している)

    その後、何度かボランティアとして運営のお手伝いをしてきた者としては、山雅がJ2で戦っていること自体がまだ信じられない。「ホントよくここまで上がってきたなぁー」と感慨深い。

    2011シーズンは本当に「松本山雅劇場」だった。(たぶん初版を手

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    2012年08月14日
  • 股旅フットボール

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    日本サッカー4部「地域リーグ」における、サッカージャーナリスト・宇都宮徹壱さんの取材記録を綴った一冊。

    日本にはJ1、J2の2つのリーグがあることはよく知られていますが、その下にはJリーグ以下の最上位であるJFL、そしてそれに続く地域リーグがあります。今までのJFLは『アマチュアリーグの最高峰』という位置づけでしたが、各地で「サッカーで町おこしを」「わが町にJリーグを」という活動が活発化した結果、『Jリーグ予備軍』へとその姿が変化していきました。しかし、現在のJリーグのほとんどが元企業チームである一方、地元のスポンサーを募った地方クラブチームの経営は苦しく、それぞれが苦悩を抱えていました。さ

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    2012年03月07日