傳田光洋のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
皮膚が感覚で受信をして考え選択して反応する
脳も神経もないゾウリムシのような原生動物にも生きよとする意志がある
認識や判断があってものの味がわかるらしい
細胞膜という皮膚が環境を感じ取り
自己の生存のために「快適」さを選択する
人間の皮膚には脳と似た組織と細胞があるという
情報を受け取って考え作戦を練って防御したり反応する
体毛を捨てた人間は鋭敏な感覚を物にした
特に顔の皮膚は裸で常に晒されているにも関わらず
もっとも角質が薄く敏感なのだそうだ
顔は脳のそばにあって五感のすべてを一手に引き受けている
皮膚の三分の一を失えば死に至る
外と内をつなぎ、すべての臓器の働き -
Posted by ブクログ
改めて、情報を処理する仕組みと言うのが「脳」という一部の仕事でない事を実感させられる。そのような内容になっている。より工学的な視点から生物の環境との関わり合いを知る一つのきっかけとして本書はすばらしい価値を持っていると思われる。また同時に、改めて「脳」という中央処理システムがヒトという集合体の中でどのような役割を担っているかを再確認するために大きな役割を担ってくれるように思える。
全身を顔するために人には手がない、それは全身をセンサーにする、全身が脳のようになる、という事を指すのだ、という指摘は非常に想像力を膨らませる。より外界と敏感な関係を構築するために人は体毛を捨て、さらにそれを突き詰 -
Posted by ブクログ
わあ、びっくり。皮膚っていろいろなものを感知するタンパク質が存在しているんだって。時間も感じているんだって。皮膚というビニール袋に水分とか内臓とか入ってて、それを骨がちょっと支えてるって考えると、人間てヘンテコだよね。皮膚というのは、見える化されすぎているのか、あまり研究している人がいなくて、ほんとうはどうなっているのか、よくわかっていないそうだ。皮膚科のお医者さんは病気には詳しいが、普通の皮膚がどうなっているのか研究しないらしい。もっとも興味深く考えているのは、この本の著者のように、化粧品会社の研究員の人かも。いや、お肌の曲がり角を昔に過ぎたワタシみたいな妙齢の女性かも!
-
Posted by ブクログ
膚にまつわるエトセトラ。前作「皮膚は考える」よりも軽く、東洋医学、超能力から進化まで、視野が広くなっている。
・J.C.リリーのアイソレーションタンク。確かに皮膚感覚の問題としても見れるのか。→境界理論の一助となりそう。
・皮膚電位のテレパシーその他の解明されていない現象への示唆は科学を超えて面白い。
・ヒトの皮脂腺からはスクアレンという物質を分泌するが、この物質は疎水性が大きい。→手の平や足の裏には皮脂腺がないので、「ふやけやすい」。
・ヒトは皮膚感覚を高めるために裸になった?→霊長類では性的ディスプレイとして顔だけ毛がない→ヒトは全身顔になった?