アウシュヴィッツのお針子

アウシュヴィッツのお針子

針と糸、そしてミシンが私たちの命を救った——アウシュヴィッツに収容されながら、ナチス幹部たちやその家族の衣服を仕立てることで、地獄を生き抜いた女性たちの衝撃の記録。

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アウシュヴィッツのお針子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アウシュビッツにおけるユダヤ人のドレス裁縫士という女性に焦点を当てたはじめてのドキュメントであると思われる。お針子と訳が当ててあるが、原題はdressmakersである。
    日常からアウシュビッツの送られドレスを裁縫して解放までの日々を記載している。ところどころに様々な人物の発言が書かれている。

    0
    2022年10月20日

    Posted by ブクログ

    ナチス幹部の家族のための服を仕立てるため、裁縫の技能を生かして生き延びた女性たちがいた。
    究極の環境での友情ときずなに心揺さぶられる。

    0
    2022年09月22日

    Posted by ブクログ

    アウシュビッツ収容所所長ルドルフ・ヘスの妻ヘートヴィヒ・ヘスの個人的欲望を満たす為のファッションサロン活動、主にスロバキアから強制移送された若いユダヤ人女性たちの裁縫師という技能が彼女達の命を救った。
    ヘートヴィヒの職権濫用がなかったら彼女達の命運はどうなったか分からない。ルドルフに対して不利な証言

    0
    2022年07月05日

    Posted by ブクログ

    ホロコーストものは、読み慣れているのだが、
    これは、きつかった。
    それでも、最後まで、きちんと読み通したかったのは、
    ノンフィクションの力。
    女性達の生きる強さに感嘆し、その後が気になったからだ。

    女性達とは、アウシュヴィッツのお針子。
    彼女たちは、収容所以前に洋裁の実力を蓄え、
    中にはサロンを開

    0
    2022年07月02日

    Posted by ブクログ

    針仕事で身を守ってたんだ。ナチスな官僚の妻たちの洋服を作って。
    あと、「カナダ」ってあんなに何棟もあったんだね。
    ユダヤ人から略奪したもので、ドイツの空襲で焼け出された人が家具一色揃えられた話も印象に残った。

    0
    2025年03月30日

    Posted by ブクログ

    アウシュヴィッツの収容所を生き抜いたお針子さんたちのノンフィクション。ノンフィクションなので当時の情景がありありと浮かび、こんな凄惨なことは二度と繰り返してはいけないと改めて思う。

    0
    2023年11月01日

    Posted by ブクログ

    丁寧な取材で裏づけされたアウシュヴィッツでの生き残るための知恵と友情。彼女達の苦しみと諦めと希望がナチスの高官達と対比せられ、収容所の不合理を暴いている。
    歴史資料としても興味深い。

    0
    2022年11月20日

    Posted by ブクログ

    アウシュビッツに高級服仕立て作業場が存在していたなんて全く知らなかった。生命の泉といいナチスドイツはホンマ実在したん?的な行為をやっている。
    最初は所長のルドルフ・ヘスの妻のため、そして親衛隊員の妻や恋人、女性親衛隊、他の高官の妻など、顧客が増えるにつれ作業場もヘス邸の屋根裏部屋から独自の作業場へ。

    0
    2022年10月01日

    Posted by ブクログ

    あのアウシュビッツに高級な仕立て服の作業場があった。各地から集められたユダヤ人の中にいたお針子たちが集められ、収容所所長のルドルフ・ヘスの妻ヘートヴィヒ・ヘスが設けた高級仕立て服作業所だ。その存在を裏付ける資料のほとんどは、敗走するナチスによって葬り去られたが、著者がわずかな生存者たちを取材し、本書

    0
    2022年06月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アウシュヴィッツに関わる本をいくつか読んだことはあった。夜と霧、アンネの日記、縞模様のパジャマの少年など。
    もちろん仕立て作業場があったことは初めて知ったし驚き。というか、彼らがそもそも何の労働をさせられていたのか、あまり考えたこともなかったのかもしれない。お針子以外に、労働の内容は服飾に関するもの

    0
    2023年06月02日

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