日高敏隆のレビュー一覧
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学ぶことは、本来楽しいものである。ということを生き生きと語ってくれる本。
小中高のつまらない授業とは全く違う、本物の実験が学べます!
必ず答えがある学校の実験とは異なり、何度も何度も失敗と発見を繰り返しながらも、答えに辿り着かないまま終わる本の中の実験には衝撃を受けました。
チョウには決まった道があるのではないか?という1つの仮説が多岐にわたる実験と、思いもよらぬ発見を生み出していく様は、人間の知りたいという気持ちにどれだけのエネルギーが込められているかということをまざまざと感じさせてくれます。
時に学校に反発しながらも、学ぶことの楽しさを見失わず、自学を続けた著者。
その姿を倣って、自 -
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Posted by ブクログ
人間が体毛を失った理由として、水生哺乳類説は化石の証拠が出てこないし、ノミ・シラミ説はゴリラやチンパンジーに付かないため考えにくい。体毛を失って発汗することにより長距離を走ることができることが狩りを有利にしたという説が有力だが、狩りをしない女性も体毛を失ったことが説明できていない。
先進国で少子化が進んでいるのは、子どもに高等教育を受けさせることが結婚や孫ができる可能性を高めるが、その経費が大きいというコスト・ベネフィットで説明できる。
言葉は概念を整理するためにできたのではないか。それがコミュニケーションにも使われるようになったのではないか。
ローレンツは動物の攻撃性について、なわばり -
Posted by ブクログ
古本で購入。
動物行動学の専門家である著者が語る動物エッセイ集。
動物も人間も“今そうなっている”のにはちゃんと理由があるんだよ、という動物と人間の「論理」がテーマになってます。
小ネタが満載でなかなかおもしろい。
「左ヒラメの右カレイ」とは言うが、ヌマガレイはカレイ科なのに左側、シタビラメはヒラメとされるのに右側。
ヒラメもカレイも稚魚は普通の魚と同じ姿をしていて、成長過程で頭骨がねじれて目が移動する。目の通り道は細胞が順次に死ぬことでできる。
クモは脳の発達で食道が圧迫され、獲物の血液しか摂取できなくなった。
カエル(ガマ)が対象をヘビと認識する条件。こんな絵↓でもヘビだと思うらしい。