史堂櫂のレビュー一覧
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禁断に継ぐ禁断の関係
これは受けのカミルが良かったですね。
イラストの感じで最初攻めかなと思いましたが、受けは受けで全然ありでした。冷たい印象のある男が乱される……ぐっと来ましたね。
そしてただでさえ禁断の関係なのに、二人もの男から求められるカミルさん……後々は一緒にプレイするようになって期待通りでした。
しかし、12年間も拒否され続けて諦めず求め続けたヴァルターさんは素敵でしたね。攻め具合も好みでしたし、この組み合わせが特に気に入っています。
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Posted by ブクログ
ネタバレひょんなことから自分の知らない世界(モデル)を経験することになったヒロインのお嬢様・彩佳が、変化していく自分に戸惑いながらも、三人の男性に求愛されて…という話。
この三人がみんな魅力的。執事・御曹司・メイクアーティストとそれぞれ違った魅力があるんですが、みんなヒロインに甘く、そして紳士。
どの男性を選んでも不思議ではないほど魅力的なので、途中で「えっ!?このままこの人とくっつくの!?」と本気で思ってしまうくらい、誰とくっつくのかわからずドキドキしながら読み進めました。
だけど三人がヒロインに求めているものがちょっとずつ違う、という、単純な逆ハーレムではなくて、深いなあと思います。きちんと三人全 -
購入済み
宮園先生安定のストーリー
小説家と大学生との恋話。
やっぱり期待通りの作品でした。
こういう展開が、一番好きですね。
なかなか互いの気持ちを伝えられないもどかしさもあり、切ないけれど、引き込まれて行きます。
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弟と、その恋人と、その従兄弟と
双子の弟にコンプレックスを抱いている主人公が、自分を見てくれる理想の相手と出会い、惹かれていくお話しでした。予想通りではありますが、ハッピーエンドに終わってくれて満足です。
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父親の愛人との三角関係
父親の恋人との秘め事を目撃してしまった主人公が、その恋人の艶姿に魅入られてしまいます。そういうのも好きな人がいるのかもしれませんが、正直急な展開が目立ちました。
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恋の迷路に迷い込む
かつての恋人が忘れられなくて、その弟と肉体関係を持ってしまう。けれどやはり、彼のことが忘れられなくて…。セフレを抱きながら、もう一人の男に思いを馳せる、そんな背徳感がたまらない一冊でした。
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淫らな三人
名門ホテルの跡取りカミルが、やり手経営者のヴァルターと騎手のパトリックの二人から愛を受け、乱される…。必死に抵抗しようとするカミルが快楽に堕ちていく展開が見どころです。
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ネタバレ
ロマンチックよりも快楽を貪る
前作に続き、濃い内容だなと思います。親と恋人を共有しているところがまた、衝撃的な部分。またそれも、父が遠慮しているところが見えるのだから、親子の絆というのもまだ残っているし、それに幸せを願っているのかなとも思う。
とはいえ、廉に浮気をする英成。欲があまり余っているし、あっちも積極的ともなると、据え膳食わぬは男の恥というものなのかな。しかし濃厚だった……それぐらいしか言えないぐらいに、すごい。ごちそうさまでした。 -
ネタバレ
美しき快楽の乱れに注目
3Pが最終的な主体になっていくんですけど、序盤のヴァルター×カミルは一方的にカミルに迫られることがおおいですが、ヴァルターもなんとなく受け入れていきます。その後に現れるパトリックとは、優しく包み込むような行為に及び、カミルとヴァルターとで全然行為の仕方が違うのが魅力的かと思います。二面を見たあとに、3Pという三面目も拝めることができる……これって最高ですよね。え、違いますか?
戸惑いがちなヴァルターが快楽によって変貌していく姿も見ていてドキッとします。おすすめです。 -
ネタバレ
愛してくれるのはあそこだけ?
慰め合うだけの関係なら、いずれ別れる時が来る――
切なさがこみ上げてきます。誰もが一方通行の恋をしていることもありますが、振り返ることがほとんどない。だからこそ、その時の行為に溺れ、熱を溢れさせる。
好きゆえの行為なのに、自分の欲を、穴を埋めるような行為に見えてきてしまうことが、悲しみではあるのですが、一方で胸に来るものがありました。
愛し続けてこそ、愛なのです。そんな気持ちを教えてくれた気がしました。 -
ネタバレ
愛さずにはいられない
一線を越えてしまうと、どんな相手だろうと意識せざるを得なくなる。大人になって恋に落ちることはあっても、身体が先の恋愛が多くなる……現代社会を色濃く反映させているような作りはリアリティがあって、楽しかったです。
また、友人同士のような掛け合いの中にある、愛情というか慈しみというか。二人の関係性の深まりにもグッと引き込まれてしまいます。
最初はあんなだったのになー……今じゃこんなに――そんな相原と本城が愛しくて、とろけてしまいそうな気分でした。 -
ネタバレ 購入済み
影武者の恋
母親を思い、殺される事も覚悟して必死で自分の影武者としての仕事を全うしようとする主人公の姿が痛々しかった。どんな形であれ、最後はハッピーエンドで良かった。
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危険きまわりない関係・・・
実父とその秘書と主人公の秘密の営み。さすがに親子の間ではないけれど、父の情事をみせつけられる主人公に同情しました。男性としては魅力的かもしれませんが、父親としては普通の父ではありませんね。でも主人公が憎からず思っている父の秘書は、父に対して逆らわず、同じようなことを主人公にしてきます。こんな嫉妬も愛情もからみあう、なんとも不思議で危うい三人の淫靡な生活が余すところなく描かれていました。危険な関係やエロいオヤジがお好みの人にはいいと思います。