菊地正典のレビュー一覧

  • 教養としての「半導体」

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    はじめに
    ―もはや「半導体に無関係」ではいられない
    第1章 半導体メーカーから部材メーカーまで―半導体業界の相関図❶
    第2章 台頭するファブレス、ファウンドリー―半導体業界の相関図➋
    第3章 半導体はどこで何に使われているのか?
    第4章 半導体はどんな歴史を辿ってきたのか
    第5章 そもそも「半導体」とは?
    第6章 電子回路を構成する「半導体素子」とはどのようなものか?
    第7章 集積回路(IC)とは何か?
    第8章 集積回路はどのようにつくられる?
    第9章 半導体産業の今後と日本の立ち位置
    附章 半導体産業の主なメーカーの特徴

    国の命運を握るくらいにとても大切な重要な産業であることがいろいろなと

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    2024年10月09日
  • 教養としての「半導体」

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    良書。
    半導体に関する情報が簡潔かつ適切な抽象度でまとめられている。現状を把握するには非常に適切な内容。
    技術的につっこんだ情報が欲しいなら、より専門的な本を探せばよい。久々に当たりを引いた気がする。

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    2024年07月21日
  • 教養としての「半導体」

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     従来のノイマン型のコンピュータが人間の「左脳的な役割」をもっていたのに対し、このような非ノイマン型の半導体が、いわば人間の「右脳的な役割」を演じるものとして広く普及するか、あるいは現在のコンピュータシステムに組み込まれた形で、特定のAIアクセラレータ(推論処理の高速化}として利用されるかはわかりませんが、その技術開発の進展に大いに期待したいところです。
     同書:P90 より引用

     駿台予備校世界史講師・茂木誠さんの話を伺っていますと、直感を大切にするのは、右脳的な役割を意識することなのだそうです。彼が紹介してくれた図書「分裂病と人類」中井久夫 もそうしたことを詳しく教えてくれています。
     

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    2024年06月28日
  • 新・半導体産業のすべて AIを支える先端企業から日本メーカーの展望まで

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    直前に読んだ「教養としての「半導体」」とよく似た書籍だと思ったら、同じ著者だった。
    「教養としての「半導体」」と内容に重複する部分が非常に多いのだが、一部のトピックについては分かりやすく図解されていたりして、本書の方が一層勧められる内容かもしれない。
    最近は分かりやすく解説されているYoutube動画などもあるので、それらと一緒に読むことで理解を深められると思う。

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    2025年12月04日
  • 教養としての「半導体」

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    2024年4月刊行の書籍であり、半導体業界の現在地を把握するのに良書。
    種々の半導体の特徴、半導体の製造の仕方、原理についての導入、関連各社の状況、素材領域ごとの市場概況などが包括的に述べられている。
    タイトルにある「教養」が何を意味しているのかは今一つ分かりにくい感じもあるが、半導体市場入門とか半導体業界概論とかと思えば、良くまとまっている。

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    2025年12月03日
  • 新・半導体工場のすべて 設備・材料・プロセスからAI技術の活用まで

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    ネタバレ

    めも

    ・EUV
     作れるのはASML(蘭)
     使いこなせるのはTSMC(台)
     ラピダスも導入

    ・ダマシン
     象嵌細工。絶縁層で溝を作って、めっき→エッチングで銅の埋め込み配線を形成。

    ・シリコン
     生産の66%が中国(2012)。アルミニウムと同じく電気の缶詰。電気代の高い日本では作れない。



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    2025年10月14日
  • 教養としての「半導体」

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    相当上のお偉い方なのに驕りも無く噛み砕いて丁寧に分かりやすく説明してくれていて、非常に好感の持てる教科書的一冊。ずぶの素人には大変勉強になります。

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    2025年09月13日
  • 新・半導体工場のすべて 設備・材料・プロセスからAI技術の活用まで

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    外回りの設備
    ・オンサイトプラント:大気中から窒素を分離供給
     →半導体工場では窒素ガスを大量に使用
    ・超純水供給設備:河川・湧水を精製純化
     →超純水:異物が極めて少ない特殊な水、
       各工程で何度も超純水で洗う作業が必要
       (ex.300mmのシリコンウエーハを1万枚/月 製造の場合、3,000ℓ必要)

    半導体とは
    ・元素
    -元素半導体 ex.シリコン(Si ケイ素)など
     -化合物半導体
     -金属酸化物半導体
    ・材料の性質:温度・圧力などの環境変化で電気特性が大きく変化し、導電体/絶縁体に切り替わる
    ・電子部品としてのダイオード、トランジスタなど半導体を使った素子や装置

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    2025年08月30日
  • 新・半導体産業のすべて AIを支える先端企業から日本メーカーの展望まで

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    半導体業界の歴史や最新事情が書かれていてとても勉強になる本。

    エヌビディア・インテル・TSMC・キオクシアなど半導体メーカー、AMAT・東京エレクトロン・アドバンテストなどの製造・検索装置メーカー、信越化学などの材料メーカーなど、半導体業界に関わる企業についても理解が進みます。

    これで経済ニュースがより深く理解出来るようになった!
    半導体系の銘柄の選別に役立ちます(^o^)

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    2025年03月08日
  • 教養としての「半導体」

