えすとえむのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
表紙に惹かれ、タイトルに惹かれ、
『とある紳士とチョコレート』というテーマに惹かれ…
半ば直感で購入しましたが、当たりでした。
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読み始めは「んーオノナツメさんに影響されすぎ?」
と一歩引き気味でしたが、
すぐに物語に惹きこまれていきました。
「ものを食べる」はよくセクシーだと言われますが
チョコレートは特に、ですね。
どきりとするシーンがたくさんありました。
装丁がキレイなのも、すごく好印象。
チョコレート色の印刷に、薄紙の表紙・金色の帯なんて
この本自体がギフト用のチョコレートみたい。
何話目かの
見知らぬ少女とのお話が大好きでした。 -
Posted by ブクログ
▼あらすじ
【ケンタウロスと友好的な関係を築くための注意】
(1)「馬臭い」と蔑むこと。人間のイジメも「お前臭い」の一言から始まります。
(2)お尻や股間をジロジロ見ること。丸出しですが好きで出しているのではありません。
(3)ラッシュの電車の中で「オマエは走れよ!」と言うこと。公共機関は仲良く使いましょう。
(4)馬刺しを食べるケンタウロスを見て「共食い!?」と騒ぐこと。彼らは厳密には馬ではありません。
(5)競走馬で調子のいい馬を聞き出そうとしないこと。彼らにアタリ馬券はわかりません。
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同じケンタウロスをメインにした漫画なら『equus』の方が好みですが此方も好きです。お話の殆どは現代の日本が舞台で、もしケンタウロスが普通の人間と同じように生活し、働いていたら…という設定で描かれています。
ただえすとえむ先生にしてはBL部分はかなり薄めなので、そういうのを期待して買うと物足りないかもしれない。
ただ馬の部分の画力はやはり凄まじいというか、ある種の情熱を感じますので馬好きの方は必見です!(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編集。各作品の表紙にのみ挿絵で絵師さんがそれぞれ違う。作品の内容にあった絵師さんのチョイスが良かった。
装丁も素敵。
『痛い靴』ー絵:えすとえむ
苦手な上司に無体なことをされる受けの話。
無理やりすね毛を剃られ小さなハイヒールを履かせられて御遣いに行かせられた末に犯される、、、みたいな?
痛かったけどそこが萌え。
『ストロベリー』ー絵:腰乃
得意先のノンケが好きで恋人同士になったものの結婚するとうわさを聞き、最後に攻めのバックをとって終わりにしようという受けの話。でも視点は攻めからも書かれるので攻めの気持ちも分かる。
リバ。純情で好き。気持ちがまっすぐで。
『10×3』ー絵:円陣闇丸
ノンケのヤクザ、女好きが高じて組長の愛娘との情事後の朝、組弁護士に見られてしまう。口止めのために一晩付き合うことに。
ノンケであり女に対してやっていたことを自分がされてよがってしまい、しかも舎弟も交えた3P。
こういう話大好き。目覚めた受けは2人にずーっと愛されればいい。
『カルメン』-絵:鬼嶋兵伍
酔いつぶれた日、会社の犬のような図体の後輩から好意とともに襲われそうになってパニクる男。背が低いのと身体が貧弱なのがコンプレックスだが後輩から見てほしいものがあると招待され。
女装した大きな男を受け入れる倒錯感??
違う世界を覗いた受けの気持ちが少しわかったかな。
『クリスタル』-絵:中村明日美子
エレベーターの中で秘書と閉じ込められた男。若くして取締役になったのは正妻の息子が会社に興味がなくて社長が自分を取り立てたから。でもその秘書のスパルタに付いてきていたのに、その秘書は自分が思っていたような男ではなかった、、。
いろいろあったけど、二人の気持ちが通じて良かった。というEV内の話でした。その後の二人が読みたいかな。
『書生の戀』-絵:今市子
作家にファンからファンレターと自分で書いたという小説が送られてくる。その後の作家の日記と少しずつ送られてくる作品。昭和の大戦前から終戦のひと月前で終わった日記。手にしているのは曾祖父の遺品整理にきたひ孫で。
最後の「ああ、(改行)生きている、と感じた」
が、切なかった。
どの短編もそれぞれグッとくる話で、どれも続きが読みたくなる。その後の二人(または3人)は元気に愛し合っていますよね、、、。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「何か上質な映画をみているよう」なえすとえむさんの作風に対してダイレクトな1冊。
表題作『キネイン!』を中心とした短編集だ。
要素だけあげるなら
・青春キュート!
