コニー・ウィリスのレビュー一覧

  • ドゥームズデイ・ブック(下)

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    面白いのだけれど、もっと短くもできる話。
    多分、タイムトラベル要素以外の部分の書き込みと時代考証が評価されているのだと思うが、それでも長い。また、小説内での現代(我々にとっては近未来)におけるパンデミックの原因については、すぐに検討がつくのだが、それを明らかにするタイミングも遅い!
    それでも下巻の方が星一つだけ評価が上なのは、ラストへの展開が非常に納得がいくから。

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    2014年01月06日
  • ドゥームズデイ・ブック(上)

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    ワクワクできるし、まじかよ!!って展開も備えているので、面白いのだけど、流石にそこに至るまでに時間がかかり過ぎというか。翻訳してるから更に長くなってるんだろうなーと思わずにいられない。ちょっと焦れったいところはあります。

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    2013年11月15日
  • ブラックアウト

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    ネタバレ

    前に読んだ同タイトルの本とは打って変わってSFもの。

     2060年,オックスフォード大学の史学生は,自分の研究テーマのためのタイムトラベルを使って時空を超え,実際の時代に赴いていた。本作の登場人物は,ドイツによる空襲下の第2次世界大戦中のロンドン。ある者は,疎開先のメイド,ある者はデパートの店員,ある者は新聞記者としてその時代の生活に溶け込み自らの研究を行っていた。それそれ現地での思わぬトラブルに巻き込まれ,2060年に戻れるはずの出口が失われてしまっていた。果たして元の時代に戻れるのか・・・・

     上下段で768ページと大長編で,当時の人々の生活風景が丹念に描かれています。でも,とにかく長

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    2013年11月12日
  • オール・クリア1

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    ようやくブラックアウトの続編を読む。しかし、この1では、益々話は広がる一方で全く終息の気配がない。とにかく早く先、どうなるのかが知りたくてひたすらページを捲り続けてます。しかし、初めて理解したが、ロンドン空襲って酷かったんだ・・・

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    2013年10月27日
  • オール・クリア2

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    タイムトリップの話は、コニー・ウィリスが一番だと思う。
    超長編作品である本作品は読み応えがあった。
    1941年~1944年~2060年との行き来が描かれているのだが、第二次世界大戦の様子やその時代から生きて帰れるか帰れないかの瀬戸際のハラハラドキドキ感がよかった。
    登場人物がたくさん出てきて、どの時代の誰だったか理解するのに大変だが、人物それぞれの個性や、戦争時代を生き抜く強さなどが表わされていてよかった。
    結末もすがすがしい。

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    2013年09月26日
  • オール・クリア1

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    タイムトリップの話は、コニー・ウィリスが一番だと思う。
    超長編作品である本作品は読み応えがあった。
    1941年~1944年~2060年との行き来が描かれているのだが、第二次世界大戦の様子やその時代から生きて帰れるか帰れないかの瀬戸際のハラハラドキドキ感がよかった。
    登場人物がたくさん出てきて、どの時代の誰だったか理解するのに大変だが、人物それぞれの個性や、戦争時代を生き抜く強さなどが表わされていてよかった。
    結末もすがすがしい。

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    2022年08月29日
  • ブラックアウト

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    タイムトリップの話は、コニー・ウィリスが一番だと思う。
    超長編作品である本作品は読み応えがあった。
    1941年~1944年~2060年との行き来が描かれているのだが、第二次世界大戦の様子やその時代から生きて帰れるか帰れないかの瀬戸際のハラハラドキドキ感がよかった。
    登場人物がたくさん出てきて、どの時代の誰だったか理解するのに大変だが、人物それぞれの個性や、戦争時代を生き抜く強さなどが表わされていてよかった。
    結末もすがすがしい。

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    2013年09月26日
  • ブラックアウト

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    とにかく長い。まあ、個人的にはちょっと冗長過ぎてるかなあ・・・

    書評で「オール・クリア」を見て、読もうと思ったら後編だったので、読むの止めてようやくこの前編を読みきった。気持としてはこのシリーズにはまだ前があるのを知って、順番としてそちらからとも思ったけど、待ちきれなかったし、話は続いてないと云うことで読んでます。

    まあ、「タイムトンネル」以来、タイムトラベルものは好きなので、話には満足してます。しかし、無駄に長い・・・

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    2013年09月22日
  • オール・クリア2

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    タイムマシンが生み出す、パラドックスに対する意識が素朴すぎて、なかなかついていけない部分がある。
    時間の複雑系が、タイムトラベルしてやってきた人間の歴史への影響を打ち消す働きをするという設定だが、その設定があまりに人間中心主義的。
    後の歴史を変えるような歴史の転換点に関して、時間の複雑系が、歴史を変えさせないために様々な働きをする、ということになっているのだが、何が「後の歴史を大きく変えたことになるのか」の判断は、所詮、それぞれの価値観によって変わるし、そうした価値観のひとつとして、たとえばアリの視点などだって考えられるだろう。人間にとってはどうでもよいできごとでも、人間がやってきて踏まれるか

