泉谷渉のレビュー一覧

  • 素材は国家なり 円高でも日本経済の圧倒的優位は揺るがない

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    素材の力の偉大さがわかる本。
    主に鉄鋼業についてだが、具体的な事例を出して展開していくので、読みやすいです。

    なかでも超電導ケーブルが気になった。

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    2012年02月22日
  • 日本vs.アメリカvs.欧州 自動車世界戦争―EV・自動運転・IoT対応の行方

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    泉谷氏が将来の自動車がどうなるのかについて、ご自身の取材をもとに書き上げた本です。彼の本はこれで4冊目となりますが、今までに読んだのは同じく興味を持っている、シェールガス・オイルに関する本でした。綿密な取材をベースに書かれた本だと記憶しています。

    今回のテーマは将来の自動車はどのように変化していくのか、電動化される、と一言でいうことができますが、ハイブリット・プラグインハイブリッド・電気自動車・燃料電池車が普及していくにあたって、既存の自動車メーカが主導権をとりつづけられるのか、部品メーカが強くなるのか、それは日系メーカなのかが焦点です。

    結論を言えば、日本の製造業の部品メーカは素晴らしい

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    2018年10月07日
  • 日・米・中 IoT最終戦争―日本はセンサーとロボットで勝つ

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    日本の製造業は、IoTが進行する中でセンサーとロボットで圧倒的な世界トップのシェアを維持するらしい。そうなればいいと思う。

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    2018年07月06日
  • 1秒でわかる!半導体業界ハンドブック(完全版)

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    DRAM(PCのメモリなど)の唯一の日本企業である「エルピーダメモリ」が、会社更生法の適用を申請しましたね。

    大変、残念な事態です。

    業界筋で有名な体育会系の坂本社長も、さぞご無念の事でしょう。。。

    韓国勢に惨敗なのが、さらに悲しいところです。

    そんな半導体業界にスポットを当てた書籍です。
    自社製品に使用している半導体業界の知識吸収のために読んでみました。

    さすがに1秒では、わかりませんでしたが(笑)、非常に要点をコンパクトにまとめており、業界の概要を理解できました。

    よく理解できたのは、特にエルピーダメモリが製造しているDRAMという半導体は、言うなれば”株”のように、市場原理に

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    2017年05月07日
  • 世界が驚くニッポンの医療産業力―世界制覇を狙う驚愕の技術開発最前線

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    東芝やソニー、オリンパス、そしてたくさんのベンチャーなど、
    いろんな企業がどのような戦略で医療を企業の柱として
    育てていくのか、を取材などを中心としてまとめてある本だった。
    著者がもともと半導体を取材する人だったようで、
    半導体を中心とする従来産業と医療の接点が多く書かれてあって、
    とても参考になる本でもあった。

    日本は IT などでは出遅れてしまっているけど、
    この本を読んでいると医療を中心としていけば
    各企業は大きく成長できるポテンシャルを持っているんだな、
    ということもわかって面白い。

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    2015年01月07日
  • なぜ特許世界一の日本が国際訴訟で苦戦するのか? ―情報漏洩、知財権の徹底防衛、外国法対策が日本の生命線だ!

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    国際的知的財産権侵害訴訟の勝敗は、日本と欧米の訴訟プロセスの違い、そのプロセスに対応するためのシステムが構築されているか否かが、大きく影響している。
    既にそのシステムが構築されている欧米において、そのシステムが構築されていない日本企業が戦うのは、不利である。
    一方で、多くの知的財産権を有している日本企業は、その訴訟に巻き込まれるリスクが高い。

    国際的訴訟に対応できる日本語のシステム構築が進んでいる事に期待すると共に、訴訟を起こさせない、知的財産権の取得と利用にも注力する必要があると思う。

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    2014年12月03日
  • シェールガス革命で世界は激変する―石油からガスへ

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    シェールガスが世の中をどう変えるか。意外な点でのつながりがとても面白く、如何にシェールガスが大きな変化をもたらしうるかが理解できる。シェールガスが単なるエネルギーのひとつであるとの認識が変わった。ひとつの出来事から周辺への影響を読み先駆けて行動することの重要性を学べた書でもあった。

