【感想・ネタバレ】なぜ特許世界一の日本が国際訴訟で苦戦するのか? ―情報漏洩、知財権の徹底防衛、外国法対策が日本の生命線だ!のレビュー

あらすじ

なぜ技術を誇る日本企業が海外の知財権訴訟で勝てないのか? 国際的な知財権訴訟で苦戦を続ける日本企業の訴訟支援体制の問題点を分析し、対策を解説する初の知財権対策本。日本の名だたるグローバル企業でさえあまり知られていない、訴訟大国アメリカの訴訟業界のしくみと実態も紹介。製造業関連の技術系幹部&法務担当者必読の本。

【主な内容】
序章 知的財産権を守らなくては、日本企業に発展はない!!
1章 知財防衛体制を整え、国際訴訟を勝ち抜く
2章 アメリカの法律になすすべもなく裁かれる日本企業
3章 米国独特の訴訟手続き「ディスカバリ」の重要性
4章 「だれにでも不正の可能性がある」がフォレンジックの基本哲学
5章 情報漏洩を巡る様々な戦いが始まっている
6章 「人間はいつも何かを隠している。しかし証拠は語る」
7章 今こそ専門のディスカバリベンダーが日本企業に必要だ
8章 将来を予測するテクノロジーの時代はすぐそこ
9章 「年率15%成長のディスカバリ分野での地位確立と、人工知能技術の応用を目指す」
終章 「暗黙知」という日本人の知恵を今こそ活かしたい

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Posted by ブクログ

国際的知的財産権侵害訴訟の勝敗は、日本と欧米の訴訟プロセスの違い、そのプロセスに対応するためのシステムが構築されているか否かが、大きく影響している。
既にそのシステムが構築されている欧米において、そのシステムが構築されていない日本企業が戦うのは、不利である。
一方で、多くの知的財産権を有している日本企業は、その訴訟に巻き込まれるリスクが高い。

国際的訴訟に対応できる日本語のシステム構築が進んでいる事に期待すると共に、訴訟を起こさせない、知的財産権の取得と利用にも注力する必要があると思う。

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2014年12月03日

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