遠藤誉のレビュー一覧

  • 「中国製造2025」の衝撃 習近平はいま何を目論んでいるのか

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    ネタバレ

    名前負けの本
    長い割りに中身が薄かった
    でも、中国の半導体はかなり進んでいて、日本のメディアで報じられている安かろう悪かろうではなくなっていることは、再確認した

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    2019年04月25日
  • 「中国製造2025」の衝撃 習近平はいま何を目論んでいるのか

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    ネタバレ

    【248冊目】【248冊目】著者の遠藤誉さんは中国研究者で、かつ、科学者。そして、中国で生まれ育ったということもあって、知識と主張が溢れ出てくる感じが伝わってくる。資料を何も見ないで書いてるんじゃないかと疑ってしまうぐらい笑。

     中国製造2025(発表は2015年)で特に注意すべきなのは半導体、そして宇宙航空関係であるというのが本書の主な主張。とはいえ、習近平氏が2025を出す前から、特に半導体の重要性に中国は気付いていたようで、実態面ではスローガンが出来る前から徐々に歩を勧めていたらしい。特に電子機器等について「世界の工場」となった中国が、実は「世界の組立工場」に過ぎなかったと自覚してからの国ぐるみの注力はすごい。

     ホァーウェイの躍進や嫦娥4号の月裏側着陸等近年目覚ましい躍進を遂げている中国だが、本書で最も印象に残ったのは「千人計画」(2008年)「万人計画」(2012年)に代表される中国の人材還流政策。これらの計画は、海外の優秀な人材を獲得するための計画だと思っていたが、実は、海外で学んだ自国民を還流させるための政策だったというのは私にとって新しい認識だった。
     特に、シリコンバレーで働く中国人の言葉だという次の一節は、日本との対比で大変興味深い。
    「国家はわれわれを知的資源の宝庫として位置づけ、大事にしてくれていますから、当然、私たちも祖国にもっと喜んでほしいと、誰もが全面的な協力体制に入っています。」

     あと、2016年に打ち上げられた世界初の量子通信衛星「墨子号」についてもきちんと触れられていて好印象。

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    2019年04月13日
  • 「中国製造2025」の衝撃 習近平はいま何を目論んでいるのか

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    製造の話ではなく、より長いスパンの政治の話 中国製造2025が製造のみに限った話ではなく、人材獲得戦略や科学技術振興とあいまった国家発展戦略だということを、過去の政策や対米戦略、外交戦略なども含めて説明している。
    筆者の伝えたい「中国が2025には世界最先端に追いつくよ!日本は座視してるどころか助けようとしてるけど、それでいいの?!」という危機感はわかりやすく伝わる。

    読み物としては、専門書というよりは筆者の経験や調査(取材を含まない)を基にした、意見表明のコラムに近い。調査が広く行われているので、中国のことをあまり知らない読者にはよく参考になりそう。

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    2026年04月28日
  • 毛沢東―日本軍と共謀した男―

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    後付けを承知で言えば、なぜ対米英蘭緒戦時に反共の旗印の下に中華民国政府と単独停戦し、中華民国の斡旋で連合国とも講和できたら、早期に成立する冷戦構造においても日本は影響力を発揮できたはずなのだが。なぜ大局が読めず、夜郎自大になってしまったのか。コミンテルンの省部浸透をどうしても疑いたくなる。

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    2018年01月14日
  • チャイナ・セブン〈紅い皇帝〉習近平

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    習近平さんのことはよくわかった。
    名前を知ったのは、副主席になった時だったと思うけど、その時にマスコミが、次の国家主席と紹介していたのが意味がわからなかったのを覚えている。

    本書を読んで、その意味がわかった。


    アリババ集団の株主に、紅二代、新紅二代、新紅三代の名前があるというのが興味深かった。

    著者である遠藤誉さんのプロフィールが気になってしまった、。

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    2015年01月04日
  • チャイナ・ナイン

