宇丹貴代実のレビュー一覧

  • アウシュヴィッツのお針子

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    アウシュビッツに高級服仕立て作業場が存在していたなんて全く知らなかった。生命の泉といいナチスドイツはホンマ実在したん?的な行為をやっている。
    最初は所長のルドルフ・ヘスの妻のため、そして親衛隊員の妻や恋人、女性親衛隊、他の高官の妻など、顧客が増えるにつれ作業場もヘス邸の屋根裏部屋から独自の作業場へ。そしてお針子も増やされていく。お針子は全て経験を積んだ強制収容されたユダヤ人の女性、屋内で座れるまだ負担の少ない環境での作業で何人ものユダヤ人が命を繋いでいく。そして高級服に必要な生地などの材料は全て、収容されたユダヤ人の持ち物から作られた。作者はイギリス人の服飾史研究家なんですが衣服を通して違う切

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    2022年10月01日
  • ある世捨て人の物語 誰にも知られず森で27年間暮らした男

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    死ぬまでにしたいことリストのひとつが「静寂な環境に身を置いてみる」なので、ナイトの気持ちが少し分かる。自分たちが暮らす社会は物理的にも心理的にも雑音が多すぎる。ときどき自らの心臓の鼓動しか聴こえないくらいの静謐な空間が欲しくなるのです。

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    2021年03月28日
  • ある世捨て人の物語 誰にも知られず森で27年間暮らした男

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    20歳で唐突に失踪し、その後の27年間を森で人知れず暮らしていた人物の伝記です。
    道具や食料を他人の別荘から盗み続け、捕まらずに伝説的な存在となっていた“隠者”。
    純粋な自給自足による生活ではないにしろ、27年間を社会から隔絶し会話も無い環境で生活した彼は、人間の肉体的・精神的な限界に挑戦したと言えます。
    彼にとっての最高の人生は間違いなくこの期間で、強制的な社会復帰が正しいものか疑問です。
    まるで見世物にされた後に同化させられる先住民を彷彿させる一冊。

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    2019年02月17日
  • ある世捨て人の物語 誰にも知られず森で27年間暮らした男

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    アメリカ合衆国メイン州の森で27年間、誰とも会わず一人で暮らした男のお話し。

    彼が暮らしていた森の周辺は別荘地で、食料品や生活用品を調達するため不法侵入を繰り返していた。付近の住民からは森の隠者と呼ばれ半ば都市伝説化していたのだが、ついに地元の猟区管理官に捕らえられてしまう。

    冬は氷点下30℃近くにもなる野外で、27年間も一人で生活するなんて常軌を逸しているように見えるが、社会生活や人間関係のわずらわしさから逃れて、十分幸せな暮らしだったのだと思う。作品中の印象的な一節を記しておきたい。

    「あらゆる願望の成就ではなく、願望の排除によって人は自由となる」
    「人は悟れば悟るほど、悟るべき事が

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    2018年12月22日
  • ある世捨て人の物語 誰にも知られず森で27年間暮らした男

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    大昔に読んだブルーハイウェイとかもそうだけど、たまに出てくるアメリカ人のちょっと変わった人の生き様みたいなの、好きなんだな。
    完全に孤独な暮らしを自分が出来るかは分からないけど、憧れはある。そもそも本当か嘘かも分からない曖昧さも含めていい本だった。

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    2018年10月16日
  • ある世捨て人の物語 誰にも知られず森で27年間暮らした男

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    決して賢者や聖人ではないのだが、ただ犯罪者と一言で片付けてしまうと何かを見落としてしまう気がする。それは大量消費文明に取り込まれその一助となることを拒んだようにも見える。厳しい自然と共に生き延びるうちに無我の境地のようになるところも暗示的。それとこの事件に対するアメリカ人の反応の多様性がアメリカ社会の多層さを表していて興味深かった。

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    2018年08月28日
  • ボスと秘書の小さな絆

