傳田光洋のレビュー一覧

  • 皮膚感覚と人間のこころ

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    タイトルから、もっと抽象的な内容を想像していたのだが、具体的な論文や実験データが多く引かれ、非常に科学的。かなり専門性の高い記述も多く正直手こずったのだが、興味深い内容で引き込まれた。

    「皮膚の最も重要な役割は、生体を環境変化から護る、防御システムとしての機能」このあたりは、誰でも想像がつくだろう。
    では、表皮は脳に似ている、と言われればどうか。一体何を言い出すのかと、面食らうに違いない。

    第1章から6章までは、様々な論文や、具体的な働きを研究した結果を数多く引きながら、人間の生育過程や進化の面から見た表皮、また、触覚だけでなく聴覚や視覚といった感覚まで有する皮膚について解説、脳の働きによ

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    2013年03月31日
  • 皮膚は考える

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    皮膚には脳神経系で働く物質と同じものが存在する。そして、皮膚は環境に応じて、その状態を変化させ、必要な情報を体内に伝える。鍼灸の効果もこんなところから本質がわかるかもしれないらしい。マッサージやスキンシップの科学的な効果もこれから明らかになってくるのだろう。これからも要注目である。

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    2013年03月09日
  • 皮膚は考える

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    鍼灸の作用機序は現代科学で明らかになっていない。

    これを、非科学的だからと取るか、または一種の哲学や思想であり医学ではないと取るか、それともあくまで現代科学では明らかになっていないが経験科学によって支えられていると考えるか。様々な捉え方があり、特にわが国では前者二つの受け取り方が大勢を占め、その結果鍼灸の生涯受診率が6%という結果になっているわけである。

    しかしながら意外や欧州、例えばドイツでは日本よりはるかに鍼灸治療を医療のチョイスにいれている人が日本の倍ほどもいたりする。

    この本は皮膚についての本であるが、最後一章を割いて鍼灸治療について書かれている。

    なぜ鍼灸治療では皮膚に鍼やお

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    2013年01月26日
  • 皮膚は考える

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    賢い皮膚の作者の前著
    あまりにもわくわくしながらよんだためこの人の
    書籍を読みたくて紐解いた まあ内容が重複するので
    内容は一緒ではあるが 一気に読みきってしまった
    前著にはない細かいデータや考察がすこし入っていたので
    非常によかった

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    2011年07月25日
  • 皮膚は考える

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    [ 内容 ]


    [ 目次 ]


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    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2010年07月11日
  • 第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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    皮膚の役割を体性感覚としてとらえ、その働きに着目した一冊。
    アトピー患者である自分にとって、大変興味深い内容でした。
    皮膚の痛みによって疲労感を感じる理由が理解できました。
    「自我の形成には体性感覚が重要な役割を果たしているらしい」とのこと。
    肌で感じるものの存在を、もっと大切にしていこうと思いました。

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    2010年02月08日
  • 第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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    皮膚を科学している。健康な人間にとって皮膚とは空気のようなものだろう。しかし、その皮膚をひとつの臓器として考察し、皮膚のもつさまざまな機能を紹介している。

    脳も感覚器も皮膚も外胚葉由来の臓器である。脳を持つ一部の高等生命体以外は、皮膚で考えているのではないだろうか?このクエスチョンは、斬新だ。我々を新しい思考の渦へと誘ってくれる。

    某有名化粧品メーカーの研究者であり、アトピー患者でもある著者の語り口は、非常に軽快でユーモアに富んでいます。著者自身、鍼灸治療でアトピーの症状が改善された経験があり、東洋医学や鍼灸治療についての考察もあるので、おもしろいですよ。

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    2010年01月16日
  • 第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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    皮膚は外側にある「臓器」です−。既に知られている皮膚の構造、機能、そして新進気鋭の研究者たちが、現在明らかにしつつある最先端の研究成果を基礎に、これまで科学の範疇にさえ収められてこなかった問題を考える。

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    2009年10月04日
  • 皮膚は考える

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    “皮膚は身体を包むだけの単皮なる包装紙ではない。からだ全身を被い、重さは約 3kgにもなる最大の「臓器」である。かつ、皮膚は環境に応じて、その状態を変化させ、必要な情報を体内に伝える。”

    皮膚を臓器として捉えることに驚きを覚えた。

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    2025年05月28日
  • 第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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    発生の段階で、脳や脊髄、目、鼻、口、耳は外肺葉がくぼんで形成され、残った部分が皮膚の表皮になるため、神経系、感覚器、皮膚は出自が同じ。

    表皮細胞のケラチノサイトは様々なホルモンを合成し、その受容体も存在する。神経細胞と同じ電位のオン・オフの状態もある。表皮が興奮状態だとバリア機能の回復が遅れ、抑制されると回復が促進され、肌荒れも治る。

    アトピー性皮膚炎には海水浴療法があり、美容には、にがり療法がある(海水からナトリウムを除いたもので、主成分はマグネシウム塩とカルシウム塩)。

    グルーミングによって、快楽ホルモンであるβエンドルフィンが放出される。

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    2020年10月31日
  • 皮膚感覚と人間のこころ