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    2013年03月03日
  • 素材は国家なり 円高でも日本経済の圧倒的優位は揺るがない

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    ・電炉は日本が世界に誇る方式。鋼1トンが銑鋼一貫方式に比べ、1/5のエネルギーで済む。国内の鉄鋼在庫30億トン20年でリサイクルしていけば、年1億5千万トンで、鉄鉱石を買わずに済む。
    ・自動車用鋼板が電炉でできれば、上記のことが起こりうる。それには脱 銅の進歩が必要
    ・新日鉄は合併の際、余分になった高炉を一本生体解剖した。(巻き替え→吹きどめのプロセスでなく、停止させた)これによって、豊富なデータが得られ、技術力が格段に進歩した。
    ・半導体の初期の技術者はほとんど海軍技研出身。レーダー技術の遅れで敗戦した悔しさ
    ・窒素ガリウムはLED電球の基礎素材であり、IGBTと呼ばれるパワー半 導体の基礎

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    2012年02月08日
  • 日本vs.アメリカvs.欧州 自動車世界戦争―EV・自動運転・IoT対応の行方

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    将来予測がかなり偏っていて、日本勢に対して楽観的であるが、現在の主要プレイヤーや動向を知るのには非常に役に立つように感じた。

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    2021年01月20日
  • 日・米・中 IoT最終戦争―日本はセンサーとロボットで勝つ

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    各国、地域のIoTに向けての戦略や状況を解説していて引き込まれる。
    技術への探求、M&A、各国の得意分野への戦略など、お国時事情も絡んでいるため、一筋縄ではいかないのも確か。
    気になったのは、著者の日本のIoT戦略、見通しへの賞賛が過ぎていて、ちょっと興醒め。
    いろんな分野で日本も戦えそうということはわかるが、今までもそうだったように必ずしも日本の思惑通りにいかないのが、グローバルビジネスな気がします。
    しかし、IoT分野のビジネス規模が360兆円というのは、凄まじい。

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    2019年06月12日
  • 日・米・中 IoT最終戦争―日本はセンサーとロボットで勝つ

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    IIOT分野を中心に日本のIotの針路を考察。
    センサー、ロボット、製造機器の現在のシェアの高さを今後の成長に繋げられるか?

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    2017年10月02日
  • 日・米・中 IoT最終戦争―日本はセンサーとロボットで勝つ

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    IoTが産業にイノベーションを起こす。日本はセンサーとロボットで高いシェアを占めているので好業績が期待できるという主張。
    東芝はフラッシュメモリーで復活するということで、買収は日本政府が情報流出を恐れて行わせないということだった。
    中国は真似しかできないので、トップにはならないということだが、日本、韓国も従来はそのような流れで進歩しているので、必ずしもそうではないと思う。

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    2017年04月21日
  • 図解 シェールガス革命

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    PR通り1時間で読める内容。初心者にはわかりやすく、関係している日本企業名がたくさん書かれている。投資先検討の参考になるかな?

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    2015年10月08日
  • 世界が驚くニッポンの医療産業力―世界制覇を狙う驚愕の技術開発最前線

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    世界の主要産業のマーケットを概観すればトップがエネルギー産業で1000兆円、医療産業はこれに次ぐ規模で520兆円。このうち医療サービスが430兆、医薬品70兆、医療機器が20兆円となっている。医療産業の成長率は年8.7%と非常に高い。医療機器について言えば、アメリカ8兆円で、日本はこれに次ぐ2.5兆円の市場規模となっている。先端医療機器のCTの世界出荷の2分の1を占め、重粒子線がん治療装置であれば世界シェアほぼ100%など、知られざる日本の医療産業力を10章にわたり紹介する。電子部品、MEMS、バイオ、機械工学、化学、金属など、あらゆる分野で世界一の技術力を持つ日本。様々な技術がクロスオーバー

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    2015年01月05日
  • 図解 シェールガス革命

