日高敏隆のレビュー一覧

  • 動物の言い分 人間の言い分

    購入済み

    面白い!

    読みやすいです。生き物好きにはとても面白い話です。

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    2015年07月10日
  • 人間はどういう動物か

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    人間は動物の中でも特別な存在である、と人間は思っているが、本当にそうなのか?ということを追及する一冊。僕個人としては、人間も動物である、そして動物でいいではないか、という意見をもっている。

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    2014年03月20日
  • 人間はどういう動物か

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    人間はどういう動物か?という問いは、人間はどう生きるべきか?という問いにとってかわり、生きる勇気を与えてくれる。

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    2013年06月27日
  • カエルの目だま

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    とても素敵。
    目玉自慢のカエルくんが、自分の目玉が一番と今日も元気におおはしゃぎ。ところが複眼を持つギンヤンマやミズスマシに出会ってすっかりしょげこんでしまいます。
    ーおいらの目なんかは、ただのデメだな。ああ、かなしい!ー
    やさしく愉快に生き物の面白さを伝えてくれる一冊。文章もリズムよく楽しい。絵も優しい色合いでクスッとユーモラスに描かれています。大好き。

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    2013年04月16日
  • 新編チョウはなぜ飛ぶか [フォトブック版]

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    子供の頃の好奇心と疑問を大人になってから足と頭で解決…なんて理想的な研究なんだろうって思う。うらやましいというのはおこがましいけれど、うらやましい。
    写真も美しく、装丁もしゃれていて、写真集としてもとても素敵。

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    2013年04月06日
  • 新編チョウはなぜ飛ぶか [フォトブック版]

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    ネタバレ

    一言、すばらしい名著である。故日高敏隆氏の名著の復刻盤。きれいなチョウの写真つきである。文章では幼いころからの疑問を淡々と”調べた”と記載しているだけだが、この調査にどれだけの長期間を要したのであろうか。チョウがこれほどまでに奥深い生物だとは知らなかったし、こんな疑問すら持たなかった自分が恥ずかしい。
    ”チョウはなぜ飛ぶか”との回答は実にあっさりしており、むしろその他の疑問の解決の方が多い。
    でも、疑問に対してとことん究明していく姿は見習わねばならないと痛感し、自嘲しました。
    ”ソロモンの指環”同様、ひろくみんなに読んでもらいたいです。

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    2011年08月25日
  • 生物から見た世界

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    「環世界」という概念を学ぶことができました。
    生物ごとに見ている世界は違う、というのはわかっていますが、見えている範囲(近くしている範囲)やその認知の仕方など含めて大きく違うことを知ることができました。
    そして、やはり生物においては、身体性を抜きにして世界を認知することはできないことを学びました。つまり、世界の在り様を認知しているのではなく、個の身体に対する影響度として世界を認知しているというのは面白く、納得感のある本でした。

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    2025年11月15日
  • 生物から見た世界

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    面白かったです。
    イヌやハエの世界の見え方と人間の見え方は異なるというのが「環世界」の概念。
    ダニに至っては三つの知覚標識と作用標識しかないという。
    難しい専門用語は分からないけど、ネコが獲物を咥えていると歯が隠れて戦闘能力を失うので、コクマルガラスの攻撃対象になるとか、猛禽の巣と狩場の間に中立地点がかり、そこではいっさい獲物を襲わないなど、環世界で起こるエピソードがひとつひとつ面白かった。

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    2025年10月27日
  • 生物から見た世界

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    久しぶりの岩波文庫の青本!
    あらゆる生き物には、そのそれぞれが主体となって知覚し、行為する「環世界」がある。
    特に「なじみの道」の章はとっても腑に落ちた。
    難しい部分もあって、すっかり理解できたとは言えないけど、楽しかった。脳がほぐれた気分です。

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    2025年09月07日
  • 生物から見た世界

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    難解な部分もあったがおもしろかった!環世界の概念の理解が深まった、と自分では思ってるけどどうかな。
    いい研究者が謙虚な理由が少しわかった気がする。思い込みから抜け出すことの大切さと難しさ。やっぱり進化の話はぞくぞくしておもしろい!

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    2025年08月25日
  • 生物から見た世界

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    環世界。生き物によって同じ世界が全く違って見える。結びには、人間一人ひとりも同様に同じ世界を違う捉え方をしているとある。

    本当にその通りだと思う。

    別の生き物は人間と違う見方をしている。人間の中でも、自分の常識は他人の非常識。それを前提として理解しておくことで穏やかに生きていける。

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    2025年08月11日
  • 生物から見た世界

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    生物を学習する上で古典的名著であると聞き手に取って読んだ。
    「環世界」という、客観的に世界を捉えるだけでなく主体に依存する世界の捉え方を、具体的な事例とともに解説している書籍である。
    文体に癖があり読みづらい部分(特に前半)があるが、今では生態学、動物行動学では当たり前に考えている観点が最初どのように出てきたのか含めて、勉強になった。
    また、この文庫の訳者がこの本に最初に出会ったのが戦時中の学徒動員の中というエピソードを聞いて、改めて時代を感じた。

