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デビューの謎から解散の真相まで徹底検証! 映画『レット・イット・ビー』の警官出動は「やらせ」だった? ビートルズが解散したのは70年ではない? ──伝説となったさまざまなエピソードの真相に迫る! (講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
はたしてレイモンド・ジョーンズは存在したのか!? なぜ、あのレコードのジャケットは1人だけ写真が違うのか!? そんなビートルズの数々の謎を、 本人たちのコメントや、周りの人たちの話から推測した 素晴らしい本です。
色々な資料からビートルズにまつわる伝説の真相に迫る本。資料の数も多く信憑性は高そうだ。 ビートルズファンからすると、少しばかり心苦しい解散の話などもアリ。
「本人が言うことだから間違いない」とはよく聴くフレーズだが、 「本人だからこそウソをつく」ということを、幸か不幸か我々は 自分自身の体験として知りすぎるほど知っている。 というプロローグで始まる本著は、語り継がれる多くのビートルズ伝説の中から、 著者中山康樹が全8章と9つのコラムで、計17の伝説に...続きを読むついて再検証している。 “ジョンとポールはいささかジョージを甘やかしすぎた、インド系は才能の浪費だ” “捨て曲だからストーンズに渡した、捨て曲だからリンゴに歌わせた” などと断じた中山康樹著「これがビートルズだ」の大胆不敵だが身も蓋もないのが 笑えたビートルズ評ほどのストレートさは無い。 検証という形をとったせいか、荒唐無稽な著者本来の魅力にはやや欠ける。 だがHELP!のポーズ、ブッチャー・カヴァー、ホワイトアルバムの通し番号、 ビートルズ解散の真相など、そういえば確かに気にしてたが忘れていたことを 思い出し、再検証でき、ビートルズ好きの知識欲を補給してくれた。2008年初版。 第1章 レイモンド・ジョーンズは実在したか 第2章 シタールはどこからやってきたのか 第3章 「ラバー・ソウル」VS.「ペット・サウンズ」伝説の死角を検証する 第4章 “ブッチャー・カヴァー”回収騒動の真相 第5章 「リヴォルヴァー」はどうして“回転式連発銃”なのか 第6章 「ホワイト・アルバム」限定番号は世紀のペテンだった!? 第7章 映画「レット・イット・ビー」を巡る謎と推測 第8章 ビートルズ解散劇の舞台裏 コラム1 《マイ・ボニー》が投げかける疑問・・・R.ジョーンズが求めたレコード コラム2 世紀のホラ吹きドラマーの嘘と真実・・・自称「最も多くの録音に参加したドラマー」 コラム3 カメラマンは見た・・・ジャケット製作秘話 コラム4 「ヘルプ」ジャケットの謎解き・・・英版「NUJV」と米版「NVUJ」の理由 コラム5 「涙の乗車券」謎1:ビートルズ史から消えた女性…フォーク・ロックミュージシャン、J.デシャノン コラム6 「涙の乗車券」謎2:12弦エレキ・ギターの魔法…フォーク・ロックバンド、サーチャーズ コラム7 「サージェント~」のジャケットにまつわる素朴な疑問 コラム8 スリー・ヴァージンズ?・・・トゥ・ヴァージンズに映る謎の男 コラム9 本作より先に発売されたJAZZ版「レット・イット・ビー」
[ 内容 ] 誰がブライアン・エプスタインにビートルズを教えたか。 映画『レット・イット・ビー』に「やらせ」はあったか。 発禁ジャケットはなぜ生まれたか。なぜ、どのように解散したのか。 伝説解明へのマジカル・ミステリー・ツアー。 本書では、筆者がかねてから疑問に思っていたこと、伝説や定説とされる数々...続きを読むのエピソードにおける明らかな“ほころび”や矛盾、不思議、新たな謎、素朴な疑問等々に対して、可能なかぎり物的証拠を挙げ、検証を試みた。 [ 目次 ] 第1章 レイモンド・ジョーンズは実在したか 第2章 シタールはどこからやってきたのか 第3章 『ラバー・ソウル』VS.『ペット・サウンズ』伝説の死角を検証する 第4章 “ブッチャー・カヴァー”の回収騒動の真相 第5章 『リヴォルヴァー』はどうして“回転式連発銃”なのか 第6章 『ホワイト・アルバム』限定番号は世紀のペテンだった!? 第7章 映画『レット・イット・ビー』を巡る謎と推測 第8章 ビートルズ解散劇の舞台裏 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
ビートルズにまつわる謎や伝説についての本ってびっくりするぐらい数多く出版されているなぁ。シタールやリヴォルバーやホワイトアルバムその他いろいろな事柄について筆者が検証していくのですが、個人的には先日ペットサウンズの本を読んだところだったので『ラバー・ソウル』vs.『ペットサウンズ』の章が面白かった。
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