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    NECの半導体技術者であった著者が、半導体業界の相関図、各業界の特徴と役割、半導体のしくみと構造、半導体の製造工程、半導体業界の競争の歴史、半導体市場の現在と今後など、半導体に関する幅広い分野についてわかりやすく解説。
    最近、経済ニュースなどで注目されることが多い半導体について、実のところはあまりよくわかっていなかったので、タイトルどおり「教養」として半導体の基礎知識を身につけようと思い、本書を手に取った。
    半導体業界の様相については一定理解が深まり、著者の経験談も興味深かった。
    一方、「中学生の知識・理解度でも十分にわかる形で説明するように努め」たということであったが、半導体のしくみと構造な

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    2025年11月09日
  • 新・半導体産業のすべて AIを支える先端企業から日本メーカーの展望まで

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    半導体業界
    ・IDM:設計・製造・販売を一貫して行う。Ex.インテル,サムスン電子,キオクシアなど
      ※需給のバッファ、または自社で出来ない先端技術製品のために、
       一部はファウンドリー,OSATに委託する。
    ※インテル・サムスンなどは保有する膨大な製造ラインをフル稼働させるため、
       ファウンドリー事業も行っている。
      ※製造の前工程・後工程を融合させた3D実装技術に対応するため、
       全製造工程を担うシステムファウンドリーという構想を
       インテルなどが提案している。
    ・EDAベンダー:設計を自動化するための各種ツールを提供
    ・IPベンダー:回路機能ブロックを有する設

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    2025年09月20日
  • IoTを支える技術 あらゆるモノをつなぐ半導体のしくみ

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    IoTを支える技術
    あらゆるモノをつなぐ半導体のしくみ
    サイエンス・アイ新書 SIS-376
    著:菊地 正典
    出版社:SBクリエイティブ

    モノのインターネットの解説書

    IoTの役割は3つ

     データ収集:センサー
     データ送信:インターネットとの通信手段
     データ処理:クラウドにあつめたデータをビッグデータとして加工・処理をする

    どちらかというと、本書は、デバイスよりの内容かとおもいます

    センサー

     光
     イメージ(画像)
     圧力
     加速度
     ジャイロ(角速度)
     マイク(集音)
     磁気
     ガス
     タッチ
     温度

    インターネット接続

     NFC
     RFID
     Bluetooth

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    2025年09月16日
  • 教養としての「半導体」

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    仕事で活用。半導体工程別の業界図がよく理解できた。(ファウンドリー、OSAT、ファブレス、IDMなど)

    日系半導体装置メーカーはまだ世界で売り上げ上位にランクインしている(TEL、荏原、信越化学など)

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    2025年02月27日
  • 教養としての「半導体」

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    ネタバレ

    最近話題沸騰中の半導体。それについて基本事項から、少し踏み込んだ人によっては難しいなと思うようなものまで網羅されていて、感嘆した。今後の日本や世界が進んでいく道がこの一冊から何となくでも想像できるくらい半導体はとてつもない可能性を秘めているんだなと再認識。
    ただ所々、理系寄りの話やワードが出てくるため、あまり理系関連が得意ではない方は少し読みにくさもあるかもしれない。

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    2025年02月19日
  • 教養としての「半導体」

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    著者がNEC出身で半導体業界に精通した技術者だけあり、初学者から技術者まで幅広い層が学べる内容になっている。特に各プレイヤーの特徴が面白く広い世界でありながらも突き詰めれば意外と特徴のあるユニークなプレイヤーで占められている市場なのかもしれない。

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    2024年09月19日
  • 教養としての「半導体」

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    ネタバレ

    著者がNEC出身のせいか、半導体の物理の話と関連各社のポジションなどビジネス関連の話が中心。どのように応用されているかという話が少なめ。

    かつて日本が世界市場を席巻していた時代の垂直統合モデルが廃れて、水平モデルが隆盛を極めるようになった理由として、多様化・複雑化・専門化が進みすぎて一社で全てをまかなうことが不可能となり、知的財産を他社から買い取って活用するほうが効率的になったのだという。なるほど。

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    2024年08月14日
  • 教養としての「半導体」

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    教養と言いつつ、内容が技術的なことまで詳しく書いてあり、ビギナーからプロまで幅広く対応している本と言える。なかなか良き本でした。

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    2024年08月12日
  • IoTを支える技術 あらゆるモノをつなぐ半導体のしくみ

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    技術的と言えば技術的で素人はあんまり良くは分からない。やや飛ばし読みをして本。半導体自体がどういうものかを薄く理解するのにはいいが、他にも選択肢はある気はする

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    2020年07月08日
  • IoTを支える技術 あらゆるモノをつなぐ半導体のしくみ

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    IoT全般の話というよりは、タイトルにもある通り半導体をメインに置いた書。著者は半導体に関する書籍が多数ある。シリコンの原子構造や、各種センサーの部品の構造まで詳しく書かれている。(専門家からしたらそうでもないのかもしれない。)自分がそこまでそのレイヤの話に興味が無かったので流し読みした。

    ・IoTを支える"半導体部品たち"
    ・半導体センサーが"現場の状況"をリアルタイムにキャッチする
    ・《モノ》のデータをいかにインターネット経由で処理するか
    ・IoTを加速する”半導体部品たち”の素顔
    ・IoT時代に求められる新しい半導体テクノロジー

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    2019年12月24日
  • 「電気」のキホン 21世紀社会をドライブするクリーンエネルギーの本命!

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    最後の半導体の章はまとめて読んだのできちんと頭に入ったか怪しいが、電気について包括的に紹介されていてなかなか良かった。

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    2011年11月03日