日高敏隆のレビュー一覧

  • 生物から見た世界

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    よくありがちな 動物の不思議な生態 や すごい感覚 など紹介するポピュラーサイエンスの本とは全く違う
    むしろこの生物にはこういう感覚しか無いが、それは劣っているのではなくその生物の環境や価値観からはそれが機能的であって劣っているわけではないという、すこし哲学的な内容で、視点が広がる感じである
    この考え方の部分が原書が1933年という古い本にもかかわらず今なおこうして読まれている理由だろう

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    2026年09月12日
  • 生物から見た世界

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    どこか忘れてしまったが、YouTubeのサイトを見て購入。科学の中では古典に入る本だが、意外と読みやすかった。
    『環世界』というキーワードを用いて、人間の目を通して見る世界と違う、生物から見た世界、しかも多様な世界を伺うことができた。
    生物によって、また状況などによって、周りからの世界の見え方、感覚の捉え方が違ってくる。行動もそれによって変わってくる。そんな話を科学的な観点で話を進めていた。
    最新の生物学がこの本をどう捉えているか分からないが、生物学の基礎の一部になっている考え方を知る事ができた。

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    2026年09月09日
  • 生物から見た世界

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    多生物の例と環世界という言葉を通じて、いかに生き物どうし(主体)が同じように世界(客体)を認識していないか(別種の生物はもとより同じ人間でさえ)、いかに一人一人のもつ環世界に閉じているかを考えさせられた。この認識を持って生きるかどうかで、世界の見方はかなり違ってくると思う。科学の分野によって現象のどの側面を切り取るかが異なり意見の相違が生まれることもよくわかり面白かった。一歩下がって世界の多重性を捉えるのに良い。

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    2026年08月29日
  • 生物から見た世界

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    生物の主観をどうやって明らかにするか。我々の世界と他の生き物の世界は違うということを改めて実感する。

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    2026年08月23日
  • 世界を、こんなふうに見てごらん

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    死と美を知っているのが人間
    知らないのが動物

    動物行動学を応用して
    介護に現場で役に立ったりする事があったり
    人間がどうして戦争を始めるのかという研究もある

    神や科学も物の見方のひとつ
    時代によって一般の考え方も変わる
    自分も生きている時代によって考え方が違ってきたなと思う事がある
    著者のような研究者も当時異端とされてきたが徐々に認められてきたそう

    後半の講演録だけでも世の中の子どもたちに読んでほしい
    柔軟な考え方を持って科学や生物の世界を知って楽しんでくれたらいいなって思います
    表紙は舘野鴻さんの先生である熊田千佳慕さん

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    2026年08月08日
  • 生物から見た世界

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    Audibleで聞いたのですが、ちょっと難しかったです。前知識がなかったので、音だけでは漢字がわからず、意味を捉えるのに難儀しました。
    たぶん、聞く読書のあるあるですね。

    環世界とは、すべての動物はそれぞれに種特有の知覚世界をもって生きており、それを主体として行動しているという考え。

    見えている世界が違う。流れる時間が違う。
    だから人間の当たり前は通用しない。

    かたつむりと人間はそもそも時間の感じ方が違う。

    同じ部屋も人間、犬、ハエでは違って見えている。

    人間からみると意味がないような、昆虫達のまる見えの死んだふりは、敵の視点からすると、立派に意味がある。

    ハチの視覚での形の捉え方

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    2026年06月22日
  • 生物から見た世界

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    心理学を学ぶ際に、最初に講師から教わった「一人一人にとっての世界は各々の独自のものである」との認識を生物学的に解いていったらこうなるのかな、と思いながら読んだ。視野を拡げる一助になると感じる。

    また時間をおいて読みたい。

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    2026年06月19日
  • 生物から見た世界

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    短い中に多くのことが詰まっているように思った。単純に、「他の生物から見たら世界は違っている」ということではないと思う。主観という呪縛のようなものを想像した。生物は脳の外には出られなくて、脳に映る映像を眺めることしかできない。本当の世界について知ることはできないのではないか。
    はじめから造語が多いのでそこでつまづいてしまう。環世界という大きな概念は分かるのだが、標識、記号はどちらもsignで分かりづらい。環世界の「環」は知覚と作用の循環のことだろうか。それとも中心となるオブジェクトが知覚できる周り(サブジェクト)を指しているのか。それぞれの単語についての説明がもう少し欲しいところ。訳者の解説

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    2026年04月25日
  • ぼくの世界博物誌

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    まだ海外旅行が一般的ではなかった頃の貴重な話が面白かった。
    生き物にはさまざまな生き方があり、そこに優劣はないし人間が偉いわけじゃないといった考えにはとても共感できた。

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    2026年03月13日
  • 生物から見た世界

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    ​ユクスキュルの「環世界」の話が刺激的で最高だった。ページ数は少ないが、世界の見方を根底から変えてくれる、極めて濃密な一冊だ。
    ​特に、カタツムリの知覚スピードの話が心に残る。
    客観的に見ればカタツムリは「ゆっくり」動いている。しかし彼らの主観(環世界)では、世界は人間よりはるかに速い速度で流れているという。
    ​この話を読み、杖をつき一歩一歩確かめるように歩く老人の姿が重なった。
    はた目には「ゆっくりとした足取り」に見えても、彼らの内側では、時間は恐ろしい速さで過ぎ去っているのではないか。
    ​客観的な時間など存在せず、生命の数だけ異なるリズムがある。
    この本を閉じたあと、身の回りの生き物や人々

