傳田光洋のレビュー一覧

  • 賢い皮膚 ――思考する最大の〈臓器〉

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    2012.10.25-2012.11.1
    皮膚は臓器である、といふお話。表皮にも光や音を感じる機能がある。最近の研究でそれが分かるやうになつた。生物学、生理学の分野は急速に進歩してゐること、まだまだ未解明の事実が多いことを教へられる。

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    2012年11月04日
  • 賢い皮膚 ――思考する最大の〈臓器〉

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    肌で感じるという慣用句がある。実際に肌は光の色により異なる反応を示し、音を感じている事がわかっているそうだ。見えているが故に見落とされがちだけど、肌は最大の「臓器」としてかなりの働きをしてるらしい。興味深い本だけど、一番気になってた指皮の鍛え方は載ってなかだた、、

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    2012年09月11日
  • 賢い皮膚 ――思考する最大の〈臓器〉

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    おもしろい。どういう読者をターゲットにしているのかわからないような専門用語がちょくちょく入ってくるために、読みにくくなる点を除けば。

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    2012年01月12日
  • 賢い皮膚 ――思考する最大の〈臓器〉

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    最近香粧品について興味をもっていたところだったので楽しく読めた
    著者の知見に親近感をもてたのはひさしぶりだ
    この著者の書籍をもっと読みたくなった
    きっと京大で工学部といった異色のひとが書いているからだろう
    情報も最近の話題も盛り込みつつまとめているので
    おもしろかった

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    2011年07月25日
  • 賢い皮膚 ――思考する最大の〈臓器〉

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    [ 内容 ]
    今、皮膚科学が長足の進歩を遂げている。
    医療や美容からのアプローチだけではうかがいしれない、皮膚メカニズムが次々に解明されつつあるのだ。
    「年をとるとしわができるのはどうして」、「お肌によい物質は何か」といった身近なトピックから、「皮膚が脳と同じ機能を担っているとしたら」というにわかには信じられない働きにまで本書は迫っていく。

    [ 目次 ]
    第1章 皮膚の様々な様相
    第2章 表皮と角層
    第3章 皮膚は自律している
    第4章 皮膚が感じる
    第5章 身体と皮膚
    第6章 情報処理システム

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆

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    2014年10月30日
  • 第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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    皮膚の役割を体性感覚としてとらえ、その働きに着目した一冊。
    アトピー患者である自分にとって、大変興味深い内容でした。
    皮膚の痛みによって疲労感を感じる理由が理解できました。
    「自我の形成には体性感覚が重要な役割を果たしているらしい」とのこと。
    肌で感じるものの存在を、もっと大切にしていこうと思いました。

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    2010年02月08日
  • 第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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    皮膚を科学している。健康な人間にとって皮膚とは空気のようなものだろう。しかし、その皮膚をひとつの臓器として考察し、皮膚のもつさまざまな機能を紹介している。

    脳も感覚器も皮膚も外胚葉由来の臓器である。脳を持つ一部の高等生命体以外は、皮膚で考えているのではないだろうか?このクエスチョンは、斬新だ。我々を新しい思考の渦へと誘ってくれる。

    某有名化粧品メーカーの研究者であり、アトピー患者でもある著者の語り口は、非常に軽快でユーモアに富んでいます。著者自身、鍼灸治療でアトピーの症状が改善された経験があり、東洋医学や鍼灸治療についての考察もあるので、おもしろいですよ。

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    2010年01月16日
  • 第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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    皮膚は外側にある「臓器」です−。既に知られている皮膚の構造、機能、そして新進気鋭の研究者たちが、現在明らかにしつつある最先端の研究成果を基礎に、これまで科学の範疇にさえ収められてこなかった問題を考える。

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    2009年10月04日
  • 第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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    発生の段階で、脳や脊髄、目、鼻、口、耳は外肺葉がくぼんで形成され、残った部分が皮膚の表皮になるため、神経系、感覚器、皮膚は出自が同じ。

    表皮細胞のケラチノサイトは様々なホルモンを合成し、その受容体も存在する。神経細胞と同じ電位のオン・オフの状態もある。表皮が興奮状態だとバリア機能の回復が遅れ、抑制されると回復が促進され、肌荒れも治る。

    アトピー性皮膚炎には海水浴療法があり、美容には、にがり療法がある(海水からナトリウムを除いたもので、主成分はマグネシウム塩とカルシウム塩)。

    グルーミングによって、快楽ホルモンであるβエンドルフィンが放出される。

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    2020年10月31日
  • 皮膚感覚と人間のこころ

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    皮膚について様々な観点から分析を試みた本。
    皮膚感覚と人間の心との関係から始まり、皮膚の防御機能、表皮の機能、皮膚感覚が体に発信するメッセージと進んでいく。
    温かい飲み物を渡すと、その人の心も温められるっていうのは凄い面白いと思った。
    また、皮膚がブルーレイに記録されている高周波の音を聞き取ってるかもしれないという意見も非常に興味深かった。

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    2019年01月13日
  • 皮膚感覚と人間のこころ

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    半分ぐらい斜め読みでした。機会があれば再読したい。
    頭に残っているのは,皮膚は音も光も感じるということ。ガムランの生演奏ではトランス状態になる場合もあるが,CD演奏ではならないとのこと。これは,耳には聞こえない周波数の音が,皮膚を通して人間に作用しているのではないかと考えられるそうだ。塾の講義もネット受講とライブ受講とでは,何か決定的に違うなと感じていたのは,この皮膚で感じることだったのかもしれない。