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    あまりの子供恐怖症に昔子供に死なれでもしたのかなと思ったら…。
    気の毒だとは思うがそこまで…。 弱い人なのね。
    ヒロインが子供のために諦めずに辛抱したことに好感が持てた。
    ヒロインの粘り勝ち。

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    2014年11月03日
  • 大富豪と遅すぎた奇跡 愛の使者 II

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    前妻の妹が夫を狙っていてその術作に嵌って離婚しようとしている妻と、なぜこうなったかが理解できなくて抵抗する夫っていうのはよくあるパターンなんだけど、結婚カウンセラーの指摘によってお互いの立場やその心中に気づくというのが新鮮だった。泥沼化しようとしているところをズバズバと指摘されて解決に結びつくのが快感だった。全てオープンにして一致団結して義妹に対抗してめでたしめでたし。2014.2

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    2014年02月13日
  • もう、涙はふいて レイクショア・クロニクル

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    ネタバレ

    ロマンス小説といいつつアメリカらしい問題を多く含んだ家族の再生が大きな割合を占める。
    スポーツ選手の広報担当としてキャリアを築いてきたヒロインは、クライアントであった恋人との別れから逃げるように深夜便に飛び乗って母のところへ向かった。そこでヒロインは、母が父の残した借金返済のためヒロインに内緒で由緒ある屋敷を下宿屋にしていたことを知る。
    独立リーグで野球をしながらバーで働くヒーローは、メジャーリーグ入団のチャンスを掴んだところだった。しかし17歳の時に妊娠させたメキシコ系の恋人が不法滞在を疑われて収容されたため、一度も会ったことのない息子を急遽預かることになった。バーの上の住まいが高校生の息子

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    2012年02月12日
  • ふたたび、遥かな恋を レイクショア・クロニクル

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    〈レイクショア・クロニクル 3〉バツ1で2人の子持ち 新たな事業を展開しようとリゾートホテルを買ったヒーロー。夢破れホテル支配人となった元アバロン市長のヒロイン。
    夢まで後1歩だった彼女の気持を考えるとヒーローを恨みたくもなるのだが このヒロインは子供の頃から自立心が強く未婚で子供を育てた 頑張りやで立派なシングルマザーだ。ヒーローとヒロインの娘達は親友だ。ヒーローが抱える娘や息子の問題や 互いの心の隙間をうめるように寄り添いはじめた2人の関係は大人のロマンス。
    ロマンスよりも家族としての繫がりと 親元を離れ自立する子供達の心の葛藤やらもあり 楽しむというよりも深く読ませる1冊だったなぁと感じ

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    2010年04月19日
  • アウシュヴィッツのお針子

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    あのアウシュビッツに高級な仕立て服の作業場があった。各地から集められたユダヤ人の中にいたお針子たちが集められ、収容所所長のルドルフ・ヘスの妻ヘートヴィヒ・ヘスが設けた高級仕立て服作業所だ。その存在を裏付ける資料のほとんどは、敗走するナチスによって葬り去られたが、著者がわずかな生存者たちを取材し、本書となった。
    毎日が死と隣合わせの日々を生き抜き、アウシュビッツからの死の行進も生き抜いたお針子たち。戦後、彼女たちの生活を支えたのも又針と糸だった。膨大なインタビューや資料に感服した。新たな歴史の裏付けである。

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    2022年06月28日
  • 大富豪と遅すぎた奇跡 愛の使者 II

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    ネタバレ

    コミックス既読。
    離婚協議をしているヒロインとヒーロー。
    しかし人工授精で双子を妊娠していると分かり、ヒーローのいるギリシアへ向かったヒロイン。

    離婚の理由は色々あるけど、大きな原因はヒーローの亡き妻の妹が2人の間に蔓延っているから。
    ヒーローを狙うこの女性の真意にも悪意にも気付かない鈍感ヒーロー。
    ヒロインを手に入れた喜びで周りが見えていませんでした。

    ヒロインはヒロインで自分に自信がなくヒーローに相談することもできず内に篭りがち。
    結婚カウンセラーの力を得て2人とも意思疎通ができていなかったとわかる。

    夫婦再生ものが好きなので、2人が遠回りしても少しずつ丁寧に解決していくのが書かれて

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    2021年12月01日
  • ある世捨て人の物語 誰にも知られず森で27年間暮らした男

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    20歳で家を出て、冬は氷点下30度になる森の中でテント生活を始めて、27年後(!)に捕まるまで、近くの別荘地で千件もの盗みを働いて生き延びた男の取材記。その生活は意外なことだらけで面白かったのだけど、1人が好きな人なので、取材に協力的じゃなかったのが少し残念。笑 想像を絶する半生、もっといろいろ知りたかった!

