大角修のレビュー一覧

  • いちばんやさしい写経練習帳

    写経に活用しています

    写経を書こうと思い立ち、本書に出会いました。初心者向けと銘打ってあるだけに、非常にわかりやすく、特に〇〇の時に書きたい言葉は人生の指針を示してくれている様で興味深い。今後も本書を熟読して書作に活かしたいと考えています。
  • 全品現代語訳 大日経・金剛頂経
    「仏教の経典」と言っても、「要は“御経”か?」という感で、何やらよく判らない。が、「仏教の経典」とは「様々な人達に向けて、様々な形でブッダによって語られたモノ」とされているそうで、様々なモノが多く在る。
    その多く在る経典の中、<大日経>、<金剛頂経>は「真言宗で重要視している経典」と聞いた。このとこ...続きを読む
  • 怖い仏像
    ‘見た目の‘怖さで集められた仏像集。解説も加えられており、手に取りやすい。
    とはいえ、題材の密教自体が非常にややこしいので、読んで即座に理解できるかというと難しい。
    素直にいかついビジュアルを眺めるだけでも十分に楽しめる。
  • 日本仏教の基本経典
    お寺を訪れて拝む本尊や曼荼羅や仏画など、名前は知っているがどの経典に記されたものかは全く知らなかったので入門としてとても勉強になった。よく唱えている開教経の意味や、盂蘭盆の意味、五輪塔の起源など、私たちの生活になじんだ仏教についてより立体的に理解することができ、宗派の違いを理解する上でも助けになった
  • 日本仏教の基本経典
    日本の仏教受容の概観を説く。基礎的な流れはわかっている前提で書かれているように感じるが、歴史的なエピソードも踏まえて書かれてわかりやすい。出来るだけ仏典からの抜粋(現代語訳も付して)を多くしていることで仏典そのものの響きも感じられてよい。ちょうど放送大学で行われている「日本仏教を捉え直す」という講義...続きを読む
  • まんだら絵解き図鑑
    熊野観心十界曼荼羅をファニーなイラストで詳細に絵解き。 両界曼荼羅、当麻曼荼羅、立山曼荼羅などは簡単に紹介。後半の解説では曼荼羅のもととなった仏教経典について解説。戦後仏教の哲学的側面を強調する流れだけでなく、迷信として忘れ去られようとしている幽明の境を説いた曼荼羅に注目することも必要という。
  • 天皇家のお葬式
    古式の復興と西洋化は矛盾しているかのように思われるが、
    伝統は常に新しくつくりかえられ、モダン化されるものである。
  • 平城京 全史解読 正史・続日本紀が語る意外な史実
    記紀に比べファンタジー要素がないので、今ひとつ地味な印象(失礼)の続日本紀の要点をまとめた本です。奈良時代は長屋王、聖武朝の仏教事業、道鏡事件くらいをおさえておけばいいかな? という程度にしか考えていませんでしたが、女帝が4代3人も在位、皇親勢力VS藤原氏などかなり不安定な時期で、やはり興味を持つ出...続きを読む
  • 平城京 全史解読 正史・続日本紀が語る意外な史実
    [ 内容 ]
    日本書紀に続く第二の正史・続日本紀とは、どのような書物なのか?
    意外に知られていない正史のさまざまな謎と問題点、そして、中央集権国家の成立、大仏開眼、鑑真来日、長屋王の変、道鏡事件など、奈良の都に展開された大事件の数々を今、総検証する。

    [ 目次 ]
    大君は神にし坐せば―『日本書紀』...続きを読む
  • 怖い仏像
    明王と守護神を中心に、怖い顔の仏様を写真と解説で説明する本。

    もっと写真中心でもよかったかも知れないけど。
  • 図解でわかる 14歳からの天皇と皇室入門
    天皇と仏教、神道についてが勉強になった。
    聖武天皇は仏教によって国をまとめようとした。日本古来の神々と仏が融合(神仏習合)
    明治政府は神道と仏教を切り離す(神仏分離)
  • 天皇家のお葬式
    天皇・宮家の葬式をざっとまとめた一冊。
    儀式の説明や引用文など、どうしても難しい場面がいくつかあり、なかなか読みにくい部分もあったが総じてわかりやすいと思う。

    歴史好きと言いながらも、孝明天皇の死が、当時の時勢=尊皇攘夷の風潮から
    お墓を陵として復活させたことなども全く知らなかった。
    神仏分離によ...続きを読む
  • 全品現代語訳 法華経
    おもしろい。法華経が物語のようなものだとは知らなかった。他の経典も読んでみたい。それにしても仏教は時間の表現が独特だ。
  • 図解でわかる 14歳からの天皇と皇室入門
    わかっているようでわかっていなかったことがよく分かった。
    子供向けということではなく、子供でもわかるほど噛み砕いているということかな。
    改憲については、みんながもっとちゃんと考えないと、知らない間に押し切られてしまう心配がある。どうすれば良いかは分からないが、これは何とかしなければならないと思う。
    ...続きを読む
  • 平城京 全史解読 正史・続日本紀が語る意外な史実
    続日本紀は日本書紀の後を受けて奈良朝の歴史を記した日本の正史である。
    日本書紀や古事記と比べると劇的な記述もなく淡々と起こったことを記したもので、おかげであまりポピュラーではない蔵書として持っている人も少ないと推測する。
    本書は、この続日本紀を元にして奈良朝での出来事をやはり淡々と記している。特別目...続きを読む
  • 平城京 全史解読 正史・続日本紀が語る意外な史実
    藤原京から平城京―この時代の皇家や藤原氏入り乱れての権力の抗争史については、類書をいくつか読んでもおり、先刻承知ではあるが、これらの事件をあくまで「続日本紀」に即しつつ語るという、19章からなる本書であるから、どうしても総覧的にならざるをえない。