【感想・ネタバレ】はじめてのトポロジー つながり方の幾何学のレビュー

あらすじ

現代数学のひとつ、「トポロジー」とはなんでしょうか。それは、形の見方を変えることから始まります。三角形と円を同じと見る、コーヒーカップとドーナツを同じと見る、そんな幾何学が誕生したのです。なぜ数学者たちはそんな発想をしたのでしょうか。本書は、そうした不思議な形の冒険の旅に案内します。図版を多用して、一筆書きからメビウスの帯やクラインの壺、ポアンカレ予想まで、パズル感覚で説いていきます。気がつけば読者は、4次元空間の「迷宮の旅」へ迷いこみます。

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Posted by ブクログ

とてもわかりやすく面白い本です。「もののかたち」をいかに数学という形式に落としこんでいるのか、そのアイデア・イメージがとてもよく分かりました。私は数学は専門ではありませんが、これからトポロジーを学ぶ人や興味のある人は、この本から入っていくとよいのではないでしょうか。

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2012年01月09日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
現代数学のひとつ、「トポロジー」とはなんでしょうか。
それは、形の見方を変えることから始まります。
三角形と円を同じと見る、コーヒーカップとドーナツを同じと見る、そんな幾何学が誕生したのです。
なぜ数学者たちはそんな発想をしたのでしょうか。
本書は、そうした不思議な形の冒険の旅に案内します。
図版を多用して、一筆書きからメビウスの帯やクラインの壷、ポアンカレ予想まで、パズル感覚で説いていきます。
気がつけば読者は、4次元空間の「迷宮の旅」へ迷いこみます。

[ 目次 ]
第1章 形とはなんだろうか
第2章 つながり方の幾何学
第3章 曲線のトポロジー―オイラー・ポアンカレの定理
第4章 曲面のトポロジー―曲面を設計する
第5章 曲面のホモロジーとホモトピー
第6章 次元を超えて
第7章 いろいろな話題

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2010年06月05日

Posted by ブクログ

トポロジーの考え方の基礎がまとめられた本。
とてもわかりやすく、全く知らない状態でも容易に理解ができた。

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2020年01月19日

Posted by ブクログ

グラフ理論、曲面の分類、ホモロジー、ホモトピー、結び目理論とトポロジーの基本的な考え方をひととおり眺めることができる。コンパクトにまとめられていて、入門書としてとてもいい。堅苦しいものではなく読み物。

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2014年03月27日

Posted by ブクログ

一般向けの概説本ではあるが、トポロジー的イメージを想起する手がかりが丁寧に与えられていて、分かりやすい。
それでいて、この学問の深淵をチラリと見せてくれて、好奇心をくすぐられる。
例えば、2本のメビウスの帯の縁を全て繋ぎ合わせると、どんな形になるでしょう。
トポロジー世界の入り口を覗き見るには絶好の本だと思った。

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2011年10月30日

Posted by ブクログ

全体的に面白かった。グラフ、展開図、ホモロジー、ホモトピー。ただ、ところどころあえて説明を思わせぶりに止めることに腹が立った。ならば、いわなきゃいいのに。または参考文献を具体的に挙げるなどするのが親切ではないのか。教育、啓蒙書としては、いまいち。

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2015年03月12日

Posted by ブクログ

数式無しにトポロジーからポアンカレ予想までをイメージで説明。

グラフ理論とかトポロジーの変形とか話としては面白いですね。
トポロジーってなに?ポアンカレ予想って?みたいな入門書としてはわかりやすくて良いと思います。
後半のホモロジーあたりは少し難解ですね。

やっぱり数学者は頭おかしいですねw

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2013年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私は、物理学を学んでいるのですが、トポロジーに興味があり読んでみました。トポロジーに関して、前提知識はなかったのですが面白く読むことがでrきました。また、形を扱う学問であるので図が多くなるのですが、私には少し想像するのが難しい絵ばかりでした。数学やっている人たちは、こう言うのが頭に思い描けるんだなと思うと、すごいなと感じました。

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2012年10月20日

Posted by ブクログ

トポス(位置、場所)という問題は、
現代思想の中では、量というものの持つリニアな関係からの
離脱を託された概念というイメージがある。

でも、実際はどうなんだろうと思って覗いてみた。
本書は入門書として図解が多く、おそらくこの手の本としては
かなり分かりやすいのだろう。

トーラスであったり、トポロジー手品であったり、
ベッチ数という考え方であったり、興味を引く話題はよく提供してくれた。

けれども、正直言うと次元を取り扱う直前あたりで撃沈。
☆3つの評価は僕自身が評価できてないということの結果であります。

ただ、似たような形が様々ある中で、
それらを分離したりグループにまとめることの
学問であるということは分かった。

そして、現実的なコミュニケーションや交通の可能の図形は
ここに図示されているもののと同じ性質を持つにしろ、
相当に高次なものであり、
個々のケースでは逆にかなり低次なものになるという予測はできる。

その極端さ加減、失われた超新星で星座を作ろうとした
ベンヤミンを思い出す。

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2011年08月08日

Posted by ブクログ

 メビウスの輪、クラインの壺…曲面をめぐる数学的思考の旅は時に楽しい。

 その一つ、トポロジーを理解するこの入門書も、知的好奇心を刺激してくれます。

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2010年11月06日

Posted by ブクログ

宇宙を「形」として捉えようとするトポロジーってどんな学問なの?と思って読んでみたが、やっぱり数学が苦手な私にとっては難しい。
ただ、難しいにしても「ものの見方」、ものを見る角度について考えるのは面白かった。

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2010年07月12日

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