小澤竹俊のレビュー一覧
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数千人を看取ってきた在宅クリニックのお医者様の著書。
よりよい人生を送るために、穏やかな気持ちで最期の時をすごせるように、どんな風に考え、どんな姿勢で臨めばよいのかを、幾多の経験から提案してくれる本。
死生観は人それぞれだから、決して自分の考え方がベストとは言わず、どちらかなら、こちらの方が逝く人も、残される人も穏やかな気持ちでいられるようだ、と決めつけない優しさが快い。
コロナ対応禍の中で、ミクロの視点ではなく、老人も子どもも含め、今も未来も考慮して、今日を、明日を、この先をどう生きるのか、どんな生だったと言いたいのか、そのために何をするのか考えた方がいいと強く思う。
最後の方で紹介されてい -
Posted by ブクログ
もしあと1年で人生が終わるとしたら?という本が結構SNSの広告で紛れ込んでくるようになり、この筆者の事が気になって、ちょうど中古でこちらの本がお安く手に入ったので読んでみた。
なにか目新しい内容があったかというとそうでもないし、多分、質問内容からすると、私が買おうとしていた本も似たようなコンセプトなのかと思う。
読むだけじゃなくて、書いてみようっていうところがいいと思う。読み流すだけじゃなくて書いてみることで、なにか思いつくこともあるし、格好つけて書こうとしてるな・・・っていう事実に気付いたりもする。
自分の本心を文字にすることで結構リアルというか、生々しく響いたりもする。
ヒトは小さな -
購入済み
名作
終末医療の最前線で向かい続けてきた
著者の竹澤先生だからこそ出てくる言葉の数々に
胸を打つ一冊です。
自分の時間を精一杯に生きていこうと改めて思いました。
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Posted by ブクログ
「ライオンのおやつ」を読み、ホスピスに興味を持ち読んでみた。
自分が死ぬと病気になる前からリアルに考えている人はどれくらいいるのだろうか。
また、やりたいことや目標を全てやり遂げて死ぬ人はどれくらいいるのだろうか。
6年ほど前か、末期がんが見つかりホスピスで残りの人生を過ごし亡くなった友人がいる。その友人は抗がん剤治療を選択しなかった。
「もし自分が同じ立場であるならば抗がん剤治療をするか?」
その時、私は自分自身に問いかけたが、まだ娘が小学生であり意地でも生きねばと思っている頃で迷いなく抗がん剤治療をすると思ったものだ。
時が立ち娘も大きくなった。今ならば残りの人生を苦しまず笑顔で生 -
Posted by ブクログ
さっと読むことができる本ですが,時々,読みながらぐっときました。
この本を読む前から,色々な人の人生を見たり聞いたりして,家族がいてもいなくても,人は死ぬときは原則一人なのではないかと考えていました。
その考えは変わりませんが,死ぬときは,周囲の人に感謝しながらそのときを迎えられるよう,家族や友人は大切にしたいという思いに駆られました。
あのときこうしていたら,とか,結局できないままだったなとか,人生は思い通りになることばかりではありません。
そうだとしても,全ては自分の心のありよう次第,死ぬとき,どれだけ心穏やかに,自分の人生に感謝しながら,死を迎えることができるか,これからの人生はその -
Posted by ブクログ
25万部突破のベストセラー! ! 二八〇〇人を看取ってきた
ホスピス医が教える、 人生にとって大切なこととは――。
「もし、今日が人生最後の日だとしたら。 あなたはどう生きたいですか?」 最後の瞬間まで、仕事に全力を注ぎますか?
それとも、愛する家族とともに過ごしますか?
後悔のない人生を過ごしてきたと胸を張れる人は、多くいません。 どんな人生を過ごしてきても、死の絶望を目の前にすると、 人は恐れ、悲しみ、後悔をします。
「人はどう生きればいいのか」 「どういう死が満足できるものなのか」 2800人の看取りを通して、学んだ
「後悔のない最後を迎える」ための生き方を教えます。
今を