あらすじ
もし、あと1年で人生が終わるとしたら?
人間関係、家族、仕事、夢、目標、
あなたは後悔がないと言い切れますか?
3500人を看取ってきたホスピス医がつづった
「人生を変えたいと願う」
すべての人に読んでほしいメッセージ。
はじめに、みなさんに質問です。
もし、あと1年で人生が終わるとしたら、あなたは、
旅行に行きたいですか?
家族と楽しいときをすごしたいですか?
もっと仕事をしたいですか?
趣味に時間を使いたいですか?
おいしいものが食べたいですか?
ほしかったものを買うでしょうか。
まだまだやりたいことがたくさんあるという人がほとんどのはず。
では、なぜあと1年とあなたに問いかけるかというと、人生に締め切りを
設けることで、何がやりたいか、何が大切かを明確にしてほしいからです。
【人が人生の終わりに考えること】
年間、人生の最終段階の医療に携わり、3500人を超える患者さんたちを
お見送りしてきて、私には一つ、気づいたことがあります。
それは、「死」を前にすると、人は必ず自分の人生を振り返るということ。
そして、自分の人生で誇れること、後悔していることなどを少しずつ整理し、
最終的には多くの方が、「良い人生だった」と納得して、
穏やかにこの世を去っていかれます。
日々忙しく過ごしていると、人はなかなか、自分の生き方を見つめ直した
り、自分にとって本当に大切なものに気づいたりすることができません。
でも、もし。
もし、あと1年で人生が終わりを告げるとしたら……。
私が関わってきた患者さん同様、きっと多くの人が、自分の人生に思いを
はせるのではないでしょうか。
ただ、元気に生きているとき、私たちはなかなか、
その大切なものに気づくことができません。
人生の終わりが近づいてきたとき、初めて、
それが何であるかを知ることも多いのです。
ですから、これからの人生を、
少しでも悔いなく生きるために。
より良く生きるために。
考えたいことを1冊にまとめました。
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Posted by ブクログ
読みやすい形で簡潔に文章が綴られていたので、しんどい気持ちの時でも読みやすかったです。
いろんな患者さんの悩みや考え方の変化が書いてあるので、読んでいて自分が今何にモヤモヤしているのか、どんな変化を望んであるかが分かる場面が多くありました。
とりあえず、あと1年で人生が終わるとしたら、今の部屋のままでは死にたくないから断捨離しよう。
Posted by ブクログ
つい後ろを向きがちですが、この本を読んで前向き思考になれそうです。
自分の人生に無意味な時間などはないのですね。
このように導いてくださるお医者さまや医療従事者のかたがたくさんいらっしゃれば、
穏やかに最期を迎えられるひとが増えると思いました。
ただ現実はいろいろと厳しいですよね...
Posted by ブクログ
何となく手に取った1冊でした。私は特に余命宣告されているわけではないのですが、学生時代の知人に「明日命が無くなっても後悔しないように生きている」という人がいたので、当時を思い出して読んでみようと思いました。
人生の節目で何かを決めたい時、どうしても決められないでいる自分がいました。
でもこの本を読んで違う見方から物を見てみようと思い、今までだったら選ばないだろうという選択肢を持つことができました。
頭ではわかっているけどなかなか決められない事がある人にもオススメだと思います。
Posted by ブクログ
人は必ず死ぬ。だから生きることの意義を感じる。苦しむから楽しさを感じる。悲しむから嬉しさの価値がわかる
毎日ちょっとした瞬間に自分に問いかけることが大切に思えた
Posted by ブクログ
メメントモリ、死を意識することの重要性を感じました。死自体は怖くて、考えたくないものではありますが、死について考えることによって、自分の人生と真正面から向き合えると思います。
【印象に残った部分など】
・決める時は、一人で決めない、一回で決めない、専門家の言いなりにならない
・「孤独は、優れた精神の持ち主の運命である。人間は孤独である限り、彼自身でありうる。」ショーペンハウワー
・「人生とは、美しい刺繍を裏から見ているようなものだ。
その模様が何を意味しているか、そのままでは分からないが、それを表から見られるようになったとき、その意味と美しさが分かる。」テイヤール・ド・シャルダン(カトリック司祭 1881~1955)
Posted by ブクログ
