日高敏隆のレビュー一覧
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やはり、この方の文章は読みやすい。そして楽しい。
専門の昆虫についてのものが多いが、その他の動物についてのものも、どれも、着眼点が面白い。
言われてみれば、確かにどうしてだろうと思うことを取り上げてくれる。
また、他人の研究でも、知り得たことを素直に考察し、エールを送る。飽くなき好奇心を持ち続けてい...続きを読むPosted by ブクログ -
日高敏隆さんの「なぜ飼い犬に手をかまれるか」、2009.10発行です。タイトルの名前は本の内容を表していないと思います。いろんな動物たちの生態が面白く描かれています。日頃目にしている様々な生き物をとても身近に感じることが出来ました。これから寒い冬、「越冬」、大変なことですね。「食物」と「安全」、生き...続きを読むPosted by ブクログ
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古本で購入。
動物行動学の専門家である著者が語る動物エッセイ集。
動物も人間も“今そうなっている”のにはちゃんと理由があるんだよ、という動物と人間の「論理」がテーマになってます。
小ネタが満載でなかなかおもしろい。
「左ヒラメの右カレイ」とは言うが、ヌマガレイはカレイ科なのに左側、シタビラメはヒ...続きを読むPosted by ブクログ -
いきなり性の話で、しかも表紙がこんな感じなので、借りるのが若干恥ずかしかったけど…
生殖の話は生物学的に必ず通る道だし、女として生きていても大体通る道だし、やっぱり面白い。
遺伝的に適応してきた多様性の話も興味深い。
科学とは「その時点におけるもっともレヴェルの高いウソである」という見解もなるほど...続きを読むPosted by ブクログ -
文章は、4、4、5や、7、5になっていて、音がいい。絵も綺麗でいい。あとがきにもあるが、トンボの複眼を人間の目が集まったように描いてあるのをどうとらえるか。という問題はある。実際は違うんだよ。と一言いってあげればよいだけなのだが。Posted by ブクログ
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新聞に連載したエッセイを集めた本。
短いので、気楽に読める。
虫の越冬のしかた、ヤモリがなぜ壁を這うことができるか、美形のサギが万葉集に登場しない理由の日高流解釈などが面白かった。
『チョウはなぜ飛ぶか』『ネコはどうしてわがままか』の著者だけに、今回も疑問文タイトル。
でも、「なぜ飼い犬に手を...続きを読むPosted by ブクログ -
はじめの掴み方がよいです。
下ネタってか性の話って、やっぱり男女問わず興味のあることなんじゃないですかね?笑
もともと日高さんの研究分野も好きだし、本も読みやすいのでファンだったんです。
で、この本は日高さんとその教え子の竹内さんとの対談なんですね。
やっぱりお話も面白いと思ったし、考え方も素敵だ...続きを読むPosted by ブクログ -
子供たちに書いたというだけあって、興味深くわかりやすい比喩表現が満載。それにしても、人間が最上位だなんて、絶対にいえない気がする。確かに心の存在は大きいけれど、でも、この、植物達の驚くべき智恵、忍耐、献身、根気のレベルの高さはどうだろう。感動で幾度も胸が詰まりそうになった。Posted by ブクログ
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[ 内容 ]
大雪渓の雪の上を一生けんめい歩いている小さな黒い虫たち。
彼らはどこからきて、どこへいこうというのか。
雪の上に食べものはあるのか。
日本を代表する動物行動学者である著者は、少年のころより生きものや自然とふれあいながら、じつにたくさんの疑問を胸のうちにためてきた。
身近な犬や猫の行動か...続きを読むPosted by ブクログ -
購入済み
内容(「BOOK」データベースより)
あなたはどこまで信じるか?ダイエットの本当の理由、精子と卵の隠れた闘い、戦略としてのファッション、天才科学者の仰天エピソード等々、京大動物行動学の師弟コンビが科学の本当の面白さについて徹底的に語り合った、知のエンターテインメント。Posted by ブクログ -
想像したほどは面白くない。「なぜ」を続けろ!?当たり前ではないか。それが許されなかった学問の世界があったとは信じられない。
論文の書き方の話は面白い。思いつきからデータを取り、分かったとしても、推論から始めてデータを取ったと書かなければならない。しかしこれも無意識にやっていたかも。要するに私はこの著...続きを読むPosted by ブクログ -
動物行動学者のエッセイ。
動物行動学は、動物を観察してその行動についてを研究する学問。モンシロチョウは下を飛ぶのに、アゲハチョウはなぜ高いところをとぶのか。花、メスに、どうたどりつくのか。
正しい見方とはなにか、いろいろな立場からみてごらん。相対的にみてごらんと。
とにかく読みやすい。軽い文体な...続きを読むPosted by ブクログ -
ユクスキュル。生物を取り巻く主観的な環境を環世界と名付け、さまざまな生物達の環世界を例をあげながら解説する科学の古典。生き物それぞれ違った捉えかたというある意味当然のことを科学的に解説した名著ですPosted by ブクログ