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    2014年の今となっては随分昔の話に感じてしまうが、中国の第五世代の指導層に誰が入ってくるか・・というのは、中国関係者やそこに住んでいる人間からすると、一大関心事項だった。国家主席が誰になるか(結局は習近平になった)や、結局のところ政治的には完全に終わることになる薄熙来は常務委員になれるのか、といった人事に関することから、そもそも9人が選ばれるのか、それとも7人なのか、といったように多くのトピックがそこには含まれていた。

    この本はその結果(18大)がわかる前に、現指導者層を予測するということで、書かれた一冊。著者は中国生まれで日本育ち、成人してからは中国の公的機関の顧問も経験したという立場にあって、外からの情報とインナーの情報をバランスよく配置してあって読み応えがある。中国にそこそこ長くいた人間としては、こうやって「中の人とつながりがあります」的なこと堂々という人は、あまり信頼が置けない・・・というのがあるのだけれど、そこはある程度割り引いて読むほうも考えるしかない(深淵をのぞいている時には、向こうも覗き返しているという文を思い出す)。

    2014年の今となっては結果がわかってしまっていて、当たり外れを語るというのは後だしじゃんけんになってしまって意味がないが、そもそも中国の権力構造がどのようになっていて、意思決定というか「彼らの内側の世界観」がどのようになっているのかを理解するにはうってつけの本だと思う。

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    2014年04月26日
  • チャイナ・ジャッジ

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    政治は権力闘争と言われるが、ここまでだと誰のための政治かわからなくなる。もちろん全てがノンフィクションではなく一部筆者の想像もあるが、こういう体制だと中国が自助浄化されるのは無理ではないだろうか。
    いずれにしても詳細な取材に基づいた作品で良かった。でも少し読みづらいか?

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    2014年01月17日
  • チャイナ・ギャップ

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    遠藤さんのセミナーがよかったから買ってみた。資料をもとに尖閣諸島が何国のモノかをわかりやすく解説していておもしろかった。 
    後半のチャイナセブンのところ未読。要再読。

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    2013年02月25日
  • チャーズ

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    国共内戦時において中国共産党軍は長春市への食料封鎖を断行し、何十万の市民を餓死させた。筆者はその餓死体のうえで野宿をしたり、人が人を食べるところを目撃したりして、あまりの恐怖に記憶を喪失する。あることをきっかけに回復した記憶をたよりにこの作品は構成されている。長春市の惨状や彼女の家族の運命も酷いが、それ以上に中国共産党の思想教育、三反五反運動には背筋の凍る想いがした。自分の身を守るために、人は人を簡単に裏切ってしまう事実にも無常さが募る。

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    2013年02月20日
  • チャイナ・ジャッジ

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    中国共産党トップのチャイナナイン(現在はチャイナセブン)が最も重要視することは権力闘争ではなく、中国の国家体制維持。その脅威となる要因に対しては、共青団とか太子党とかの括りは関係なく、徹底的に排斥していくことが、よく分かる。

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    2013年01月11日
  • チャイナ・ジャッジ

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    薄熙来、中国共産党の幹部候補失脚の原因となった、妻の英人毒殺事件の背景。

    何故殺人なんて危険を犯したのかが不思議でしたが、危険だと思ってなかったのかもしれないですね。
    チャイナマネー、おそるべし、です。

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    2013年06月02日
  • チャイナ・ナイン

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    中国の政治意思決定について関心があったので読んだ。学術書ではないので参考程度に読めば良いと思う。
    代表的な中国の政治家についての基本的な情報が手に入る。

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    2012年10月17日
  • チャイナ・ナイン

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    著者の遠藤さんは1941年に中国で生まれ、日本敗戦後には中国国民党が支配する長春に対する中国共産党による包囲作戦によって引き起こされた、死者10数万人から30万人とも見られるすさまじい飢餓地獄から生還した過去を持つ人物です。