・おっさんズ!
・和服の色香!
・境界線!
そして、
・ラブ!
という感じ。
えすとえむ さんですから当然、絵ももちろんのこととして、
ストーリーも言葉のチョイスも、
全てがオシャレ感に包まれた、けれど生活臭も漂う作品だった。
以下、作品ごとの感想。
【キネイン!】+【XXX】
双子の兄妹(たぶん姉弟ではないと思うのだが…)と、幼なじみ男子との三角関係。
の、話なのだけれど、
ドロドロ感とか一切なし。
そして、3人が3人ともキュートで
全員ハッピーになればいいな、と思った。
本編は少し切ない? 流れのなか
「ほっ…」という感じで終わったのだけれど
巻末に【XXX】があって嬉しかった。
背中に手ぇ突っ込むのとか、いい。
芝生でごろんとなる+ごろんとなった人に腹枕、
からの 髪の毛無造作に撫でてみたり髭触ってみたりとか、いい。
「女なのにうまくいってないじゃん」が
前後の流れ・セリフと合わせてツボった。
成長した、お団子のジョーとキラキラギラギラしたマリ、ステキ。
【サルビアと理髪師】
おっさん好きには垂涎もの。なのではないか、これは。
おっさんというか初老。
四捨五入で60になっての雨の中ダッシュ、
そしてあの笑顔であのセリフ。
ステキ!!
【あの夏の景色】
『このたびは』の感想でも書いたけれど
えすとえむ さんの描く「黒」が大好きで。
日本の、祇園祭が舞台になったステキ作品。
祭りの灯と影と、和装が。美しい!
どっちのジローも可愛くて、とてもよいですな。
どちらもステキに成長なさったようで
昼ドラ的、修羅の家みたいな展開になっても不思議ではない中
あの落ち着き方はいいなぁ。
しんみりと、腹にくる。
あと、日本のジローの母がとても美人さん。
【ミックスジュース】
周囲の女子に、相方(つき合っていることは隠している)のことを
「あの人ゲイなの?」と聞かれ
「ゲイじゃなくてハゲだろ」と答えた、
と聞いた本人の、あの納豆垂れ流した表情にホレた。
境界線は曖昧なもの。それは知っている。
けれど「唯一の共有物」ていうのは、ちょっと新鮮だった。
あぁ、本当にそうだなぁ。
境界線の存在が救いになるって、これは嬉しい発見だ。
以上。
ステキ作品でした! -
Posted by ブクログ
表紙のチカがイケメンすぎて、
1巻にも増して読む前からドキドキが止まらなかった。
読んでみて、ますます。
1巻では、正直「変な度胸だけはあるただの病んだ少女」な空気が満載だったチカが
こんなに凛々しい目をできるなんて。
「行く」と決めて、
そして与えてもらった「ゴロンドリーナ」(燕)という呼び名。
黒く、空を裂いて
あたたかい場所へと向かって行く鳥。
小さいけれど、強い鳥だ。
素晴しい名前じゃないか、と思わずにいられない。
ゲイの友人セチュは相変わらず心からイイヤツで、
どうなの? と思っていたヴィセンテは
すごく真っすぐで、キュートでクールな青年だった。
登場人物がみんな魅力的。
「覚醒」したチカが、これからどこまでカッコよくなってしまうのか
楽しみで仕方がない。
今回
「シリーズものは2巻以降は登録しないし感想も書かない」
という基本を破ってしまった。
破らざるを得なかった。これは本当に続きの楽しみな作品だ。