瀬山士郎のレビュー一覧

  • ぼくの算数絵日記

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    4年3組せやましろうくんの算数絵日記を読んでいると、あんまり好きじゃなかったはずの算数が楽しくなってくるから不思議。

    ・「兆」よりも「京」よりも大きい数の名前がこんなにいっぱいあるんだなあ。「無量大数」ってかっこいい・・・。

    ・たし算・かけ算対抗戦、楽しそう。やってみたい。自分ならどっちのチームに入ろうかな、やっぱりかけ算かな。

    ・「!(かいじょう)」ってすごい! 計算するかしないか、できるかできないかはともかく、見ているだけでなんかかっこいい。「50のかいじょう(!)」なんて、びっくりだ。まさに「!」。

    ・なるほど。「あべこべの数」という考え方をすると、「プラスの数」と「マイナスの数

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    2025年08月21日
  • 僕に方程式を教えてください 少年院の数学教室

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    少年院における数学教育を通して、矯正教育の大切さと現状が語られた本。

    本書は読むことで、少年院の状況や矯正教育の内容、そして、数学を学ぶ意義と教育の本質がよくわかります。

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    2024年07月15日
  • 点と線の数学 ~グラフ理論と4色問題~

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    四色問題はコンピュータでしか今現在証明されていないが、この本を読んでいって五色問題の証明がなされたときは感動した。

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    2024年04月27日
  • 読む数学

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    虚数は存在しないという論調あるけど、そもそも虚数以前に実数ましてや正の整数ですら存在しないものらしい。これ聞いてやっと腑に落ちた。”数「3」が存在しているのではなく、存在してるのは数「3」で表現される何か”らしい。

    算数→数学が本質的に変わったわけでないなら、高校数学→大学数学も本質的には変わるわけではないよね。やたら大学数学と高校数学は違うからとか脅す人いるけど。

    瀬山士郎
    1946年、群馬県生まれ。東京教育大学理学部数学科卒業。群馬大学教育学部教授を経て、放送大学群馬学習センター客員教授。数学教育協議会副委員長。専攻は位相幾何学(トポロジー)


    「数」、いま 21 世紀の現

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    2023年12月16日
  • ゼロから学ぶ数学の1、2、3

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    疑問が解けたー! −×−=+ になる理由。
    分数の割り算は、何故逆さまにして計算するのか。分からないまんまにしてたのがこれでスッキリ!

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    2025年12月02日
  • 僕に方程式を教えてください 少年院の数学教室

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    少年院の子供たちに、数学を通して人生を取り戻す手伝いをする先生方の話。
    そもそも、大人のせいで取りこぼされた子供たち。
    関わる大人たちの熱意と、学ぶことで変わっていく子供たちに感動した。
    人生において抽象的な概念が重要だということもなんとなく分かったような気がして、自分が高校生まで学んだ数学も無駄ではなかった⁉️

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    2023年01月12日
  • 僕に方程式を教えてください 少年院の数学教室

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    少年院で教える数学。機会少なく学校からドロップアウトした少年たち。数学教室を通じた高認等の更生への可能性。

    自費出版し余った著作を少年院に、寄贈したことから始まった、少年院での数学教室。入院時期も年齢も学歴もバラバラな少年院たちを教えるのに選んだのが、方程式を教えること。

    数学自体の魅力と少年院での矯正教育の可能性。

    本書は感動に満ち溢れている。生きること、学ぶこと、失敗から立ち直ること。多くの示唆に富んだ一冊。

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    2022年09月25日
  • 僕に方程式を教えてください 少年院の数学教室

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    数学教師志望の私からすると、とても学びの多い本でした。

    どちらかというと、数学というよりかは少年院にフォーカスした内容でしたが、勉強を教えることを通して子供に関わる人なら呼んでほしい1冊です。

    数学が子どもたちの可能性を広げていく様子から数学の「凄さ」のようなものを再確認できました。少年院にいる子どもたちは必ずと言っていいほど事情を抱えていますが、もちろん、公立や私立などの学校にも事情をかかえ、この本に載っているような教育・授業・先生が必要だと思います。

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    2022年09月16日
  • 頭にしみこむ微分積分

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    微分積分の復習のために選んだ本。「計算の意味を理解することが大切」という著者の主張通りの内容となっています。また、各章とも説明文、重要なポイント、数式の分量のバランスが良く、読みやすかったです。
    章立ても読みやすいように工夫されていて、第一部は概論、第二部は証明が主となっています。
    * 最初に微分学が対象とする、基本的な関数についての説明(7つの初等関数)
    * 関数の演算(四則と合成)ルールの説明
    * 微分するとはどういうことなのか?誤差をどの程度に抑えたいか?という視点(イプシロンデルタ論法)
    * 7つの初等関数の導関数を求め方
    * テイラーの定理を使った関数(無理関数、指数、対数関数など)

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    2020年05月31日
  • 読むトポロジー

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    トポロジーは不思議だ。
    なんのための学問なのかよくわからない。

    でも、「形をつながり方という視点で見ること」というのは面白い。だから、憧れるのだけども、こういう感覚は若いうちに獲得しないと難しいのかもしれない。

    メビウスの輪には、裏表がない、というのは、ふーん、という感じでもはや慣れ親しんだ事実であるが、厚みのないメビウスの輪に限らず、そもそも平面には裏表はなく、そういう意味でメビウスの輪が特徴的なのは、左右が決められない、「向き付け不可能」というのには驚く。そうか、そういうことになるのか。クライン管は、メビウスの輪をふたつ貼り合わせたもの、というのも、まじかーと驚く。ホモロジー、ホモトピ

