大角修のレビュー一覧

  • 天皇家のお葬式

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    ネタバレ

    天皇・宮家の葬式をざっとまとめた一冊。
    儀式の説明や引用文など、どうしても難しい場面がいくつかあり、なかなか読みにくい部分もあったが総じてわかりやすいと思う。

    歴史好きと言いながらも、孝明天皇の死が、当時の時勢=尊皇攘夷の風潮から
    お墓を陵として復活させたことなども全く知らなかった。
    神仏分離によって明治天皇の死から葬式が神道式になったのも。でも面白かったのはいくら神道式になったと言えども、南無阿弥陀仏などの文言を書いてこっそり棺に入れてたとか、
    そうは言っても仏の救いに人は頼ってたんだな…っていうのが、人間らしくて面白いなと思いました。

    あと個人的に泉湧寺と伏見桃山陵行かなあかんなと決意

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    2022年02月20日
  • 全品現代語訳 法華経

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    おもしろい。法華経が物語のようなものだとは知らなかった。他の経典も読んでみたい。それにしても仏教は時間の表現が独特だ。

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    2020年03月16日
  • 図解でわかる 14歳からの天皇と皇室入門

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    わかっているようでわかっていなかったことがよく分かった。
    子供向けということではなく、子供でもわかるほど噛み砕いているということかな。
    改憲については、みんながもっとちゃんと考えないと、知らない間に押し切られてしまう心配がある。どうすれば良いかは分からないが、これは何とかしなければならないと思う。
    そんなことを感じさせられた。

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    2018年12月31日
  • 平城京 全史解読 正史・続日本紀が語る意外な史実

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    続日本紀は日本書紀の後を受けて奈良朝の歴史を記した日本の正史である。
    日本書紀や古事記と比べると劇的な記述もなく淡々と起こったことを記したもので、おかげであまりポピュラーではない蔵書として持っている人も少ないと推測する。
    本書は、この続日本紀を元にして奈良朝での出来事をやはり淡々と記している。特別目新しい史実や新しい論を展開するものでは無い。観点としてためになるのは、他の史書を使って、どこの国の正史でもある正史を編纂した権力者の都合が悪い部分が脚色されてりあえて無視されている事を指摘している部分である。たとえば、平城京遷都自体の記事もほとんど記載されていないとか、三戒壇の設立等鑑真の事跡が採用

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    2016年03月09日
  • 平城京 全史解読 正史・続日本紀が語る意外な史実

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    ネタバレ

    藤原京から平城京―この時代の皇家や藤原氏入り乱れての権力の抗争史については、類書をいくつか読んでもおり、先刻承知ではあるが、これらの事件をあくまで「続日本紀」に即しつつ語るという、19章からなる本書であるから、どうしても総覧的にならざるをえない。

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    2012年02月28日