あらすじ
人生は苦しいときのほうが多い。
自分の中にある幸せをみつけていけば
生きやすくなるんじゃないかしら。
無国籍者として貧困と孤独の半生の後、60歳代後半で再び世界に見出されて以来、今なお世界各国で演奏活動を続けているフジコ・ヘミング。
その精神を支えているものは何か。高齢を迎えた現在もひとり暮らしを続け、日常生活のなかにも独自の世界をもちながら(インテリア、ビーズ、刺繍、ファッション、イラストetc.)「今」を生きる――
日常をこよなく愛する孤高のピアニストが
「今」を語り下ろした珠玉の言葉たち。
撮りおろし写真50点以上、本人筆のイラストも収録。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
フジコヘミングさんの飾らない率直な語り口で書かれていて清々しくて素敵。徹子の部屋のゲストの時、小さい頃のお話しされてて、ピアノを弾くよりも絵を描いたり、物を作ったりするのが好きな子だったと言っていた。そのときに小さい頃に書いた絵日記が出版されると言う話をされていて、そのことにも触れられていた。古いものが好きで、ビーズや刺繍が、好きなことも書いてあって読んでいて温かい気持ちになる。15年ほど前にコンサートを聴きに行けたのは本当に良かった。また聴きたい。フジコさんが好きなものを撮った写真もどれもセンスがあって本当に素敵。
Posted by ブクログ
1932年生まれのピアニスト...
本は「語り」の形式で書かれている。
著者=フジ子・ヘミングの部屋の様子や持ち物、特に思い出の品の写真が印象的。そして著者が書いた絵も...
絵が素敵だった。
切手にもなっていて、リトグラフの個展も開催したことがあるみたいだ...
すごいな〜
本を読んでいる時、彼女の年齢を忘れてしまう。
ロマンチストで正直で恋多き人、そしてカトリックのクリスチャン
ふと...
断捨離も必要だけれど、身の回りにこうした思い出の品を飾って生活するのも悪くないなぁ〜と思って見たり...
コンサートに行ってみたいと思ったり。。
生き様の分厚さを感じた。羨ましい限り...