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    2025年08月09日
  • 人間はどういう動物か

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    リチャード・ドーキンスの《利己的遺伝子》の影響をかなり感じる一冊。全ては遺伝子が望んで起きていること。そして、その通りになることで全てが上手く回るのだ。
    しかし、そんなアダム・スミス的、リベラリズム的な自由放任主義が最適解なのか…

    『人間は本当に動物なのか?』
    本の前提は人間も動物の一種であることのはず。だが、読み進んで行くうちに「そんな単純な話じゃない」と気がつく。気がついてしまった。
    この場で、すぐに評価してしまうのは気が引ける。気になる以下の2冊の本を読んでからのまた考えよう.…
    ・リチャード・ドーキンス『利己的遺伝子』
    ・ジャック・デリダ『動物を追う、ゆえに私は動物である』

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    2025年07月15日
  • 生物から見た世界

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    一風変わった性格の子どもだったので、環世界というものの見方で一人遊びをしていた記憶があります。
    虫に対しても動物に対しても人に対しても、私主体にならないようにできる限り虫、動物、他人目線になるように集中して大真面目に取り組んだ覚えがあります笑
    その頃にユクスキュルの本に出会っていれば、もっともっと楽しめただろうなと惜しい気持ちです。
    どの章も面白いが、特に好きな章は「なじみの道」。
    その章までに読んだことを踏まえると、盲導犬の素晴らしさがよくわかります。
    小さな生き物から大きな生き物まで、さまざまな生き物の環世界を感じることができて最後までずっと興味深く読めました。子どもには少し難しい表現もあ

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    2025年07月10日
  • 生物から見た世界

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    友達と筋トレしてサウナ行って二郎食ってカフェでも行くかって時に本持ってなくて、本屋行って見つけた。ユクスキュルの「環世界論」が何冊かで引用されてて、大事そうだからいつか抑えよーって思ってたら目黒の有隣堂に置いてあって購入。『暇と退屈の倫理学』は覚えてるんだけど、他何で引用されてたっけかな。

    人間は客観的世界という「環境」を常に想定していて、その中に全ての生物が詰め込まれていると考えている。しかし実際は、生物はその主体そのものに固有の「環世界」という主観的現実を生きていて、客観的対象は主体への刺激(厳密ではない)としてしか存在していない。(→主体が受け取れる刺激を発さないものは、環世界内に存在

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    2025年05月11日
  • ソロモンの指環 動物行動学入門

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    エクストリーム系動物行動学者ともいうべき著者による、愛を持って動物生態を観察した記録をユーモアとともに綴った一冊。
    突き抜ける人はやっぱり凄い。
    家族や後お近所の人も大変だろうけども。。。

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    2025年05月02日
  • 生物から見た世界

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    環境とは、何億何兆というそれぞれの主観的な世界の重なりってことか
    動植物はもちろん人間同士でもそれは変わらない

    学術的かつ翻訳のムズい単語が多くてちょい混乱もした

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    2025年03月14日
  • 生物から見た世界

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    人と生物(動植物のことだが本書では主に動物)の関わりについての一考察。人と生物を比べる、あるいは生物の活動を解釈する際に、どうしても人の基準で見てしまう。すなわち、目で見て、耳で聞いて、鼻で嗅いで、舌で味う、など。しかし、よく知られているように犬の嗅覚は人の何万倍も鋭いのだから、感じ方や解釈の仕方が異なるはず。昆虫が複眼で見ている世界は色も見え方も違う。猫は目が見えなくなっても、髭さえあれば大抵のところは移動できる。イソギンチャクは触覚で動くものと動かないものを見分け、天敵のヒトデが近づくと防衛姿勢をとる。人間の世界も同様で、価値観を共有するもの同士、などという考え方は、甘いのかもしれない。

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    2025年02月24日
  • 生物から見た世界

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    インターネットで「男女の世界の見え方の違い」というような画像を見たことがある。主には性的な視線の違いを面白おかしく誇張した内容だが、それ程おかしくもない、こんなものかなーという感じだった。人間は、目に入る世界に意味づけをして知覚する。∵を顔として見たり、飾り付けたケーキを美味しそうに感じたり、逆に牛や鶏そのものには食欲をそそられなかったり。生得的に意味付けされたものが、母親、危険な発色、異性などのシグナルだろうか。これが、人間と動物、昆虫で違う。実存世界や観念世界とも違う、環世界という、タイトルの生物から見た世界のことだ。

    この環世界の見え方から、下等な生物は、単に知覚して反射的に運動する「

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    2025年01月26日
  • ソロモンの指環 動物行動学入門

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    齋藤孝さんの新書でお勧めされていたので読みました。
    いろんな動物と博士のエピソードがメインで、読みやすくとても癒される。
    人間という動物に対しての鋭い考察も最後にあります。
    登場する動物をYouTubeで実際に見ながら楽しく読みました。

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    2024年09月19日