もしあと1年で死ぬなら、と想定することは今の生を充実させるのに非常に効果的だと思う。とは言っても、実感を伴って想像してみるのは難しい。著者はホスピス医なので、目の前で死と向き合ってきた何人もの人たちを見てきている。ここで取り上げられていることは、自分にとってあと1年で死ぬならの想像により現実味を加えてくれた。
人は存在するだけで価値を持っている。やらずに後悔よりやって後悔。悩みや苦しみは一人で抱えない。人の自然な死は静かで穏やか。あと何回大切な人と会えるか。孤独でもこの世界に生きている喜びや価値は感じられる。地位、名誉、富など自分だけの幸せには限界がある、他者の幸福を望む。努力が結果で報われなくても努力した事実は残る。死を前に人生を振り返るとその素晴らしさに気づく。未来に思いをはせることも大事。人生とは美しい刺繍を裏から見ているようなもの。しなければならないことにしなくてもいいことが混ざっていないか。どんな環境でも選択できるのであり、その喜びはかけがえのないもの。自分の内側の声なき声に耳を傾ける。
Posted by ブクログ
なかなか考えさせられる。
死と向き合う必要が出た人は特に感じるものがあるだろう。
患者さんの重大な判断を1人で決めない、っていうのが身に沁みた。自分で決断した事があっていたのか、後から不安と後悔でたまらなかったから。
人に任せるようにする、っていうのもなかなか難しいよね。
Posted by ブクログ
私はうつ病になって自分の価値に悩み生きる事が苦しくなり、3度死のうとした。
苦しみの日々からやっと希死念慮も減り、同時にこれからの人生を悔い無く楽しく生きようと誓った。
本書はホスピス医が経験した内容に基づき、私たちが本当にどのようにして生きていくべきなのか、順序立てて書かれている。
死を間近に迫った方とは違う位置にいるけど、3度死のうとした自分は1度死んだんだと思う。そして今新たな人生を歩もうとしている。
通ずるものが多く、とても良い内容で定期的に読みたいと思えた。
Posted by ブクログ
自分の生き方を誰かに認めて欲しい時に、こういった本を読みます。認められるわけではないんだけど、自分で自分を肯定することができる機会が得られると思っています。
そして、読み終わると優しい気持ちになる。そして優しい気持ちになれることがまた読みたくなる理由です。
家族にも読んで欲しい一冊にまた出会えました。
Posted by ブクログ
どのお話しもよく理解できる内容だった。
自分では今、持病の苦しみを抱えているものの幸せな人生を過ごしている。
命に関わる病気ではないからかもしれない。
ホントの、あと一年になった時に自分が取り乱すか分からないが、その時の参考になった。
Posted by ブクログ
人生の意味を探すだけで、人は幸せになれる
悩みや苦しみは、一人抱えない
人生の終わりを考えたとき、どう生きかが見えてくる
やり残した後悔は、人にゆだねることで消えていく
他者の幸福を望むと、心に支えと希望が生まれる
人は悩み、苦しむほど成熟していく
Posted by ブクログ
著書が関わった方々のケースから、タイトルに触れている。
凄惨な場面をオブラートに包んで、書かれているのでそこまで、ストレス無く読めるかと。
日々を大事にしょうと気づきながら、
巻末にある行政に頼りすぎな部分は共感。
Posted by ブクログ
存在するだけですでに価値を持っている。自分はここに存在していてよいのだと思え、前向きに生きていくことができる。
ひとりで抱え込まず、まわりに頼ることも必要。
悩み苦しむほど成熟していく。
Posted by ブクログ
「あと1年で人生が終わりますよ」
そう言われたら…?
「えー、仕事の引き継ぎどーしよう」
「娘の大学進学も卒業も就職も結婚もお祝いしてやれないのか」
「まだ学費を用意しきってないのにあと1年じゃ全額は間に合わないな」
「やりたいことをやりきりたいけど、それでストレスがなくなって寿命が延びたらと思うと怖くて散財はできないな」
「長女がアップルパイは絶対作れるようになりたいって言ってたから教えてから死ななきゃ」
「義母より先に死ぬことになるかなぁ」
「主人の部屋の整理しておかなきゃ」
そんなことしか思い浮かばなかった。
…全部、自分以外のこと、しかも「やりたいこと」じゃなくて「やらなきゃ」ばっかだ。
・自分の人生には意味があったか?
・どうしてもやりたいことはあるか?
・後悔していることはあるか?
・これからの人生で大事にしたいこと
・ひとりで頑張りすぎてないか?
・自分らしさは見つかったか?
