あらすじ
一番大きなものは何? あべこべの数とは? 教室でさまざまな対抗戦をしながら、「0」や「1」の特徴、マイナスやプラスの概念がわかっていき、算数の世界を楽しめます。「階乗」の場面で登場する、「50の階乗(50!)」の迫力は圧巻です。絵のタイガー立石さんは、『さかさまさかさ』『はてなし世界の入口』などの作品で、とても絵画にできないような想像の世界を、見事に絵本化してこられました。この絵本でも算数の楽しさを、存分に伝えてくれています。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
4年3組せやましろうくんの算数絵日記を読んでいると、あんまり好きじゃなかったはずの算数が楽しくなってくるから不思議。
・「兆」よりも「京」よりも大きい数の名前がこんなにいっぱいあるんだなあ。「無量大数」ってかっこいい・・・。
・たし算・かけ算対抗戦、楽しそう。やってみたい。自分ならどっちのチームに入ろうかな、やっぱりかけ算かな。
・「!(かいじょう)」ってすごい! 計算するかしないか、できるかできないかはともかく、見ているだけでなんかかっこいい。「50のかいじょう(!)」なんて、びっくりだ。まさに「!」。
・なるほど。「あべこべの数」という考え方をすると、「プラスの数」と「マイナスの数」の意味が分かりやすくなるなあ。マイナスにマイナスをかけるとなんでプラスになるのか、すごくわかりやすかった。 「あべこべのあべこべで、もとにもどっちゃうんだ!」(P35)。ああ、この本、意味も分からず計算してた子どものころに読みたかったなあ。
とかとか、いろいろ思った。とにかく、「算数っておもしろいぞ!」(P40)という気持ちになる。算数が好きな人もきらいな人も読んでみてほしいな。