羽海野チカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ高校生プロ棋士・桐山の痛切なスランプから始まった巻。大人びて内向的な分、その独白はひたすらに、こちらの心を切り付けられるほどに悲しく、寂しく、つらい。
けれど二階堂始め、学校の先生、懇意にしている三姉妹などなど、彼自身は気付いていないけれども、彼を想う人は、周りにいてくれて、そっと桐山を癒しているのが、嬉しい。
対戦相手にもそれぞれに人生があって。桐山自身も家族を無くしていたり、義姉・香子に複雑な感情を抱いていたり。将棋漫画としてだけでなく、人間ドラマとしてもオススメ。桐山の、河や町の風景をバックにしたモノローグはいつも圧倒的に、切ない。