日高敏隆のレビュー一覧
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多彩な生物のそれぞれが特有の知覚世界を持って、その主体として行動している客観的な環境とは異なった環世界を描きます。我々人間が客観的な環境と捉えている世界も個々の人間の環世界のなのかも。Posted by ブクログ
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僕は割と動物が好きな方で、昔は犬、文鳥、シマリスなどを飼っていたし、僕なりに彼ら彼女らの生態、というか表情みたいなものには慰められたり、幸せな気持ちになったりもしてきた。
特に犬は笑うし、怒るし、目を伏せてしょげ返る。
あの時、母親にしかられてしょげ返った子犬が僕の所に助けを求めに来た姿は今でも覚え...続きを読むPosted by ブクログ -
いきものそれぞれに世界があり、人間が見ている世界にあるものは、実に他のいきものが見ている世界には概念がないのかもしれないということを知り、人間含め他のいきものが見ている世界に対する好奇心が湧きました。
私達が今見ている世界や常識とされている考え方は、実は本当の事とは限らず、時代が進むにつれて新たな...続きを読むPosted by ブクログ -
本書も楠木建教授が戦略本30冊として取り上げていた1冊。残念ながら、「戦略読書日記」では取り上げられていなかったので、楠木教授の解説を読むことはできないのだが、どんな解説をしていただろうと想像しながら読みすすめた。
京大の名誉教授である日高氏と弟子の竹内氏の対談をまとめたもの。
「『知る』ためには、...続きを読むPosted by ブクログ -
一般的に動物と呼ばれているものとの接し方に非常に関心を抱いた。書き方として、擬人法を多用していたが、むしろ人間をなぞっているのではなく、動物自体が主体であり、その延長線上に人間がいるのだ、と再確認した。Posted by ブクログ
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こんな風に見れたら、きっともっと人生を美しく感じられる。わたしがみている世界は、わたしの目を通すことで、イリュージョンになっているわけです。すんなり入ってくる、新しい視点の本。Posted by ブクログ
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動物行動学者、京大名誉教授、日高敏隆先生の本。小学生の頃から、なぜチョウは決まった道を飛ぶのか、といったチョウに対する疑問を持ち続け追求していく様子が描かれています。文章も平易でわかりやすく、昆虫に対する興味を喚起します。Posted by ブクログ
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「遊び心」というのはどんな専門家にも必要な視線だと思う。
難しいことを難しいままに語ることに意味はなく
科学へのとっかかりをダイエットやマスターベーション、
浮気など身近(?)な話題で切り込んでいく。
内容の真偽はおいといて、仲のよい師弟が
お茶の間の雑談のように繰り広げていく知的エンターテイメント...続きを読むPosted by ブクログ -
これも魚はあまり関係ないのですが、動物行動学は直接ネタに関係するので。雑学的な内容の集まりで面白かったです。
後半、なんで人間の話ばっかりになるのかと思ったら、タイトル通り 前半動物/後半人間 だったのね……。Posted by ブクログ