【感想・ネタバレ】フットボールの犬のレビュー

あらすじ

いまはなきユーゴスラヴィア、旧東ドイツというかつての強豪から、イタリア、オランダ、ウクライナ、スイス、クロアチア、ロシアといったW杯の常連、さらにスコットランド、アイルランド、ポーランド、トルコ……果てはフェロー諸島、エストニア、シチリア、マルタといった辺境の地まで。1999年3月23日のロンドン・ガトウィック空港からはじまるヨーロッパ・フットボールを巡る16の物語。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

これは面白い。我々がメディアを通じて日本から知る事の出来るヨーロッパサッカーは水面に顔を出した氷山の一角であり水面の下には想像もつかない大きな世界が広がっている。サッカーの世界は広く、文化は多岐に渡っている。スタジアムの外にあるその国の内包する問題や背景を鮮明に描いている点が薄っぺらなサッカー談義しか出来ない評論家とは異質で文化的であり魅力的である。明日サッカーを観戦しにスタジアムへ行きたくなる一冊。

0
2011年02月02日

Posted by ブクログ

リアルで、イキイキした欧州サッカー事情レポート。サッカー、いや、フットボールがどれだけ欧州で文化として根付いているかがとてもよくわかるし、こんな雰囲気のスタジアムで観戦できたら最高だろうなあって思う話も多数。日本にいたら窺い知れないような小国の話も出てきて面白い。物凄く丁寧に取材したんだろうなあということが感じられる一冊。サッカー好きならぜひ読むべきかと。

0
2010年12月26日

Posted by ブクログ

題材となる国は、アイルランドやフェロー諸島、マルタなどマイナーな国。牧歌的に行なわれる地域リーグは、4大リーグとは異なる魅力がある。日常にある文化としてのサッカーを知るには最適な本。

0
2013年01月22日

Posted by ブクログ

ヨーロッパ中の16の国・地域をフットボール(サッカーのこと)を観戦・取材・撮影するために、訪問した、その訪問記というか旅行記というか。気負わずに、しかし、その国のサッカーの、あるいは、その国そのものの本質に迫ろうとしていて、なかなか、読んでいて楽しいし読み応えもある。サッカーと旅行が好きな自分としては、また、うらやましくもなる本だ。

0
2011年07月25日

Posted by ブクログ

サッカーライター界ではTwitterの先駆者でもある宇都宮徹壱氏のこれまでの海外取材が詰まった一冊。

フェロー諸島にエストニア、ウクライナに旧東ドイツ、シチリア、マルタといった地名を上げるだけでも、彼がどれだけサッカーに、いやマイナーサッカーに対して熱い想いを馳せているかがわかる。国内でも地域リーグやJFLに積極的に取材に出かけていて、純粋にリスペクトする対象だ。

今後も、マイナーな地からのコラムを、楽しみにしています。

0
2010年01月24日

Posted by ブクログ

普段なかなか日本に情報が入ってこない地域のフットボールが描かれていて面白い内容なのだが、著者の文体がラノベかよってくらい違和感が強くてマイナス。

0
2013年06月09日

Posted by ブクログ

「犬の視線でサッカーを見た(作者のトークショーより)」本。「何でこんなとこ行ったの?」というような辺境でサッカーを見る。スタジアムで面白いのは、実は観客だと思っているので、いわば世界の面白いひとたちワールドが堪能できて満足。

0
2012年12月13日

Posted by ブクログ

宇都宮徹壱、久々の新刊。

欧州サッカーの辺境を歩き回るというコンセプトは「ディナモ・フットボール」に近い感じ?

でも1999年スタートとなると、少々古臭い話も多い感じ。
サッカー界は時間が進むのが早いようだ。

個人的には「股旅フットボール」の方が面白かった。

0
2009年11月25日

「スポーツ・アウトドア」ランキング