中山康樹のレビュー一覧

  • 愛と勇気のロック50 ベテラン・ロッカーの「新作」名盤を聴け!(小学館文庫)

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    面白くて一気読みした。こういう本を待っていた。着想が素晴らしい。往年のアーティストの新譜に光りを当て、聴き続けることの素晴らしさを教えてくれた。読んでいて楽しい!
    アル・クーパー、アート・ガーファンクル、ビル・メドレー、ボブ・ディラン、ブッカーT、ブライアン・ウィルソン、ブルース・スプリングスティーンetc、取り上げられたCDはどれも聴きたくなる。中山康樹さんの音楽評論は、なんといっても『マイルスを聴け!』が一番だが、この一冊も熱いぞ!

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    2010年03月23日
  • リッスン ジャズとロックと青春の日々

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    以前の勤務先が「スイング・ジャーナル社」の近所にあったので、初めて前を通ったときは「ここか・・・」と感動しました。好きだった音楽を仕事にすることができた幸運な著者が若き日々をふりかえってつづる自伝。

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    2011年08月03日
  • ロックの歴史

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    “すべてが、当事者たちも含め、誰も予想しなかった展開を迎え、未踏の領域に歩を進めつつある。それが「ロックの歴史」の現在地であり、こういう事態に突入することを予測しえた者はおらず、したがって近未来を予測できる者もいない。なによりも驚いているのは、「ぼくたちなんて、ブームが終わったら消えてなくなるさ」とじて疑わなかったポール・マッカートニーやミック・ジャガーといった、いまなお最前線にとどまりつづけているミュージシャンたち自身だろう”

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    2025年05月14日
  • ジャズ地獄への招待状

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    ▼何年も前、いや、十年以上前に読んだもの。割と「いいこちゃんではないジャズ本」ですね。

    ▼まず、冒頭の巻頭言的なエッセイの中で、中山康樹さんのが秀逸。腹を抱えて笑える。ジャズ初心者が間違いがちなアレコレを書いていて、これを始めとして「ジャズをオタク的に知って愛している」ことを正当化しようとする己の滑稽さを露悪になる必ずやのラインで哀愁とともにかきつけています。

    ▼やはり年代によって、どこかジャズ喫茶という現象が「学生運動」「なつかしの」「反骨」みたいな幼児性?が漂い、それがジャズという枠内だからさほどグロテスクではなく、かわいい。

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    2024年01月20日
  • ローリング・ストーンズを聴け!(集英社インターナショナル単行本)

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    ローリングストーンズのシングルやアルバムの歴史をたどりながら、その頃のバンドの状態と作品の仕上がりを著者の視点で読み解いていく本。

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    2022年05月13日
  • ロックの歴史

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    ロックのイギリスとアメリカの間の変遷と、その時々のアーティストをピックアップしながら説明する本。普通はエルビスプレスリーやビートルズを話の筋にしていくところを、その周辺の名アーティストに焦点を当てていく。

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    2022年03月18日
  • ロックの歴史

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    1960年代の主にイギリスのロックに焦点を当てたロックの歴史について書かれたもの。

    ポイントを絞っている分、ロックの歴史全体を概観することはできない。ビートルズに関する話が多いが、筆者はそれだけロックの歴史におけるビートルズの重要性を強調したいのだろう。

    もちろんそれに異論はないが、他のミュージシャンに関する記述がもう少しあってもいいのではないかと思った。

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    2021年09月28日
  • ロックの歴史

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    ネタバレ

    「ロックの歴史」というより「ロックのルーツ」というべき本なのかもしれない。

    本書では「ロックンロール」という言葉のルーツから紹介されている。なんでもトリキシー・スミスというシンガーが歌っていた「マイ・ベイビー・ロックス・ミー・ウィズ・ワン・ステディ・ロール」という曲を当時の人気のDJアラン・フリートという人が命名したのが原点だそうで、「ロックンロール」のルーツは、アメリカのブラック・ミュージックにあるのだそうだ。

    当然この時代を知らず、感覚的にロックに入った我々世代には、ロックンロールとブラックミュージックは結び付かない。

    ロックンロールと聞けば、ツェッペリンの「ロック・アンド・ロール」

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    2021年07月22日
  • 誰も知らなかったビートルズとストーンズ

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    英語の資料もいろいろ調べていてえらいんだけど、文献リストには載せてはいるのだが、それぞれの情報がどの資料からかわらない書き方になっていて、これはもう通用しなくなると思う。中山先生がその最後の世代。こういうの新書でももうやめましょう。

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    2020年06月15日
  • 誰も知らなかったビートルズとストーンズ

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    「ビートルズとストーンズの歩みや作品を時系列に沿って対比させることによって、ライヴァルという言葉に置換されることのない関係性を探り、それによって浮かび上がるであろう接点を検証したい」
    「その手段として、ビートルズとストーンズのメンバーや関係者が残した発言を洗い出し、それらを新たに組み立て直すことによって、ビートルズとストーンズのあいだにあったものを探り出そうと試みた。」
     といった趣旨の本である。
    「こうした試みがすべてのミュージシャンやアーティストに有効に機能するとは思えない。ビートルズとストーンズだからこそ有効であり、成立するだろうと考えた。もっとも結果については読者の方々の判断に委

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    2018年01月05日
  • マイルス・デイヴィスとジミ・ヘンドリックス 風に消えたメアリー