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    ものすごくアップビートで驚きました。シェールガスが何なのかを知りたくて読んだけれど、シェールガスが日本企業にもたらす夢のようなビジネスチャンスに主眼が置かれていた内容。ここに書かれていることが実現するのなら、明るいニュースだけれど、どうしてもすべてを信じることができない。でも飛行運賃が劇的に安くなることや、燃料エンジン車の一般商用化がすぐそこまで来ているというのは元気を与えてくれました。

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    2014年05月06日
  • 図解 シェールガス革命

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    従来のエネルギーが抱える①埋蔵量、②コスト、③CO2といった問題すべてを解決してしまうシェールガス。100年に1度のエネルギー革命に今、アメリカは沸きに沸いている。製造ラインが中国から再び本国に移り新規雇用は200万。デスタウンと化したデトロイトさえ復活するとも。シェールガス革命を後押しする技術排出国である日本もこの恩恵にあずかる。素材、プラント、船舶、汚染処理システムに至るまで、日本の技術が縦横無尽に活用されている。本書では具体的会社名をあげ、それぞれの強みが詳細に解説されている。終章では日本の切り札メタンハイドレードについても触れられている。実用化の壁はまだまだ厚いが将来への期待はいやがう

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    2014年02月18日
  • シェールガス革命で世界は激変する―石油からガスへ

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    シェールガスのもたらす恩恵から衰退まで、過去に石炭から石油へのエネルギー転換で起こったことが今回は石油からガスで再び起こると論じている。
    内容は、シェールガス革命の背景から紹介されており、将来の事業拡大を見据えた米国メジャーが早い段階から技術投資してようやく実を結んだのがシェールガスである。シェールガスが石油と異なる点は世界中のいたる所に存在していることであり、それ故に資源輸入国であるアメリカが一転して資源大国へ転身できたのである。これは資源輸入国である中国や南米でも輸出国になれること、そして、エネルギー価格の下落に繋がる。
    世界中にシェールガス開発が進むとその技術に関わる企業が儲かるという流

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    2013年07月18日
  • 図解 シェールガス革命

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    シェールガスという言葉を初めて聞いてそろそろ1年が過ぎようとしています。多くの本で主に米国で生産されるであろうシェールガスを生産するのに、日本企業の技術は欠かせないと書かれています。所々に企業の名前が出てきますが、この本は、それらを分野別にまとめて整理してくれているので頭が整理されて、私としては重宝しました。今後、株を買うことがあればそれを選ぶときにも参考にできると思いました。

    私が社会人になった平成元年から、つい最近までは軽薄短小産業がもてはやされてきましたが、いよいよ日陰の存在だった重厚長大産業が復活するようですね。日本はこれらの技術を捨てなくて本当に良かったと思います。また、物心ついた

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    2013年07月07日
  • シェールガス革命で世界は激変する―石油からガスへ

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    長谷川氏の書かれている章は判りやすく、今後の展望に関する記述も歯切れが良い。
    どうにも良くないのが泉谷氏の担当する章で、どうにも文章に品が無い。また、「しかして」の多様や「とても有利であるとは言えないだろう(←とてもの修飾対象が曖昧)」など、ジャーナリストの文章とは思えない。
    長谷川氏の章だけ読むのが良いかと思う。

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    2013年05月04日
  • シェールガス革命で世界は激変する―石油からガスへ

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    シェール層に高圧水を当ててガスを取り出す。
    価格は石油より安く、CO2排出量は40%ダウン。
    アメリカの埋蔵量だけでも160年分。
    2010年においてアメリカ天然ガス使用量の23%。
    10年以内にエネルギー需要の30%を超える。

    中国の埋蔵量は世界一だが、内陸にあり、水の供給が困難。

    日本にとってシェール革命は追い風。
    高圧水やパイプラインのパイプは住友金属製。発電所のタービンはIHI製。コマツ製の大型ダンプとブリジストン製の巨大なタイヤ。

    再生可能エネルギーの効率は低い。
    日本のメガソーラー計画を最大に実現しても電力需要の1%しかまかなえない。

    化石燃料によるビジネスは延命される。

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    2013年04月20日