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    2014年06月27日
  • ブラックアウト

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    コニー・ウィリス、「ドゥームスデイ・ブック」「航路」はあんなに面白かったのに、「犬」は読めなかった。
    今回はどうなんだろう、と思いつつ・・・。
    話のディテールはそれなりに面白いのだが、タイムトラベルものなので、時間的順番が錯綜し、
    かつ、同一人物が別名を名乗っていたりするので、誰が誰なのかよく分からないというのが読んでいて苦しい。
    途中から、過去から戻れなくなった三人が、いかに現在に戻ってくるのか、なぜ戻れなくなったのか
    というお話なのだなということが判明する。またこの巻は、この三人が互いに互いをいかに見つけるのかという話なのだということもわかってくるのだが、すれ違いが起こったりして、それがい

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    2013年08月29日
  • オール・クリア1

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    まだ半分、2を読まないと…
    でも、相変わらず話が先に進まない。
    これだけすれ違うのも、
    なかなか難しいと思う(^-^;

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    2013年07月13日
  • ブラックアウト

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    ネタバレ

    せわしなさ全開のタイムトラベルトラブル小説。想定外の予定変更にどんどん巻き込まれていく。慌ただしいまま本巻は終了してオール・クリア1,2に続く。

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    2013年06月30日
  • ドゥームズデイ・ブック(上)

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    タイムトラベルが可能になった近未来で歴史調査の一環として女学生が中世ヨーロッパに時間遡行する。行った先で彼女は病に侵され、元の時代では謎の病が蔓延し街は隔離される。パンデミックSF。
    舞台は近未来と中世が交錯する物語で、外国の著者ならではの綿密な描写。つまり長い。慣れていないと冗長にすら感じる描写の数々。特に大人の喧嘩にはうんざり。
    しかしその文字数のおかげで中世ヨーロッパの場面はまるでその時代を見てきたかのような光景を見せてくれるし、様々な予防を行っていたのに関わらず病に感染した女学生と現代で猛威をふるう病との間に関係があるのかという謎は私たちをぐいぐい引っ張ってくれる。
    物語には少ない文量

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    2013年06月15日
  • ブラックアウト

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    ブラックアウト
     よくできているが長い。無駄が多い。後半は飛ばした。面白くなくて飛ばしたのではない。早く読み終えたくて飛ばした。シェイクスピアの台詞のとこなど、そもそもシェイクスピアを知らないので退屈なだけ。読み飛ばしても問題ない。
     いわゆるすれ違い物。『有楽町で逢いましょう』みたいなものだ。じらしにじらしイライラさせられる。この先どうなるのだろうと不安にさせる。とにかく結末を知りたい。先へ先へと読み進む。
     で、最後がこれ? つまり完結していない。続きの『オールクリア』がないと完結しない。『ブラックアウト』と『オールクリア』は正編続編の関係ではなく、前編後編の関係なのだ。

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    2013年05月30日
  • オール・クリア1

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     第2次大戦中の英国にタイムトラベルした未来の史学生3人を描いた「ブラックアウト」の続編が出た、と思ったら2分冊ってなによ。
     激しい空襲下で未来への帰り口を探す3人を襲う微妙な時間のスレ違いなど、ハラハラドキドキな展開は素敵なんだけど、アクション要素が中心となったことで登場人物たちのキャラが希薄になった感もあり。最終巻に期待。

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    2013年05月09日
  • オール・クリア1

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    もう、何かくどすぎる〜
    三人とも腹を割って全ての可能性を綿密に論じてから行動しろと言いたい〜
    のん気に聞き分けのない子供と芝居なんか行くなよっ
    海外の連ドラ観る時にしばしば感じるイライラ感と同じだ
    でも、結末のカタルシス感じたいから続編も読む。スッキリさせて下さい
    戦時下の庶民の生活描写とかは興味深い

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    2013年05月04日
  • オール・クリア1

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    SF3冠、であるがまだ後半の前半で、まだまだ先が読めない。テンポはよく、伏線はみっしりと張られ、ダンワージー先生がッ!コリンはもしかして?何と云っても3賞総ナメであるから、期待は膨らむ。泣きのSF系にはなりそうな予感。でもフィンチを出してくれないだろうか。

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    2013年04月23日
  • ドゥームズデイ・ブック(上)

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    ネタバレ

    (日本人から見た)欧米人のテンポで書かれているため、
    その感じに慣れていないと読み辛いかもしれません。
    特に前半は誰がだれやら?(名前だけの登場の人もいたり、
    あまり人物について詳しい描写が無く、想像がしにくい)
    ストーリーは、夢のある・・という類ではありませんが、
    中世史に興味がある方はもちろん、無くても、面白いと思います。
    主人公は最後どうなってしまうのか?と読み進めて、
    ホッと出来るような、それにしてもあまりにも救いが無いような、
    でもその救いの無さがリアリティがあって良かったと思いました。
    読書好きなら子供でも読める内容、逆に読書好きじゃないと、
    なかなか読み切れない一冊(二冊)かも?

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    2012年06月15日
  • リメイク

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    (アメリカの特に古い)映画へのオマージュに溢れた小説。
    引用や言及が200作を優に超えている。
    映画好きとは言えない自分が理解できるのは10分の1程度か。
    こんな小説を読むと、もっと映画を観ておきたかったと思う。

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    2011年09月21日
  • リメイク

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    古き良き時代のハリウッド・ミュージカルネタがてんこもりに出てくる。
    フレッド・アステアにジーン・ケリー。そして「掠奪された七人の花嫁」は歴史に残る名作。この本で読んで観た。

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    2010年09月06日