この本の問いかけは「自分」が主軸。
生きるのも自分、死ぬのも自分。
人のために生きることが本気の生きがいならそれでもいいけど、残念ながら私はそうじゃない。
母だから娘だから長女だから○○さんちの誰ちゃんだから人妻だから○歳だから女だからやったことないから知らないから普通じゃないから恥ずかしいから失敗したくないからバカにされたくないからお金や時間がないから仕事があるから大人だからと蓋をしていた気持ちが相当あるのよ。
1年後じゃないにしてもそこそこ先が見えて来た私の人生。やらなきゃいけないことじゃなく、したいこと、残したいもの、自分を幸せにすることって何だろうと考える時期なのかもしれないな。
Posted by ブクログ
波瀾万丈で面白い人生だったと思いたいか、
堅実に生きたことを誇りに思いたいか
それによって生き方は変わる。
人生を充実させるために「新しい事ををやらなくては」「したことのない事を体験しなくては」と半ば強迫観念にかられていたかも知れない。
「堅実に生きた事を誇りに思う」という考え方があることに気づかせてくれた本。
Posted by ブクログ
あと何回会えるだろう、というフレーズが心にグッと来た。今は実家に帰る頻度が下がってしまっているかもしれない。会える時に会っておかないと後悔してしまう。もっと話をしておきたいな。元気なうちに旅行にも行きたいな。
あと一年で人生が終わるとしたら、家族や友人と一緒にたくさんの時間を過ごしたいと思っている自分に気がついた。これが私の幸せなのだから、元気なうちから守らなければと思った。
Posted by ブクログ
もしあと1年で人生が終わるとしたら?と考えてみると、色んな悩みが少し明確になるかもという本。
なかなかこのテーマを真剣に考えることはないから、読んでみることは人生を立ち止まって考えるいい機会になるかも。
Posted by ブクログ
無意識に生きていると、後から振り返ったときに時間を無駄にしたような気がして後悔する。
対策として、「今、自分が何をしたいか」を意識して、行動の選択をする。 それを繰り返していくうちに、自分が何を望んでいるかが明確になり、自分の欲求をきちんと満たすこと、自分のための時間を増やすことが楽しくなってくる。
Posted by ブクログ
もしあと1年で人生が終わるとしたら?タイトルに惹かれて読み始めた。
* 自分で自分を否定しないこと
* いくつになっても新しい一歩を踏み出すこと
* 家族や大切な人に、心からの愛情を示すこと
* 今日一日を大切に過ごすこと
心に残った言葉
Posted by ブクログ
「もしあと1年で人生が終わるとしたら?」と自らに問いかけ、本気で考えてみました。
すると涙が溢れ、これまで私がずっと野望のように抱いてきたものは一切思い浮かばず、代わりに頭に浮かんだのは2つありました。
一つは、大切な人や思い入れのある場所を一目見たいということ。
そしてもう一つが、自分に正直になって、自分の本当にやりたいことを選択するということです。
これこそが私が本当に大事にしていることなのだと気づくことができ、非常に貴重な体験になったと思います。
私は自分の気持ちに気づくことが苦手なのですが、少しでも心が傾いている方向を選択し続けて、よりよい日々を歩んでいけるようになりたいと思いました。
Posted by ブクログ
タイトルの質問を作中で何度も投げかけられ、その答えを模索しながら読み終えた。
死に対する恐怖は漠然とありつつも「あと数十年あるし」という安心感から日々時間を無駄にしてきたことを省みるきっかけになった。
人間は皮肉にも失うことを強く実感しないとその大切さや幸福に気づけない。
だからこそあと1年しか生きられないならどうするかを常に自分に問いかけ、身近な幸せを噛みしめることを心がけたい。
Posted by ブクログ
直近会社内で身近な方が突然逝去され、自分の人生についても考える機会が増えている中で、書店で見つけ、書名に惹かれ購入。
中身に関しては、余白が多く読みやすい本だった。
但し内容はあまり深くなくて、よく言えばサラッと読めるが悪く言えば内容が薄い。
基本的に段落ごとに下記記載のような似たような内容の繰り返しで、読み進める事でマンネリ化した。
『人生にはこんな障害がある・こんな後悔がある→著者の医師の実体験で、過去にこんな患者がいたけど、死が近づき考えが変わっていった→なので読者の皆さんも人生残り1年だと考え、物事の捉え方を変えていくと良いですよ』
Posted by ブクログ
まぁ、よくある話かなと。
もし、あと一年で人生が終わるとしたら?と考えてみると、生き方が変わる。確かにそうかもしれない。
終わりを考えた時に、色んな考え方がある。本書の中の気持ちは、どれか一つは当てはまるものがあるのでは無いだろうか。
僕としては、あと一年で終わるとしたらそれはそれでいいかなと思ってしまう側の人間だ。
やりたい事も無いし、後悔はあるけど、何だかもうどうでもいいかなと。
でもどこかに、楽しく生きたいって気持ちがあって、それを諦めているのだろうなと。
変に達観してしまっている。
たまにこうした本を読んで人生について考えるのも良い事。いつも、鬱々と考え込んでしまうけれど、
1人で考えるではなく、こうして本を読みながらだとまた違った視点を得る事も出来るから。
Posted by ブクログ
「やりたいこと」がいつのまにか「しなければいけないこと」に変わってしまうと苦しみになる。
これはよくあるなと自分を振り返って思った。
「やりたい」と思ているときに行動することが人生を楽しむポイントなんだろう。