松下政経塾のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ページ数は多くないがかなりのめり込んで読んでしまう内容だった。
中身は松下幸之助の話口調で記載されている。
その場に自分がいて、直接話を聞いているような感覚。
内容はというと、心に留めておくべき内容がたくさんあった。
中でも印象に残っていることは「苦労と生きがい」について。
何かを成し遂げる時に苦労しないことなんてあり得ない。その苦労という代償を経て、初めて生きがいと感じられるようなものに繋がってくると。
だから、苦労は買ってでもするべきだし、みんなが避けるからこそ価値があるんだと。
本が発売された時代と現代では働き方も仕事に関する価値観も様々な面で異なっていると思う。
けれど共通する部 -
Posted by ブクログ
●人を幸せにするリーダー
人間に共通した義務感や責任感を自覚し、人の苦しみや喜びといったものを理解できる人でなければ、意義ある仕事はできないし、人を導くことも、幸せにすることもできない。
●自分を叱り自分をほめているか
適切に叱り、適切に育ててくれる人がいなくなっている。だからこそ、自分を叱り、自分をほめるようにしたい。
●自我は一生つきまとう
自我はみずからの生涯に一生つきまとうものである。弱いよりは強いほうがいいが、強すぎてはいけない。強すぎたらそれは、欠点になってしまう。
●肉眼と心眼
まずは肉眼で見えるものを見て、会得する。次に肉眼では見えないもの、精神 -
Posted by ブクログ
ネタバレ松下幸之助さんの思いを伝承・実践し、驚異的な業績回復を果たしたパナソニック会長の中村さんの著書。
自分も管理者として少人数ながらチームを率いているため、共感する部分が多いとともに、反省しながら読んでいました。
その中で、特に印象に残っている部分を紹介します。
・組織というのは、そのトップの人格・度量以上にはならない
(→リーダー自らが成長しないといけない)
・率先垂範こそが、あらゆる階層のリーダーの必須条件
・ゴリゴリとやる前に人間の心をつかむ
・2つの速さ(スピード、アジリティ)を常に意識
・組織の皆でやった仕事、あるいは部下に任せた仕事において失敗があれば、それはリーダーで -
Posted by ブクログ
最近、パナソニック関係者以外の方にも、松下幸之助創業者に学ぼうとする人が増えていると聞きます。その様な中、ピーター・ドラッガー氏の名言でも、松下幸之助氏の名言でも、それが実践の場でどの様に活かされているか、しっかりと把握しないと、結局は、「馬の耳に念仏」になりますね。
本書は、松下幸之助創業者の経営理念を真に実践し、2000年代前半に松下電器のV字回復を成し遂げた中村邦夫氏の述に基づき、松下政経塾、PHP研究所が編集したということで、迫力があり、かつ、判り易く学ぶことができました。
第一部の「より楽しく仕事をするために」、第二部の「よく学び、よく考え、よく伝えるために」、第三部の「" -
Posted by ブクログ
+++ ヒットしたフレーズ +++++++++++++++
・23歳の時に松下電器を創業、51歳の時にPHPを設立、85歳の時に松下政経塾を開塾。
●「愛国心」。誇り。美点。長所。
・日本の政治がよくない一つの原因は、政治を裏付ける「宗教」的なものがないこと。
●日本産業株式会社。総理大臣はその社長、役人は社員、国民は株主。そうなると「税金」は投資。政府は投資に見合った「配当」を国民にしないといけない。
●「無税国家」。「収益分配国家」。
・「国是」。一国の繁栄のために欠くことのできないもの。信条。努力目標。(”鎖国”、”富国強兵”など)
●法治国家は中進国。権力や武力で秩序を保ている国は後進 -
Posted by ブクログ
松下幸之助が話したそのままが載ってるんだけど、
この人がみんなになんとなく好かれて、
みんな何となくついて行きたくなって、
なんとなく人が周りに集まるのが、
わかる。
本からすらわかる。
なんだろね、この関西弁?なのかな?この訛りすらやわらかく、温かく、聞いてて耳心地のよいお話。為になる、前向き、仕事、達成、売上、そんな堅っ苦しい言葉も、この人の口から聞いたら、
そやね、そんなもんかもね。
って、思えちゃう。そんな人だったんだろうなぁ。と。もう会ったこともないし、本でしかお目見えしたことないけど、すでについて行きたくなる。そんな松下幸之助の教え、お言葉。
この人は。
なんかずるいで