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    2018年11月25日
  • 皮膚感覚と人間のこころ

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    自己意識の捉え方がとても印象的だった。知覚の積み重ねから効率的な行動を起こすために感覚を統合、コントロールするものが自己意識の始まり、それがさらに複雑になって今言われる意識、感情のようなモノが生まれた。
    皮膚は自分と他のものを分ける境界であり、触覚である。
    視覚聴覚などに頼りがちだが皮膚感覚というものも意識していきたい。

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    2013年11月26日
  • 第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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    内容は面白いが、幾つか注意が必要。
    インパクトのある書き方をしているためか、
    少し誤解を与えそうな記述が見られる。
    そのため常に警戒しながら読むことになる。
    あと、この本は帯も含めて一冊の本。

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    2014年02月01日
  • 皮膚感覚と人間のこころ

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    人間のこころ、とあるが、内容はかなり科学的な印象。実験に基づく考察の連続という感じだけど、それなりの納得のいく内容だと思う。とりあえず、まだまだ未知の領域の皮膚とそれに伴う感覚、ケアや愛着にも興味があるので、ぜひ解明して欲しいところ。

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    2013年02月28日
  • 第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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    皮膚が感覚で受信をして考え選択して反応する
    脳も神経もないゾウリムシのような原生動物にも生きよとする意志がある
    認識や判断があってものの味がわかるらしい
    細胞膜という皮膚が環境を感じ取り
    自己の生存のために「快適」さを選択する

    人間の皮膚には脳と似た組織と細胞があるという
    情報を受け取って考え作戦を練って防御したり反応する
    体毛を捨てた人間は鋭敏な感覚を物にした
    特に顔の皮膚は裸で常に晒されているにも関わらず
    もっとも角質が薄く敏感なのだそうだ
    顔は脳のそばにあって五感のすべてを一手に引き受けている

    皮膚の三分の一を失えば死に至る
    外と内をつなぎ、すべての臓器の働き

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    2012年03月07日
  • 第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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    おもしれー。

    表皮であるケラチノサイトはひとつの情報処理システム。
    光、熱、圧力などのインプットも、ホルモン伝達などのアウトプットもする。
    よって精神と皮膚は互いに密接に繋がっている。

    肌を掻いたり傷つけたら心も傷つけてしまうんだなー。と、しみじみ。


    赤いライトをあてると修復が早まる。
    にがりのようなミネラルバランスで覆うと修復が早まる。
    蕁麻疹とアトピーのかゆみは性質が違う。

    って、なるほど。

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    2011年02月18日
  • 第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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    改めて、情報を処理する仕組みと言うのが「脳」という一部の仕事でない事を実感させられる。そのような内容になっている。より工学的な視点から生物の環境との関わり合いを知る一つのきっかけとして本書はすばらしい価値を持っていると思われる。また同時に、改めて「脳」という中央処理システムがヒトという集合体の中でどのような役割を担っているかを再確認するために大きな役割を担ってくれるように思える。
     全身を顔するために人には手がない、それは全身をセンサーにする、全身が脳のようになる、という事を指すのだ、という指摘は非常に想像力を膨らませる。より外界と敏感な関係を構築するために人は体毛を捨て、さらにそれを突き詰

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    2010年01月17日
  • 賢い皮膚 ――思考する最大の〈臓器〉

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    わあ、びっくり。皮膚っていろいろなものを感知するタンパク質が存在しているんだって。時間も感じているんだって。皮膚というビニール袋に水分とか内臓とか入ってて、それを骨がちょっと支えてるって考えると、人間てヘンテコだよね。皮膚というのは、見える化されすぎているのか、あまり研究している人がいなくて、ほんとうはどうなっているのか、よくわかっていないそうだ。皮膚科のお医者さんは病気には詳しいが、普通の皮膚がどうなっているのか研究しないらしい。もっとも興味深く考えているのは、この本の著者のように、化粧品会社の研究員の人かも。いや、お肌の曲がり角を昔に過ぎたワタシみたいな妙齢の女性かも!

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    2011年09月28日
  • 賢い皮膚 ――思考する最大の〈臓器〉

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    西洋医学は 東洋医学を馬鹿にしてきたけど皮膚が電気を起こしたりホルモンを作ったりしているのだとすれば 鍼だってマッサージだって効くってもんだなぁセロテープをぱりぱりしている研究員の人に 萌え

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    2011年09月20日
  • 第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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    膚にまつわるエトセトラ。前作「皮膚は考える」よりも軽く、東洋医学、超能力から進化まで、視野が広くなっている。
    ・J.C.リリーのアイソレーションタンク。確かに皮膚感覚の問題としても見れるのか。→境界理論の一助となりそう。
    ・皮膚電位のテレパシーその他の解明されていない現象への示唆は科学を超えて面白い。
    ・ヒトの皮脂腺からはスクアレンという物質を分泌するが、この物質は疎水性が大きい。→手の平や足の裏には皮脂腺がないので、「ふやけやすい」。
    ・ヒトは皮膚感覚を高めるために裸になった?→霊長類では性的ディスプレイとして顔だけ毛がない→ヒトは全身顔になった?

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    2009年10月04日