フジコ・ヘミングのレビュー一覧

  • 奇蹟のピアニスト 人生哲学 やがて鐘は鳴る

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    銀座まで小一時間かかるので、電車の中で読もうと手にとった本
    行きと帰りの電車で読み終えた
    文学というより、淡々と自分の生きざまを語っている。
    つらつらと読みやすい本だった。

    生まれてからずーっと耐え忍んで生きてきて、最後に華開いた人生だったと思う
    彼女が華開いたのは、心のありかたにあったと思う
    苦労したことを糧にできたからこそだろう
    ポジティブな考え方、他人に依存しないことなどなど、その生き方から学ぶものは多い
    2024年に亡くなられたのがとても残念だ

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    2025年10月14日
  • 奇蹟のピアニスト フジコ・ヘミングのことば エンジェルはそばにいる

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    私は、フジコ・ヘミングさんの演奏が好きでした。遍歴や音楽の考え方については知らないことが多かったので、この本に出会えて本当に良かったです。珠玉の言葉がたくさん詰まっていました。

    「いくらテクニックがあっても、人間性は絶対に音に出る」

    この表現が心残りました。

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    2024年10月30日
  • フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記

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    今年、2024年の4月21日に92歳でその生涯を閉じた、ピアニスト、フジコ・ヘミングさんの追悼番組を観た。大好きなショパンの面影を追って、スペインのマヨルカ島を訪ねたり、コンサートを開いたり。
    (初回放送は、2022年12月28日)
    90歳とは思えない、力強く情熱的な演奏に驚いた。
    いっぱい間違えちゃったわ、と言っていたけれど、そんなことは些細なことに感じられた。

    この本は、そのフジコ・ヘミングさんが14歳の夏休みに書いた、水彩画の絵日記。
    (日記は小学校の頃からつけていたけれど、これが一番気に入っているという。状態も良い)
    日本の学校の画一的な指導に馴染めなかったフジコさんが、宿題ではなか

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    2024年07月19日
  • 奇蹟のピアニスト 人生哲学 やがて鐘は鳴る

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    ネタバレ

    フジコ・ヘミングさんの人生哲学、タイトル通りです。わたしは共感できるところが多いので読んでて癒やされます。

    ご多分に漏れず1999年のNHKのドキュメント、「フジコ、あるピアニストの軌跡」から、フジコさんに興味をもちました。番組制作のきっかけや撮影時のエピソードが載っていておもしろかったです。

    苦難の連続のフジコさんですが、ドイツでほそぼそと生活はできていたし小さくても演奏会は開けていたようだし、なにより有名な音楽家の前で演奏する機会はときどきあった。この本は今までを総括して小さなエピソードなどもとても多く書かれています。いいこともちょいちょいあったじゃない〜と思えます。

    当時、NHK以

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    2024年07月14日
  • フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記

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    フジコ・ヘミングさんのこと、今までほとんど知らなかった。音楽だけは知っていたけど。この本には14歳の時に描いた絵日記と、合間合間にエッセイが載っている。14歳にしては大人びた美しい文字を書かれる人だ。エッセイを読んでフジコ・ヘミングさんってなんて心が美しい人なんだろうと思った。苦労された人だったんだ。聴力も一旦は両耳とも無くしてるし。それもデビューリサイタルの直前に。結局、60歳で日本のTV局にドキュメンタリーが放映されたのをきっかけに花咲いたとか。しばらくフジコ・ヘミングさんが僕のヘビロテになりそう。

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    2024年05月25日
  • フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記

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    ピアニスト、フジコ・ヘミング、14歳の夏休みの絵日記。
    本のタイトル通り(笑

    素晴らしい、好きです!

    14歳の少女の思い、夏休みの出来事が切り取られ水彩絵の具で色付けられています。色彩が素晴らし、そして日記のなかで母親のこと、目上の人のことを書くとき「敬語」が使われています。
    なんだか、とても美しいと思った次第。

    作者の少女時代が切り取られ、興味深く読む。
    左耳が幼い頃すでに失聴しているとは...知らなかった...

    エッセイは他にも出ているようなのでもう少し読んで見たいと思う。

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    2024年04月17日
  • たどりつく力

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    とてもとても素敵な生き方。本当に努力の人。彼女の生きる姿に、私は勇気をもらい、私も夢を諦めずに自分の自由のままに歩んでいこうと思わせてくれる本。少女のような純粋さを持った人。彼女のように生きたい。

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    2023年11月23日
  • フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記

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    フジコさん好き。
    素直で優しくて素朴で自由で繊細。
    絵日記の絵も微笑ましいし。
    かわいいひとだなー。
    人の影響受けずに自分に素直に
    生きるって難しいけど幸せなことな気がする。
    また聴きに行きたいなー

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    2019年02月23日
  • フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記

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    フジコさんは名実共に芸術家。
    味のあるイラストをお描きになられる。そして日記の内容も視点が違うから面白い。
    あのクロイツァーに習っていたのもスゴいことだけど、そのクロイツァーに「わたしの指下さい」「わたしの指どうぞ」と片言の日本語で言わせるなんて、それがどんな事でどんな意味があるかピアノ弾きなら理解出来るはず。
    そのエピソードを日記に書くフジコさんのセンスとユーモアは感心せずにはいられない。
    リストのラカンパネラ、リストのため息、そんなセットリストが出来るフジコさんの戦後のピアノ史でした。

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    2018年07月29日
  • フジ子・ヘミングI 奇蹟のカンパネラ

