遠藤誉のレビュー一覧
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この本を読むと、中国の覇権に向けた動きへの脅威をより感じるようになる。どこかで中国を馬鹿にしていた意識が変わる。当然経済的にも軍事、外交的にも無視できぬ存在だが、内政問題多く、知財もいい加減で技術力は模倣の張りぼて、共産党の強引な手法で何とか維持する状態、という理解も間違いではないが、それだけではな...続きを読むPosted by ブクログ
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タイトルに示されるチャイナセブンの履歴は意外に前半で終わるのであれ?と思ったが、全体的には満足。
日本での中国報道では、いかにもならず者国家のボスという印象であるが、筆者の分析を通してみると非常に戦略的でビジョンを持って国家運営がなされている印象を持った。また中国と米、露、アジア諸国の立ち回りでは米...続きを読むPosted by ブクログ -
ウクライナ戦争はなぜ起こったのか?もちろん、ロシアがウクライナに侵攻したからであるが、それは原因ではない。ウクライナはなぜNATO加盟を欲したのか、プーチンの怒りを買うことが明らかであったにもかかわらず。このような戦争勃発の背景には何があったのか。そして中国の側から見た場合にこの戦争はどのように見え...続きを読むPosted by ブクログ
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ウクライナに侵攻を始めたプーチン、そしてロシアの友好国中国。
当事国であるウクライナ及び現在最大の武器支援国である米とを絡めて相関関係を描く。
知らなかったが、アメリカ(と言うよりバイデン)の行ってきたこと、中国とウクライナの深い関係を知ることが出来、今後これらの国々を見る目も変わってきそう。
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中国ロシアの関係とインド、パキスタンも含めた関係性についてはとても興味深く読ませていただきました。この本が出た時からインドのスタンスなどは徐々に変わっていますが、過去の分析や情報、関係性について学ぶところが多かったです。
個人的にはアメリカ、特にバイデンに対して憎さが余って印象的ですが、それが中国感...続きを読むPosted by ブクログ -
81歳になられても全く衰えを知らない、遠藤さんの魂の叫び、切れ味、パワーに圧倒された。
陰謀論のように見えてしまうが、今となっては、やはり、バイデンの「不参戦宣言」が全ての発端。。
中国が背後にいるという話もよく出るが、嫌中の遠藤さんが「中国は侵攻を知らなかった」という論拠(ウクライナの中国大使...続きを読むPosted by ブクログ -
2022年41冊目。208ページ、累計11,614ページ。満足度★★★★☆
2022年2月のロシアによるウクライナ戦争について書かれている。この戦争の影の主役はアメリカであり、本書の内容もアメリカに関する記載が多い。
書名と内容はミスマッチしているが、読んで損がない一冊Posted by ブクログ -
今回のウクライナ戦争に対して関係各国、特に中国がどのような姿勢で対処しようとしているのかを重点に分析した好著。
なぜ習近平はロシアの軍事侵攻に賛同できないのか、中国は台湾武力攻撃に進むのか、ウクライナはどうやってバイデンに利用されたのか。インドは、パキスタンは、…。国内で報道されている内容だけでは...続きを読む -
中国製造2025は2015年5月に中国が発布した国家戦略で、ハイテク製品のコア技術を獲得するとともに、宇宙開発等も推進しようというもの。この背景には、2012年の尖閣問題で、日本製品不買運動が持ち上がったときに、結局スマホなどメイドインチャイナのハイテク製品に日本製のキーパーツが使われており、それが...続きを読むPosted by ブクログ
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遠藤誉さんの著書は以前にも…薄熙来氏失脚の際に一体何が起きているのだろう?と読んだことがありますが、それ以来。女史の見方が100%正しいのかは私には分かりませんが、1つの観点からの解説として大いに参考にはなりました。Posted by ブクログ
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遠藤誉さんの著書は以前にも…薄熙来氏失脚の際に一体何が起きているのだろう?と読んだことがありますが、それ以来。女史の見方が100%正しいのかは私には分かりませんが、1つの観点からの解説として大いに参考にはなりました。Posted by ブクログ
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中国分析のプロである遠藤誉が、トランプをどう見ているのか?ということに興味があった。トランプと習近平の激烈な衝突が、世界に大きな影響を与えている。とにかく、トランプの行動は、予測できないところにある。
遠藤誉はいうトランプは「それまで誰もしなかったことを断行して世界に衝撃を与える」
確かに、トランプ...続きを読むPosted by ブクログ -
会社で回覧。
中国の中国製造2025の成り立ちを解説。
反日デモは反政府デモの表の姿でもある。
国家戦略の一端を知ることができた。
脅威に感じると共に、日本の国家戦略はどうなのか知りたい。Posted by ブクログ -
ブログで断片は読んでいたが、1冊の本としてまとまったものを読んでみると、著者の主張の説得力が増すように思う。
やはり中国人ネットワークは人材の宝庫だし、そこに強い決意と、豊富な資金とアサインメントが加わると、結果はついてくる。
幕末の我が国の拡大スケール版のようだ。
共産中国の下で進行しているの...続きを読むPosted by ブクログ -
出張者のお土産。米中貿易摩擦でトーンダウンしているように見える「中国製造2025」。それがなぜ必要とされ、それがなぜ米国に恐れられるのか。
これを考えた習近平すごいし、それに気づいたトランプもすごいな。
果たして、「一帯一路一空一天」となるかどうか。Posted by ブクログ -
遠藤先生が、テレビの経済番組で中国を語る時の勢いや情熱が好きで、本書を手に取りました。
実はあまり時間がなく、本書は目次だけメモを使用かと思っていました。目次だけとはいえ、興味のあるページは本文を参照するわけですが、遠藤先生の語り口調と同じく筆の勢いも魅力的で、結局全部を一気に読んでしまいました。...続きを読むPosted by ブクログ -
中国共産党研究の第一人者と呼ばれる著者がアメリカと中国の関係性について、著した一冊です。しかし、自分自身の利益の為にアメリカ人のキッシンジャーが中国との関係をコントロールしているというのは本当でしょうか...?その辺りは少し引っかかるところでした。
毛沢東が日中戦争時に共産党をどの様に、蒋介石率いる...続きを読むPosted by ブクログ -
33万人が餓死させられた1948年の長春包囲戦を体験した著者は、中国や周辺諸国の政治的状況分析に何の希望的観測も挟まない。
一党独裁の中共(や更にその中で独裁を目論む習近平)はその保全を自己目的とするが、その命運は著者が展開する毛沢東と旧日本軍との共闘で尽きるのか、自ら標榜する大人の統治を実現させ...続きを読むPosted by ブクログ -
習近平の位置づけとその他6人について説明されている。日本寄りの立場。
北朝鮮の拉致問題は北朝鮮と中国の関係が悪く、日本と中国の関係が悪い状態であることが必要。
太平洋戦争で戦ったのは国民党政府であり、共産党政府ではない。それなのに共産党が日本軍国主義に勝ったかのような宣伝をしている。日本政府の謝罪も...続きを読むPosted by ブクログ