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    2019年04月08日
  • 読む数学

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    数と計算、文字と方程式、関数、微分と積分、形と幾何学・・・これらについて、わかりやすく面白く書かれていて、久しぶりに夢中になって読書した。
     特に、マイナス×マイナスがどうしてプラスになるのか、数学好きだったと言われるスタンダールの言葉「どうして借金×借金が財産になるのか」の間違いを指摘しているところや、「虚数なんて世の中にない数でしょ。そんなもの勉強して何になるんですか。」といった高校生の言葉に対する著者の考えを述べている所は面白かった。
     さらに、テーラー展開、ロルの定理、マクローリン展開が微分のところでどういうふうに役立っているのかもわかりやすく書かれていた。
     一番面白かったのは、オイ

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    2017年08月30日
  • 数学記号を読む辞典

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    挫折した数学記号をおさらい
    その本質を理解する
    中学校から大学初頭の数式を体系的に学べる。
    式がどう実用的に役立つかを取り上げていないのでありがたさが伝わらない。

    テイラー展開は説明を省略しており、ついていけなかった。

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    2016年04月03日
  • はじめてのトポロジー つながり方の幾何学

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    とてもわかりやすく面白い本です。「もののかたち」をいかに数学という形式に落としこんでいるのか、そのアイデア・イメージがとてもよく分かりました。私は数学は専門ではありませんが、これからトポロジーを学ぶ人や興味のある人は、この本から入っていくとよいのではないでしょうか。

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    2012年01月09日
  • はじめてのトポロジー つながり方の幾何学

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    [ 内容 ]
    現代数学のひとつ、「トポロジー」とはなんでしょうか。
    それは、形の見方を変えることから始まります。
    三角形と円を同じと見る、コーヒーカップとドーナツを同じと見る、そんな幾何学が誕生したのです。
    なぜ数学者たちはそんな発想をしたのでしょうか。
    本書は、そうした不思議な形の冒険の旅に案内します。
    図版を多用して、一筆書きからメビウスの帯やクラインの壷、ポアンカレ予想まで、パズル感覚で説いていきます。
    気がつけば読者は、4次元空間の「迷宮の旅」へ迷いこみます。

    [ 目次 ]
    第1章 形とはなんだろうか
    第2章 つながり方の幾何学
    第3章 曲線のトポロジー―オイラー・ポアンカレの定理

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    2010年06月05日
  • なっとくする集合・位相

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    高校のころよく理解できなかったせいか,ちょっと苦手意識がありました.この本は高校レベルから丁寧に書いてあって,暗算で追えるような例題もついていて,読みやすかったです.有限,可算無限,不可算無限の概念をこの本で理解しました.無限にも大きな無限と小さな無限があるんだと理解できたときはちょっと感動でした.

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    2009年10月04日
  • 僕に方程式を教えてください 少年院の数学教室

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    タイトルに惹かれてなんとなく読んでみた。少年院についての知る機会がなかったため少年院で行われている教育、意義や必要性を知ることができた。今まで学校の数学教育についてにしか触れてこなかったため少年矯正のための数学については面白く感じた。正直第Ⅱ章の数学の解説の文章は難しくてなんとなくで読み進めてしまったが(笑)、全体的に興味深く読むことができました

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    2025年08月19日
  • 読むトポロジー

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    『トポロジー:柔らかい幾何学』のようなトポロジーの初歩的た内容を縦書きで説明できるように簡略化した内容,数学書の息抜きとしてはちょうど良いが。

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    2024年08月27日
  • 僕に方程式を教えてください 少年院の数学教室

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    少年院の様子と、頑張っている少年の姿にはウルルとちょっと目にきました。少年含め職員の方は頑張ってほしいと思いました。

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    2023年07月06日
  • 僕に方程式を教えてください 少年院の数学教室

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    矯正教育が行われる少年院で、外部教職員である筆者たちが少年院の子どもたちに数学を通して、抽象的概念や自問する癖を付けさせるまでの活動をまとめた本。
    閉鎖的な少年院を切り開き、その数学を教えることで学ぶことや考えることの本質を伝えた著者たちのバイタリティには感心する。
    義務教育で抜け落ちてしまった少年たちの学力は高校生の年齢で国語は中3、数学は小6という名古屋の矯正管区の調査でわかったというのも、やはり現在の義務教育下における指導の難しさが如実に表れているのではないか。30〜40人の子どもたちの個性をひとりひとり向き合っている学校教諭の方々への努力はとてつもないが、ひとりでも抜け落ちてしまうこと

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    2023年01月29日
  • 僕に方程式を教えてください 少年院の数学教室

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    ケーキの切れない非行少年たちが印象深かったので、本書も読んでみた。

    一般的なビジネスでは四則計算など簿記で使うもので十分と思っていたが、第2部の数学は抽象的な考えを育むものという考えは目から鱗が落ちた。

    また、更生しても周りの環境で戻ってしまう第1部の記述にも考えさせられた。

    本書を読むと、数学は役に立たないとは言えなくなると思う。

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    2022年06月18日