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    不安なときとか落ち着きたいときって何かCDかけたくなりますよね。でも歌が煩わしくなったりしますよね。そんなときはやっぱりピアノが良いと思います。
    カンパネラとか聴いてて本当すごいと思います。メロディーが綺麗です。

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    2009年10月04日
  • 奇蹟のピアニスト 人生哲学 やがて鐘は鳴る

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     フジコ・ヘミングのNHK特集『そしてまた、フジコ・ヘミングとともに』を観た。フジコ・ヘミングについて相変わらずの関心があったので、視聴することにした。ずいぶん前にフジコ・ヘミングのテレビを見たことがあり、その時の印象を思い起こした。調べてみたところ、1998年に放映された『フジコ〜あるピアニストの軌跡』だった。その際の『カンパネラ』に非常に驚かされた。ピアノにこれほど心を動かされたのは初めての経験であり、その後、CDを求めて繰り返し聴いた。フジコ・ヘミングのピアノの素晴らしさに感銘を受けた。

     それから20年以上経過し、『そしてまた、フジコ・ヘミングとともに』を見ると、90歳を過ぎたフジコ

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    2024年09月22日
  • 奇蹟のピアニスト フジコ・ヘミングのことば エンジェルはそばにいる

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    今年の4月21日、フジコ・ヘミングさんは逝去された。その訃報を知ったときとても悲しかった。もうあのピアノを聴けないのかと、辛かった……。
    なんとか当たったコンサートのチケット、運営側から「払い戻ししてください」と連絡がきて、怪我の具合がそんなに悪いのだろうか、大丈夫なのだろうかと心配になった。
    それからしばらくして、膵臓がんで亡くなっていたと知った……。声にならない。ただただ、辛い。
    コロナ禍のなか、私が聴く最初で最後となったあのコンサート。初めて聴いたラ・カンパネラ。あのときの高揚感と多幸感は、胸が熱くなって身体がふわふわしていて……本当に、夢のような時間だった。
    この本の中で、「人間性は音

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    2024年09月15日
  • 奇蹟のピアニスト フジコ・ヘミングのことば エンジェルはそばにいる

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    フジコさんが生きている間にファンになりたかったな。ほんまに素敵な人です。写真がいっぱいあって嬉しい。

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    2024年08月10日
  • 希望の力 くじけない、あきらめない心

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    すごい!フジコさんは天才ピアニストで、自然と才能が発掘されたんだ、と思っていたものの、自らどんどん直接自分を売り込みにいっていたなんて。全然知らなかった。そして、自身の運命を信じることの強さ。神から与えられた力を、最大限人のために発揮することの絶大な影響力を思い知らされた一冊。よく聞く言葉も、リアルに、人生を通してかいくぐってきたフジコさんが言うから説得力が段違い、、ますます、好きになる。ますます、尊敬する、、

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    2023年10月14日
  • たどりつく力

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    苦労を知らないお嬢様
    育ちの方だと、

    ピアノのエレガントな
    イメージだけで勝手に
    思い込んでいましたが、

    いやはやとんでもない
    勘違い。

    つらい幼少期、貧しい
    生活、

    そして、音楽家として
    生命線ともいえる聴力
    の喪失。

    その半生を知ってから
    あらためて聴く彼女の
    演奏は、

    これまでとは違うもの
    に聴こえます。

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    2023年03月28日
  • フジコ・ヘミング 永遠の今

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    フジコヘミングさんの飾らない率直な語り口で書かれていて清々しくて素敵。徹子の部屋のゲストの時、小さい頃のお話しされてて、ピアノを弾くよりも絵を描いたり、物を作ったりするのが好きな子だったと言っていた。そのときに小さい頃に書いた絵日記が出版されると言う話をされていて、そのことにも触れられていた。古いものが好きで、ビーズや刺繍が、好きなことも書いてあって読んでいて温かい気持ちになる。15年ほど前にコンサートを聴きに行けたのは本当に良かった。また聴きたい。フジコさんが好きなものを撮った写真もどれもセンスがあって本当に素敵。

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    2022年05月29日
  • たどりつく力

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    読んでよかったです!
    前半はフジコさんの人生話、後半はフジコさんの考え方が書いてあります☆
    とても努力された方です。
    耳が聞こえなくなっても、ピアノを続けたことはすごいです!

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    2021年10月07日
  • 奇蹟のピアニスト 人生哲学 やがて鐘は鳴る

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    自分さえよければそれでいいという人に 
    天国の門はない 

    フジコさんは絶対天国にいくだろうなー 
    ほんとに頭がさがります。 
    フジコさんの言葉忘れないように 
    また時々読もう 

    ピアノも人間性もだいすき 
    下北沢とパリの家に遊び行きたい 
    お茶したい 
    ピアノ聴きたい

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    2021年04月13日
  • くよくよしない力

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    苦労と苦悩の時代が長かった事が伺い知れる。
    ただそんな時、自分を見つめ、前を向き、諦めず、コツコツと継続すれば必ず実る。
    難しい人生訓ではないが実践するのはとても難しい。

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    2018年12月16日
  • くよくよしない力

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    波乱の人生を送りつつも
    決してあきらめなかった フジコ・ヘミングさんだからこそ
    重みを感じられる言葉です
    「今の自分があるのは
     あの辛い時期があったからこそ
     なんて小さなことで悩んでいたのかと思える日が
     必ず来る」

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    2018年08月09日