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    2026年03月08日
  • ソロモンの指環 動物行動学入門

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    著者と動物のエピソードが微笑ましい。

    コクマルカラス可愛い。

    ムツゴロウさんを思い出した。

    最後のページに考えさせられた。
    以外、抜粋です。
    ・自分の体とは無関係に発達した武器をもつ動物が、たった一ついる。しかもこの動物が生まれつきもっている種特有の行動様式は、この武器の使いかたをまるで知らない。武器相応に強力な抑制は用意されていないのだ。その動物は人間である。
    ・全人類が二つの陣営に分かれてしまう日も、やってくるかもしれない。そのときわれわれはどう行動するだろうか。ウサギのようにか?それともオオカミのようにか?人類の運命はこの問いへの答えによって決定される。さてわれわれは、いずれの道

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    2026年02月09日
  • 世界を、こんなふうに見てごらん

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    「いきものとおしゃべりするには観察するのがいちばん」動物行動学者の日高敏隆さんの言葉
    出てくるのは虫や動物だけど、植物にも言えること!ちゃんと見て考える。粛々と向き合うこと。

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    2026年02月04日
  • 世界を、こんなふうに見てごらん

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    中学国語教科書にて紹介されていたので読んでみた。動物行動学者である著者の人生観というのか、いや、純粋に物の見方の面白さを捉えるべきなのかも知れない。それは独特な視点でありながら、「他と違う」自分の物の見方を肯定してくれる。「みんなと違う」ことに悩んでいる中高生に、是非お勧めしたい。

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    2026年01月24日
  • 生物から見た世界

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    生き物は同じ世界を見ているようで実はそれぞれ異なる宇宙に棲んでいる――本書はそんな静かな驚きから始まる。
     ダニには匂いと温度の点だけで構成された世界があり、ミツバチには人には見えぬ色の地図が広がる。私たちが当たり前と思う風景は数ある環世界の一つにすぎない。
     ここで視線は反転する。世界が一つあって生物が適応するのではなく、生物ごとに世界が立ち上がるのだ。
     他者を理解するとは相手の立場に立つ以上にその人の見ている世界を想像することなのかもしれない。生物学の書でありながら共生の哲学をそっと差し出す一冊である。

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    2026年01月17日
  • 世界を、こんなふうに見てごらん

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    自然が自然としてあるがままに。そこを観察者として見つめた時点で、もはや自然は自然ではなくなるという視点がおもしろかった。本当に自然を知りたければ自分たち人間も他の生き物たちと同様に、自然の中のイチ当事者として考えるのがいい。

    本を読んでいるというより、話しかけられているような感覚になる文体で、気ままに読める本でした。

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    2025年12月26日
  • 生物から見た世界

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    文章表現はやさしいけれど、中身は難しい。「こういうことかな」と考えても、そうした理解で合っているか自信が持てないところがある。齧った程度の理解でしかないが、それにしても驚くことばかり。世界の多種多様な生物がこうやって生きている。よく命脈を保ててきているものだと感嘆するほかない。

    私が理解したところでは、私が見て聞いて知っている世界は私だけのもの、ということ。共感というもの。あれはなんなのだろう。

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    2025年12月08日
  • 生物から見た世界

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    「環世界」という概念を学ぶことができました。
    生物ごとに見ている世界は違う、というのはわかっていますが、見えている範囲(近くしている範囲)やその認知の仕方など含めて大きく違うことを知ることができました。
    そして、やはり生物においては、身体性を抜きにして世界を認知することはできないことを学びました。つまり、世界の在り様を認知しているのではなく、個の身体に対する影響度として世界を認知しているというのは面白く、納得感のある本でした。

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    2025年11月15日
  • 生物から見た世界

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    面白かったです。
    イヌやハエの世界の見え方と人間の見え方は異なるというのが「環世界」の概念。
    ダニに至っては三つの知覚標識と作用標識しかないという。
    難しい専門用語は分からないけど、ネコが獲物を咥えていると歯が隠れて戦闘能力を失うので、コクマルガラスの攻撃対象になるとか、猛禽の巣と狩場の間に中立地点がかり、そこではいっさい獲物を襲わないなど、環世界で起こるエピソードがひとつひとつ面白かった。

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    2025年10月27日
  • 生物から見た世界

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    【読もうと思った理由】
    「環世界」とは何なのか?が知りたくて手に取りました

    【感想】
    つい人間を起点にものごとを考えがちだけれど、生き物それぞれに視点がある、という考え方は、意外?と今までしたことがなく、すごく目新しいものだと感じた。実際のところはどうなのかは分からないけれど、カタツムリがなぜあんなにもゆっくりと動くのかなど「環世界」で考えると、納得できるなと思った。
    各生き物の視点で考えることと同時に、それは各人間の視点で考える、ということにも繋がるように思えて、すごく面白い本だった。

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    2025年12月20日
  • 生物から見た世界

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    久しぶりの岩波文庫の青本!
    あらゆる生き物には、そのそれぞれが主体となって知覚し、行為する「環世界」がある。
    特に「なじみの道」の章はとっても腑に落ちた。
    難しい部分もあって、すっかり理解できたとは言えないけど、楽しかった。脳がほぐれた気分です。

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    2025年09月07日