中倉玄喜のレビュー一覧
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ネタバレ現代の日本人の理想的食生活
(植物性食品)
・未精白穀物(玄米、麦、トウモロコシ、蕎麦、全粒パンなど)、約五〇%
・野菜・海藻類・果物・木の実・発酵食品(納豆、味噌、漬物など)約四〇%
(動物性食品)
・魚介類(小魚、エビ、貝類などの全体食)一〇%未満*大型海洋魚の切り身や缶詰などは除く
避けるべきもの
・肉類(獣肉、鶏肉、ハム、ソーセージ、ベーコンなど)
・砂糖、卵、牛乳、油、ヨーグルト、チーズ、クリーム、バター、マーガリン、精製塩、化学調味料、これらを材料とした菓子類その他、油脂や添加物や塩分の多い食品、アーコール類、甘味料入りの飲料水など。
貝原益軒の本も興味深い。
に気をつけ -
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非常に浩瀚な書物として名高い本書であるが、要所をおさえた抄訳なので、誰でも挫折することなく完読できると思う。翻訳も上手く、おそらく原書の醸し出しているであろう古典的な雰囲気がよく出ている。飛ばされる箇所はダイジェスト的にコラムで補われるので、全体の流れは掴めるように配慮されている。
ローマ帝国の衰亡史であるので、ローマの建国から辿られるわけではなく、あくまでアウグストゥスから始まる帝政期、東西分裂を経てコンスタンチノープル陥落に至る期間を扱う。それでも千数百年にわたる歴史であり、出来事を追うだけでもかなりの分量になるのは当然かも知れない。 -
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山川の世界史でも5〜6ページしか扱われないアウグストゥス以降、特に五賢帝〜西ローマ帝国滅亡までを中心に描かれた歴史の古典。ヘロドトスにこそ遠く及ばないものの、250年前の英国の歴史書が未だに日本語に訳されて読まれると言うのはものすごい。時間の暴力に耐えられるだけの内容が詰まっている。
最近こそ時代解釈を中心に置いた研究が主流だが、本来歴史というものはこういう教訓を活かすことが目的だったはず。こうしてみると現代にも通じる部分がたくさんある。「およそ市民というものは、現実の危険から離れているときにはきわめて勇敢なものである。」この辺りは誠に耳が痛い。
登場人物の名前が覚えにくいのが玉に瑕だが、内容 -
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現代の様子を、もしコルナロ氏が見たら、きっと驚くでしょう。
殆どの人が病人ではないかと、腰を抜かすに違いありません。
そして、今の食品事情を見て、「これは、本当に食べ物なのか?」
と訝しく思うに違いありません。
自然なものとは、かけ離れた食べ物が、溢れるように手に入る光景を見て、
異様にうつるのではないかと思います。
「少食」を実践する上で、今はあまりに誘惑が多いように思います。
自宅から数百メートル圏内に、どれくらいのスーパーやコンビニ、レストラン、
自動販売機、、、、があるのかわかりません。
テレビを見れば、食品のCMが15分おきに大量に流れています。
毎日、どれぐらいの量の「食品」を見 -
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以前から興味があったギボンによるローマ帝国衰亡史。
上下巻で約700ページほど。アウグストゥスによる帝政ローマ開始から、東ローマ帝国の滅亡までを綴っている。よって、共和政時代の話は出てこない。
基本的に歴史書として、時代を追って各皇帝の事績や当時の帝国の情勢などが綴られているのだが、著者(ギボン)によるローマ帝国衰退の要因分析なども随所に見られる。読み物として面白く、すぐに読み終えた。
ローマ帝国は、広大な領土を有して400年以上もヨーロッパに君臨した。途中何度も内戦や周辺異民族の襲来に苦しめられながらも、英雄達の登場によって何とか体制を維持してきた。
本書を読めば分かるが、五賢帝など平 -
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以前から興味があったギボンによるローマ帝国衰亡史。
上下巻で約700ページほど。アウグストゥスによる帝政ローマ開始から、東ローマ帝国の滅亡までを綴っている。よって、共和政時代の話は出てこない。
基本的に歴史書として、時代を追って各皇帝の事績や当時の帝国の情勢などが綴られているのだが、著者(ギボン)によるローマ帝国衰退の要因分析なども随所に見られる。読み物として面白く、すぐに読み終えた。
ローマ帝国は、広大な領土を有して400年以上もヨーロッパに君臨した。途中何度も内戦や周辺異民族の襲来に苦しめられながらも、英雄達の登場によって何とか体制を維持してきた。
本書を読めば分かるが、五賢帝など平 -
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筆者のコルナロ氏は、健康に長生きするため極少食を勧めている方。
生前、一日総量たった350g分の食事を、一日2回に分けて食べていたんだとか・・!
(350g = ごはん茶碗1杯分 + 缶コーヒー1缶分)
食べる量をなるべく減らすことが健康寿命を伸ばす秘訣だと述べられてます。
食べすぎによる生活習慣病に悩まされている私たち現代人が、ぜひ学んでおきたい内容が詰まっています。
ただ本書の内容は、筆者の個人的な体験や実感にもとづいた、主観的な主張がほとんど。
「極少食がなぜ健康にいいのか」を科学的なデータや事例をもとに、論理立てて説明しているわけではありません。
なので信憑性に少しネックな -
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ルイジコルナロ「これまで老年というものがこれほど素晴らしいものとはしらなかった」
飽食はいかなるものでも死期を早める。
「口に合うものは体に合う」は間違っている。
常に食欲を少し残した状態で食卓を離れること。
「健康は食欲を抑えることから」
接触は活力を生む。
最も大事なことは量の制限=胃が容易に消化できる量に限って食べる。質より量の問題のほうが大きい。
養生を心掛けない者にとっては晩年は禍である。
一日総量で350gと400㏄の飲み物。これを2度に分けて摂る。
一食当たり170gのたべものと、ワイン200㏄。
茶碗に一杯のごはん程度。
極小食の現代的知見
1、活性酸素の発生が少ない
2、 -
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本書は、カエサル以降の帝政ローマから始まるが、パックスロマーナと呼ばれたローマの最盛期にはほとんど触れず、斜陽期のローマについて叙述する。滅びの美学、これがこの本のテーマである。 斜陽期に入ったローマ。その中では、カエサルが作り出し、アウグスツスが固めた帝政も、その位に付く人のレベル低下のため混乱を極める。それでも数百年、東ローマについては千年も永らえた理由は、何代かに1人、優秀な皇帝が出現したからだろう。瀕死の状態のローマが、彗星のごとく現れたスター皇帝により回復する。ローマの底時からを感じるとともに、スター皇帝たちの人智を超える能力に驚愕する。とはいえ、彼ら超人的皇帝たちも、時代を経ると
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「腸内細菌叢の重要度」
腸内細菌叢が健全な状態であれば、ほとんどのビタミン類は特に乳酸菌を介在して造られるし、たんぱく質の全ての合成も各種の腸内細菌が担ってる。
反対に、腸内細菌叢が悪化した状態ではどんなに栄養価が高い物でもその恩恵は受けられない。
「消化と代謝(修復)の関係」
食べ物の消化と体内の代謝(修復)は対極の関係にあり、一方が休んだ時に他方が働き出す。
消化器が使われていない時は自分の体の修復が行われている時。
血液は弱アルカリ性が正常なのだけど、高GI、高脂肪、動物性タンパク質の多食によって酸性に傾くと、それを正常なアルカリ側に戻そうとして骨からカルシウムを奪う「脱灰」が起