フジコ・ヘミングのレビュー一覧
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フジコヘミングを知りたい人へ
素晴らしいピアノを弾くフジコヘミングを理解するのに貴重な1冊。彼女の生い立ちと生き様を知るのに役立つ。彼女のピアノを聴きながらこの本を読んでみて下さい。
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Posted by ブクログ
1932年生まれのピアニスト...
本は「語り」の形式で書かれている。
著者=フジ子・ヘミングの部屋の様子や持ち物、特に思い出の品の写真が印象的。そして著者が書いた絵も...
絵が素敵だった。
切手にもなっていて、リトグラフの個展も開催したことがあるみたいだ...
すごいな〜
本を読んでいる時、彼女の年齢を忘れてしまう。
ロマンチストで正直で恋多き人、そしてカトリックのクリスチャン
ふと...
断捨離も必要だけれど、身の回りにこうした思い出の品を飾って生活するのも悪くないなぁ〜と思って見たり...
コンサートに行ってみたいと思ったり。。
生き様の分厚さを感じた。羨ましい限り... -
Posted by ブクログ
この本より前の感想が6月とかで、息が止まるほどびっくりした。そんなに読んでいなかっただろうか。いや別に、読書が嫌いになったとかではない。8月までは大学の前期試験の合格と、来年度に取り掛かる卒論の、研究計画書を提出することで頭がいっぱいだった。9月10月は家族が病を得て、その看病やらなにやらで、読書より疲れ切って寝てしまうことが多かったのだ。もう感想書くのよそうか、とも思った。だって誰も読んでないしね。なんて。習い性は怖いもので、それでも書かなかったら気持ちが悪いのだ。というわけで。
まずは、大変可愛らしい絵日記。フジコ・ヘミングさんの生い立ちや少女時代のこと、この本で初めて知った。描かれた絵の、なんとまあ淳一風の色合いよ。時代を感じるし、愛らしい。プールが楽しみだったり、お裁縫がお好きだったり、本当に当時の女の子、という感じで、すごく素朴だ。もしかしたら日常、日本語と外国語、混ぜて話してらしたのかしら、とも思う。考えていらっしゃる事が大人びてる以上に、表現は年齢より稚い印象を受けた。
ごく普通の女の子の日記ではあるけれど、異色なのは毎日ピアノのお稽古の記述があること。やはりそうでないとピアニストにはなれないだろう。息をするようにレッスンがあるのが当然の日常。それは芸事の世界では、いつの世でも変わらないのだなあ……と感心するような、納得するような。
でもこの本の中で衝撃的だったのは、なんとも愛らしい日常の記述が、ご本人のあとがきの中で、『どんなに楽しげに書かれた日記に見えていても、これは戦争の中で毎日おなかを空かせ、苦労をした中で、そのように書かれたものであることを理解して欲しい』と解説されていたことだ。だからといって嘘を書いていたわけでは、決してないだろう。
本当のことの中から、戦争や空腹や差別や、生活苦を取り除いて、書いている間は平穏なことだけに目を向けて、毎日を一生懸命に生きていたということだと思う。
書かれていない真実や、書きたかったのに書けなかった夢を、私達は好奇心からでなく、やわらかな優しさをもって読み取るのがいい。そんなふうに思う。
フジコさんが注目を浴びたNHKのドキュメンタリーは、あまりにその後がセンセーショナルで、ブームになっていた時、かえって聴く気にはなれず、演奏よりご経歴で騒がれているようで、ご本人はどんなふうにお思いなんだろう、本当の演奏はどんなだろうと、遠巻きに見ていたのを覚えている。今になってこの本を読むと、そろそろ落ち着いて演奏を聴いてみたい。11月に、カンパネッラは似合うだろうか。
なんとなく、これを読んだらまたぞろ、武田百合子の『富士日記』も読み返したくなった。文章の質感が似ているのかも知れない。 -
Posted by ブクログ
読書と同じくらい大切にしている趣味はピアノです。
と言ってもまだ初心者なので下手っぴなのですが…
ピアノは弾くのも聴くのも大好きです。
フジコヘミングさんは世界的に有名なピアニスト。
特に、リストの「ラ・カンパネラ」はフジコさんの代名詞と言っても過言ではないのではないだろうか。
こちらは、フジコさんが過去のエピソードに始まり、ピアノ、音楽、大切にしていることについて綴ったもの。
お母さんは日本人でピアノの教師。
子供の頃はかなりストイックにピアノの手解きを受けたと言う。
(ピアニスト清塚信也さんもそうだけど、天才と言われるピアニストは、お母さんが厳しい、という共通点があるのかもなぁ)
お父さんはスウェーデン人で建築家。
芸術に囲まれた環境で育った。
日本人でも外国人でもない。
ピアノを続けながらも、いわれのないいじめを受け続けたと。
だけど、フジコさんは辛い経験と向き合いながらも、大好きなピアノと向き合い続けた。
そして今なお、88歳で、現役で日本、アメリカ、ヨーロッパで演奏家として活動を続けている。
すごいなぁ。
私もいつか生で彼女の演奏を聴いてみたい!
リストと、ショパンを聴きたい。
そして、フジコさんが文中で言っていた
機械じゃないんだから、間違っても良い
。
という言葉に勇気をもらった気がした。
人間だもんね!
よし、私も練習してもっとピアノ頑張ろう!