玉木俊明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
競合している相手がいなくなったら、その相手の販路を利用してシェアを増やすなんてのは当たり前のこと。
だから、ローマ人がカルタゴを滅ぼしたら、フェニキア人の交易路をそのまま継承するのも当たり前の話だろう。
だけど…その交代劇は突然だったのだろうか? 歴史の転換期、ローマの商人とカルタゴの商人は同じ港で船首を並べていたに違いない。
ローマがカルタゴを滅ぼした時、カルタゴは徹底的に破壊されたというけれど?
商人たちは、相手の国をどう思っていたのだろうか?
そういう想像をし始めると、教科書だけで歴史を学ぶのって、本当に味気ないなぁと思ってしまう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレさらさら読めるんだが、主語が拾いにくい。端的に言えば、分かりにくい。
オランダのゲヘモニー。活版印刷の普及は商業の発展に繋がった。ヨーロッパ内での情報の共有化による価格の均一化や情報の正確性の向上から国際貿易商人の活動が活発となった。17世紀、ヨーロッパ商業の中心地はアムステルダムだった。宗教的寛容、人の移住移民による商業技術の伝搬を背景に商取引が拡大した。
さらっと読んでしまった、イギルスのゲヘモニー。イギリスは国家が自由経済に介入したからこそ成長した。イギリス帝国は電信によって維持される帝国だった。電信の敷設は、国内では国が、対ヨーロッパは私企業によって敷設された。電信は蒸気船とセッ -
Posted by ブクログ
オランダを中心に、近世から近代にかけてのヨーロッパ経済について述べてあります。オランダ中心ということですから、当然海上輸送貿易についての話となります。ヨーロッパ中世では地中海世界がヨーロッパ経済の中心でしたが、それが食料や船舶用資材である森林資源の枯渇から北方(アルプス以北のヨーロッパ)が替わってヨーロッパ経済の中心となります。その中でもオランダはポーランドなど東方から穀物などを輸入して他国に再輸出する(つまりは転売・中継ぎ貿易)ことにより、ヨーロッパ経済を牽引する存在となります。またオランダはこのようにバルト海貿易を中心に栄えますので、オランダではバルト海交易を「母なる貿易」と呼ぶそうです。