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    皮膚について様々な観点から分析を試みた本。
    皮膚感覚と人間の心との関係から始まり、皮膚の防御機能、表皮の機能、皮膚感覚が体に発信するメッセージと進んでいく。
    温かい飲み物を渡すと、その人の心も温められるっていうのは凄い面白いと思った。
    また、皮膚がブルーレイに記録されている高周波の音を聞き取ってるかもしれないという意見も非常に興味深かった。

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    2019年01月13日
  • 皮膚感覚と人間のこころ

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    半分ぐらい斜め読みでした。機会があれば再読したい。
    頭に残っているのは,皮膚は音も光も感じるということ。ガムランの生演奏ではトランス状態になる場合もあるが,CD演奏ではならないとのこと。これは,耳には聞こえない周波数の音が,皮膚を通して人間に作用しているのではないかと考えられるそうだ。塾の講義もネット受講とライブ受講とでは,何か決定的に違うなと感じていたのは,この皮膚で感じることだったのかもしれない。

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    2018年11月25日
  • 皮膚は考える

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    フォトリーディング&活性化で高速リーディング。

    著者は「おそらく」と断ってはいるが、皮膚は光を感知し、気分に作用するとの事。ベータエンドルフィン(快感物質)が皮膚にあるが、どのような役割なのかは不明との事。

    皮膚は臓器、皮膚は免疫をつかさどっている、などのキーワードで科学的に色々説明をされている。

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    2014年07月10日
  • 皮膚感覚と人間のこころ

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    自己意識の捉え方がとても印象的だった。知覚の積み重ねから効率的な行動を起こすために感覚を統合、コントロールするものが自己意識の始まり、それがさらに複雑になって今言われる意識、感情のようなモノが生まれた。
    皮膚は自分と他のものを分ける境界であり、触覚である。
    視覚聴覚などに頼りがちだが皮膚感覚というものも意識していきたい。

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    2013年11月26日
  • 第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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    内容は面白いが、幾つか注意が必要。
    インパクトのある書き方をしているためか、
    少し誤解を与えそうな記述が見られる。
    そのため常に警戒しながら読むことになる。
    あと、この本は帯も含めて一冊の本。

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    2014年02月01日
  • 皮膚感覚と人間のこころ

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    人間のこころ、とあるが、内容はかなり科学的な印象。実験に基づく考察の連続という感じだけど、それなりの納得のいく内容だと思う。とりあえず、まだまだ未知の領域の皮膚とそれに伴う感覚、ケアや愛着にも興味があるので、ぜひ解明して欲しいところ。

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    2013年02月28日
  • 皮膚は考える

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    著者のこれまでの研究と、それを踏まえた予想、皮膚が単なる体を包む膜ではなく免疫や全体のホルモンバランスと関係し、さらには皮膚そのものが脊髄や大脳のような情報処理システムを持つのではないか、という、まとめるとそのような考え、が述べてあります。
    語りくちが丁寧でわかりやすく、研究者のおじさんの話を「うんうん」、「へぇ~!」と相槌を打ちながら聞いている気分で読みました。
    ただ専門用語が多く、わからない言葉があるとその都度勉強しながら読んでいたので時間がかかりました。お医者さんが読むとより面白いんじゃないかなぁ?

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    2012年10月04日
  • 第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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    皮膚が感覚で受信をして考え選択して反応する
    脳も神経もないゾウリムシのような原生動物にも生きよとする意志がある
    認識や判断があってものの味がわかるらしい
    細胞膜という皮膚が環境を感じ取り
    自己の生存のために「快適」さを選択する

    人間の皮膚には脳と似た組織と細胞があるという
    情報を受け取って考え作戦を練って防御したり反応する
    体毛を捨てた人間は鋭敏な感覚を物にした
    特に顔の皮膚は裸で常に晒されているにも関わらず
    もっとも角質が薄く敏感なのだそうだ
    顔は脳のそばにあって五感のすべてを一手に引き受けている

    皮膚の三分の一を失えば死に至る
    外と内をつなぎ、すべての臓器の働き

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    2012年03月07日
  • 第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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    おもしれー。

    表皮であるケラチノサイトはひとつの情報処理システム。
    光、熱、圧力などのインプットも、ホルモン伝達などのアウトプットもする。
    よって精神と皮膚は互いに密接に繋がっている。

    肌を掻いたり傷つけたら心も傷つけてしまうんだなー。と、しみじみ。


    赤いライトをあてると修復が早まる。
    にがりのようなミネラルバランスで覆うと修復が早まる。
    蕁麻疹とアトピーのかゆみは性質が違う。

    って、なるほど。

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    2011年02月18日
  • 第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

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    改めて、情報を処理する仕組みと言うのが「脳」という一部の仕事でない事を実感させられる。そのような内容になっている。より工学的な視点から生物の環境との関わり合いを知る一つのきっかけとして本書はすばらしい価値を持っていると思われる。また同時に、改めて「脳」という中央処理システムがヒトという集合体の中でどのような役割を担っているかを再確認するために大きな役割を担ってくれるように思える。
     全身を顔するために人には手がない、それは全身をセンサーにする、全身が脳のようになる、という事を指すのだ、という指摘は非常に想像力を膨らませる。より外界と敏感な関係を構築するために人は体毛を捨て、さらにそれを突き詰

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    2010年01月17日