宇都宮徹壱のレビュー一覧
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面白かった。村井さんの軌跡としても、Jリーグとしての軌跡としても。違った種類の危機管理をどうクリアしてきたのか。パーソナリティの問題かもしれないが、こういう能力はどうやったら身につくのだろうか。Posted by ブクログ
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松本光平選手がたどってきた道は、失明危機に陥ったことに隠れてささいなことにも見えるけれど、一つひとつの事象を取り上げて積み重ねると、あの山中幸盛(鹿介)も顔を曇らせるくらいの艱難辛苦の連続だ。それでいて、この明るさ……。
読みながら「オレ、無理っす」と、たじろぎそうになる。それでいて前向きな読後感...続きを読むPosted by ブクログ -
日本全国のサッカークラブの試合を観戦したり、クラブを取材したりした記録。取材した時点でJリーグに所属していたクラブは記録対象とはなっておらず、JFL以下のカテゴリーで戦っているクラブが対象となっている。
2つ感じたことがある。
1つは、サッカークラブが地域リーグからJリーグのクラブになることの難しさ...続きを読むPosted by ブクログ -
この本を2021年になって読むと、状況が色々と変わっていることがよく分かる。宇都宮さんの分析や予想、あるいは当時触れられていた状況が当たっているもの、変化しているもの様々であるが、一定の時期に一定の見識を持った作家さんが全国各地のサッカークラブの状況を書き残していることの価値は非常に大きい。こういう...続きを読むPosted by ブクログ
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サッカーだけではなく、追いかけるチームは、全国にある。
ただ、それを温かく愛情あふれる視線で眺めてくれる人は、そんなに多くはないかもしれない。Posted by ブクログ -
宇都宮さんの新刊、待ってました!
「股旅フットボール」もすごい好きだけど、
こうやって丹念にJFLより下のカテゴリーにいる
サッカーチームやその地域の人々を取材し
そこに今あるサッカーを僕たちに教えてくれます。
J1やJ2の華やかな場でのサッカーばかり見ている自分にとっても
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それぞれのクラブ、それぞれのストーリーを噛み締めながら読んだ。徹壱さんの集大成(国内版)なんだろうな。
「いまそこにあるサッカーを愛せ」
改めて、とてつもなく深い言葉だ。Posted by ブクログ -
著書はサッカーが大好きな選手たちとサポーターの物語です。1試合に1万人の観客動員を誇る松本の熱い思いが伝わってきます。数年後にはぜひJ1に昇格して欲しいものです。故松田選手も願っているでしょう。Posted by ブクログ
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このチームが、来季の2015年シーズンからJ1に上がります。ということで、記念に読んでみました。
松本という都市、アルウィンというスタジアム、愛されるチームというのは様々なマスコミでも騒がれてはいましたが、やはり1冊読むと、そのストーリー、チームの成長には驚かされます。
サッカーチームの成長に興...続きを読むPosted by ブクログ -
じっくりゆっくり時間をかけて読んだ本。
昨年度、大阪の万博競技場でガンバ大阪VS松本山雅の試合を見た。
試合結果は1-0でガンバ大阪の勝利。しかし試合内容はガンバがほとんどの時間においてボールを支配しているにも関わらず、山雅が根気のある守備をし、ゴールネットを揺らした1点は山雅のオウンゴールであっ...続きを読むPosted by ブクログ -
けれど思う。Jだけでは無いと。
私たちの国には、様々な競技の、多様なカテゴリーのリーグやゲームがあると。
それにしても思う。フットボールのリーグの取材者として、宇都宮徹壱という稀代の書き手がいることの幸いを。Posted by ブクログ -
一気に読みました。
僕が松本山雅というチームを知ったきっかけは、07年に大学進学を機に松本に引っ越してからになる。当時チームは北信越リーグ1部を戦っていた。とある授業の一環でそのホームゲームの試合運営ボランティアを体験することになったのである。たしかパルセイロとの「信州ダービー」だったと思う。(無...続きを読むPosted by ブクログ -
ワールドカップから半年。
アジアカップ優勝の余韻に浸ってまもない今、楽しかった31日間の
記憶をふつふつと思い起こさせてくれた。
毎日スポナビのコラムがアップされるのが待ち遠しく、
サイトチェックしていた日々を懐かしく思いました。
これからも繰り返し読んで思いにふけたくなる本です。Posted by ブクログ -
徹さんの著するサッカー本はゲーム批評でも人物批評でも無いから面白い。サッカーをツールにした国や民族、文化の紹介本のようだ。著者が旧ユーゴなど東欧の戦乱の中で写真家としてキャリアをスタートした事が起因になっているのかもしれない。読み手が知らない事を常に書いてくれるので飽きない。視点と現地での行動力の差...続きを読むPosted by ブクログ