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    2019年05月27日
  • ある世捨て人の物語 誰にも知られず森で27年間暮らした男

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    冬には氷点下の日も珍しくないアメリカ メイン州の森でで、主人公ナイトは27年間もの長い間、一人きりでどのように暮らしていたのか…。人間存在意義に問いかけるような一冊。

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    2019年01月14日
  • ある世捨て人の物語 誰にも知られず森で27年間暮らした男

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    二十歳の時に無断で仕事を辞め、一人森の中で暮らし始めたナイトは、周辺の別荘から必要なものを盗み27年間、誰とも会わずに暮らしていた。別荘地の住人から姿は見ないものの隠者と呼ばれ警戒されていた。別荘に忍び込んだところを見張っていた警官に捕まり公となった。
    ナイトを留置所に訪ね、取材をした著者による記録。

    森の中でのサバイバル生活と思いきや、どちらかというと森の中での引きこもりといった方がイメージが近い。著者も世界各地の隠者の例として日本の引きこもりを挙げている。

    興味深いけれど、思っていたものとはずいぶん違っていた。

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    2018年09月04日
  • 大富豪と遅すぎた奇跡 愛の使者 II

    購入済み

    結婚カウンセリングが新鮮。

    カウンセリングの場面でのヒーローの心境から、亡妻とのもっと突っ込んだ関係を吐露するかな?と期待してたけど、それが無かったのは肩透かし。亡妻とヒーローがこの上ない夫婦だったとの周囲の言葉とか未練を心配するヒロインに大きな誤解だ!みたいに思ってるのに、その後の否定はしないのでアレ?って感じ。亡くなって2年でヒロインにゾッコンになり3ヵ月で結婚したのをカウンセリングで指摘されても、ヒロインが欲しい言葉は言わなかったので何か物足りない。

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    2017年11月14日
  • ボスと秘書の小さな絆

    Ikm

    購入済み

    ★2.8

    ハーレクインのヒーローとは思えない病んだ軟弱者でした。
    ヒロインはしっかり者でしたが、ヒーローはすぐ吐く!チョット幻滅でした。
    吐くヒーローって初めてでした。

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    2015年02月01日
  • もう、涙はふいて レイクショア・クロニクル

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    〈レイクショア・クロニクル 5〉スポーツ広報のヒロイン。ベースボール選手のヒーロー。ヒーローの父性や愛情には感動するが 愛させておいて捨てる選択をしヒロインを振り回し傷つけたことで信頼は薄まってるはずよ。その後の状況変化で突然戻ってきて簡単に彼女に受け入れられるって思ってる軽いその態度が自分勝手で許せない。ヒロインも簡単に許して幸せをつかむけど なんかしっくりこないんだよなぁ。だって又何かあった時彼はヒロインより息子とその母親を選択するかもだろ?モヤモヤする・・・。早くデイジーとジュリアンのロマンスが読みたいねぇ。

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    2011年07月18日
  • 一度の夏では足りなくて

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    育ち盛りの男の子を抱えたシングルマザーのケイトは職を失い、失意のもと息子とともに夏を過ごすためにテレビも電話もインターネットもないクレセント湖のコテージにやってきた。
    隣のコテージに住む男性が実は大統領を助けた国民的ヒーローだとも知らず、ケイトは恋に落ちてゆく。。。

    失意のヒロイン、美男美女、そしてシングルマザーとお約束のキーワードがちりばめられていれば素直に楽しめます

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    2009年10月24日