    #尚、この時の経験は、1983年に執筆した「不条理のかなた」を始めとする様々な著書に書かれています。

    この様に中国と切ろうとしても切ることが出来ない結びつきをもつ遠藤さんですが、その人脈には中国政府の要職についている人物もいるとの事。
    本書は、この様な遠藤さんの手による次の中国を率いる指導者(中国共産党中央委員会政治局常務委員)グループ、通称チャイナ・ナイン(現在常務委員は9人いるのでナインとなっているが、常務委員の人数は9人に限定されている訳ではない)について解説した本であり、類書は他に無いのではないかと思う程ユニークな一冊です。

    構成は、序章と終章を含めて全7章からなり、それぞれ

    序章:権力の構図
    権力闘争を含めた中国の現状を簡潔に解説

    1章:中国を動かす9人の男たち
    中国で最も強い権力を握る、9人の中国共産党中央委員会政治局常務委員たちについて、その経歴や著者が相手に抱いた印象などを解説

    2章:次の中国を動かす9人の男たち
    次期中国共産党中央委員会政治局常務委員に選ばれるであろう人々や上海閥(江沢民を筆頭とする改革解放路線派。汚職がすさまじいと言われている)、団派(叩き上げの高学歴集団。共産主義の価値観を重視)、太子党(共産党の高級幹部の子弟)と言ったチャイナ・ナインの派閥を解説。
    加えてこれら派閥間の駆け引きも紹介

    3章:文化体制改革
    秩序、価値観が崩壊した文化大革命後、改革解放路線へと直進した中国。
    この経緯により、中国社会には薬物、性の売買が入り乱れる等、モラル崩壊が社会問題となっている。
    この現状と中国政府の対策及び中国のインターネット世論を構成する若者たちなどに関して解説。

    4章:政治体制改革
    インターネットなどにより無視できない力を持ち始めた世論。これと折り合いをつけ様とする中国政府の取り組みを解説。

    5章:対日、対外戦略
    胡錦濤政権の対日戦略とそれに対する中国国民の強い反発や北朝鮮、アメリカ、アフリカ諸国との関係について解説

    終章:未完の革命
    この書評の冒頭でも紹介した著者の壮絶な過去や中国に対する思いについて


    著者個人の思い入れや想像なども多く記載されている本なので、淡々と事実関係を解説したものではなく、勢いよく書かれている文章に何となく「未だに読んだことが無いが、水滸伝ってこの様な感じなのだろうか?」と言った印象を抱いてしまう一冊でした。
    加えて、例えば、中国共産党の指導下での他政党の活動を紹介する記述では(一応、限定的である点は断りは入れてはいますが)中国国内の民主的な側面として強調されている等、「その気になればいつでも潰せるのに民主的と言えるのだろうか?」と言った感じの疑問を感じる箇所もあり、正直、内容の客観性に関してはどの程度確保されているかは(少なくとも私には)分かりません。

    とは言え、上記しましたが、本書のユニークさは類書に無いものですので、一読の価値は十分にあるかと思います。
    従って、(内容の正確性にある程度の判断をつける為には)本書を読む前に「日中危機はなぜ起こるのか」(リチャード・C. ブッシュ著)等を読まれるといいかも知れません。

    何にせよ、興味深い一冊です。

    お時間のある時にでもどうぞ。

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    2012年10月17日
  • チャイナ・ナイン

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    断片的に記事を読んでいたのではわからない中国の政治を理解する糸口になる本でした。ぐーかいらいの話は圧巻。BBCのニュースが面白くなります。

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    2012年08月27日
  • チャイナ・ナイン

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    固有名詞がたくさんでて、覚えきれない、再度、紙に書きながらもう一度読みたい。(とはいえ、表紙裏に大まかな人間関係図が書いてあり基本的な部分を押させるには十分)。
    中国の内部事情について非常に詳しくか書かれてあり、誤まった知識や理解をしていた。例えば、議会制民主主義、中国でのネットの事情。もっと早くに読めば良かったと思う。
    政権争いについては、どこの国でもあると思うが、将に昔でいう三国志を思い出さずに居られなかった。所謂近代版の三国志ではなかろうか。

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    2012年07月09日