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    マイルスとジミヘンの幻に終わったと思われる競演については、これまでも何度も取りざたされてきたが、これにギル・エバンスを加えて、周辺の事柄を一冊を費やして詳述している。マイルスのセカンドクインテット期におけるギルの多大な影響、「キリマンジャロの娘」の段階で、マイルスもギルもすでにジミの影響を受けていることなど、例によって著者ならではの見識が楽しい。少々、ジミヘンの評価が高すぎるかなあとも思うが、もう一度聞きなおしてみたい。競演が実現していたら本書はなかったという著者の発言もわかる気がする。

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    2014年09月08日
  • ビートルズの謎

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    「本人が言うことだから間違いない」とはよく聴くフレーズだが、
    「本人だからこそウソをつく」ということを、幸か不幸か我々は
    自分自身の体験として知りすぎるほど知っている。

    というプロローグで始まる本著は、語り継がれる多くのビートルズ伝説の中から、
    著者中山康樹が全8章と9つのコラムで、計17の伝説について再検証している。

    “ジョンとポールはいささかジョージを甘やかしすぎた、インド系は才能の浪費だ”
    “捨て曲だからストーンズに渡した、捨て曲だからリンゴに歌わせた”
    などと断じた中山康樹著「これがビートルズだ」の大胆不敵だが身も蓋もないのが
    笑えたビートルズ評ほどのストレートさは無い。
    検証とい

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    2013年11月16日
  • 伝説のロック・ライヴ名盤50

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    今となっては、ネットを中心に音楽情報が溢れているが、ネット上は情報過多のため、取捨選択しずらい。そのため、アナログ人間の私は読んで勉強。
    落ち着いて情報を得ようと思ったらやっぱり本だなあと。
    ただ、気になったアーティストやアルバムをすぐにネットに繋がっていればチェック出来るのでそういう意味ではネットって便利。

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    2013年10月21日
  • 伝説のロック・ライヴ名盤50

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    ロックを中心にライヴ盤を50枚紹介しています。

    紹介されているのは誰でも名前をしっている大物ばかり。とその中に混じってグラハム・パーカー&ザ・ルーモアの名が!これは、うれしい。実際いいアルバムだったもんなぁ。

    ライヴアルバムの中に閉じ込められた時間は、永遠に「今」なんですね。

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    2011年09月01日
  • ディランを聴け!!

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    読んだら久々にディランを聞きたくなった。
    ディランのファンならばたぶん誰しもが持つ、『なんでアルバムジャケットの趣味がこれほどまでに悪いのだー!(涙)』という思いや、ブートレグシリーズを 聞いたらたぶん感じる、『何でこんな名曲がアルバムから落ちてたんじゃい、責任者だせー!(怒)』という思いにも十分応えたツッコミを書いてくれてます。

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    2011年05月23日
  • ジャズの名盤入門

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    ジャズはオシャレ、ジャズ好きは渋いといったイメージがある。
    そのため、という訳でもないが、なぜかとっつきにくいイメージがあった。そこで今回、
    ジャズのシーンではどのような楽曲が名盤として聴かれているのか全くの初心者にも分かりやすく解説した本だと思ったので軽く読んでみた。
     結論としては、まぁまぁ面白く読めたが、十分ではなかった。良かったのは、名盤がジャズのはしりから年代順に掲載されており、時系列でジャズの変遷をざっくりと俯瞰できたこと。そして各演奏家は原則として一人一枚しか取り上げず(二枚取り上げるものもあった)、そのため様々なアーティスト・名演を知ることができたことである。
     しかし、あまり

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    2011年03月18日
  • ビートルズの謎

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    [ 内容 ]
    誰がブライアン・エプスタインにビートルズを教えたか。
    映画『レット・イット・ビー』に「やらせ」はあったか。
    発禁ジャケットはなぜ生まれたか。なぜ、どのように解散したのか。
    伝説解明へのマジカル・ミステリー・ツアー。
    本書では、筆者がかねてから疑問に思っていたこと、伝説や定説とされる数々のエピソードにおける明らかな“ほころび”や矛盾、不思議、新たな謎、素朴な疑問等々に対して、可能なかぎり物的証拠を挙げ、検証を試みた。

    [ 目次 ]
    第1章 レイモンド・ジョーンズは実在したか
    第2章 シタールはどこからやってきたのか
    第3章 『ラバー・ソウル』VS.『ペット・サウンズ』伝説の死角を

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    2010年11月23日
  • ビートルズから始まるロック名盤

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    アルバム「ミート・ザ・ビートルズ」から始まっているのが嬉しい。60年代のアルバムにしぼっているのもいい。リアルタイムで聴いていた人には懐かしいビーチ・ボーイズの「オール・サマー・ロング」やデイヴ・クラーク・ファイヴの「ザ・ヒッツ」、そしてレア物のディオンの「アブラハム・マーティン・アンド・ジョン」などのひねりの効いたチョイスから、あれも聴きたい、これも聴きたい名盤50枚が厳選されていて、とにかくエピソード満載、年齢を問わず読んで楽しい1冊だ。

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    2010年03月23日
  • 愛と勇気のロック50 ベテラン・ロッカーの「新作」名盤を聴け!(小学館文庫)

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    ベテラン・ロッカーの「新作」名盤を聴け!…と本の帯に書かれているように、誰もが知る過去の名盤を紹介しているのではなく、あくまでも最近作に絞られている。2000年代より前に発表された作品は取り上げられていない。僕は50枚すべてを聴いたわけではないが、読み終えた後には、聴いたアルバムはもう一度、聴いたことが無いアルバムは聴いてみたいと思わせられる

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    2010年01月27日
  • ジャズの名盤入門

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    ジャズ・バーに行く前にこれを読んで勉強しましょう。
    そして興味を持ったものを借りるなり、購入してみましょう。

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    2009年10月04日