関美穂子のレビュー一覧

  • なでし子物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ第1巻。先にシリーズものだと知らず最後の第4巻を読んでしまった。4を読んで1を読むのはどうかと思ったが先を知っているだけに耀子と立海の幼少期と周りの関係性がよくわかり、逆にとても面白く感じた。二人とも両親に恵まれていなかった事もあり育ってきた環境もいいとは言えずそれがお互い惹かれあう。2巻、3巻でどうなるのか。耀子は新しい自分をつくれているのだろうか。

    0
    2025年10月27日
  • なでし子物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     青井が耀子に対しての最後の授業
    「今を変える魔法の言葉」
    どうして?って思いそうになったら、どうしたら?って言い換える。
    勉強というものは、自分の武器を見つける手段。
    バカだとかクズだとかの言葉は、何も生み出さない。人の心を砕くだけ。
    響いた。自分を卑下したり自己肯定感を低くしている子どもたちにも伝えたい!
    この本をすすめたい!

    やらまいか。
    がまだせ!
    けっぱれ!

    自立 かおをあげていきること

    自律 うつくしくいきること

    きっと、耀子は理不尽を乗り越えられる。
    私も 自立 自律 心に留めて いきていきます!

    0
    2025年05月31日
  • なでし子物語

    Posted by ブクログ

    とてもいい本に出会った。
    こんな本があったなんて。
    生きていくための勇気みたいなものをもらった。
    辛くても苦しくても悲しくても寂しくても、「どうして」じゃなくて「どうすれば」って考えよう。
    自立と自律。
    自分が孤独だなんて思わずに。
    がんばれ自分。

    0
    2025年05月17日
  • 地の星 なでし子物語

    Posted by ブクログ

    ゆっくり読もうと思っていたのに、ついつい気持ちが昂ってあっという間に読み終わってしまった。笑

    『地の星 なでし子物語』
    18歳で龍治と結婚した耀子は28歳になり、常夏荘の女主人「おあんさん」となっていた。
    娘の瀬里と、照子、身の回りの世話役である鶴子と共に、対の屋で暮らす耀子だが、遠藤家の繁栄は時代と共に風前の灯火。
    夫の龍治は東京で本家存続の為に奔走しており、耀子は自ら峰前のスーパーのパート働きを始める。
    そんな折、常夏荘売却の話が持ち上がる・・・

    時系列で読んだので、前作『天の花』から10年・・・
    時の流れを感じさせる描写が多く、物悲しく寂しい気持ちになる一方で、耀子の父の在りし日の人

    0
    2025年05月11日
  • 天の花 なでし子物語

    Posted by ブクログ

    前作『なでし子物語』で
    すっかりその魅力にはまってしまった私。
    さてさて、お楽しみの続編〜♪

    っと、ここでどうやら読む順番について要注意。
    勿論ラストは『常夏荘物語』で完結するとして・・・

    前作の後、刊行順に読むと
    『地の星』→『天の花』となる。
    ただ物語の時系列順だと
    『天の花』→ 『地の星』になる。

    刊行順に読むと、時代が随分先に飛ぶようで、
    沢山の?が出てくるのだとか・・・
    どの順で読むかは好みによるのかな。
    私はシンプルに時系列に読み進めることにした。


    前置きが長くなったけれど、
    『天の花』期待どおりでした!
    やっぱり『なでし子シリーズ』好きだなぁ。

    前作から少し成長した立

    0
    2025年04月23日
  • なでし子物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    伊吹有喜さんの本にシリーズ物があると知って手に取った1冊。
    大人達の事情に翻弄される子供達。
    それでも常夏荘で過ごす日々は宝物のようにキラキラ輝いて見えた。
    常夏荘の優しい大人達に見守られて、少しずつ健全な心になっていく。

    子供がいるせいか、間宮のお爺さんや照子の気持ちが痛いほど伝わってくる。
    子どもたちはいつか全て忘れてしまう。こちらは全て覚えているのに。けれど
    「そうでなけれはきっとーー子どもたちは母のもとから巣立てない。」
    この言葉が私にはとても沁みた。

    彼らが大きくなるにつれてどう成長していくのか楽しみ。続巻も読もうと思う。

    0
    2025年03月13日
  • なでし子物語

    Posted by ブクログ

    どんぐりさんの投稿を見て読みたくなった作品。
    なでしこシリーズの第1弾♪

    好きな予感がする!と思って手にしたけれど、やっぱり予感的中、どっぷりハマってしまった。
    あ〜これしみじみ良かったな〜(´ー`*)

    父を亡くし、母にも捨てられ、いつもいじめられてばかりだった小4の耀子。
    遠藤家の御曹司という重圧に苦しむ、とても病弱な小1の立海。
    そんな2人が、静岡県の天竜川上流にある、遠藤家の別邸「常夏荘」で巡り合う。

    勝手に昭和初期のイメージを持って読んでたけど、どうやらもっと最近で50年くらい前の設定のお話だったみたい。
    山奥の自然豊かな場所、ちょっぴり厳しくもあたたかい周りの人達、そして

    0
    2024年12月30日
  • 地の星 なでし子物語

    Posted by ブクログ

    あー読み終わってしまった。
    耀子と立海がいる
    あの世界は、本当に心地よく
    温かく生き生きとしていて
    すっかり私も常夏荘の一員になったような気持ちでいたのですごく寂しいです。

    シリーズ3冊あっという間に
    読んでしまいました。
    今回は、耀子の自立と自律にむけての奮闘記がメインで
    立海との絡みが少なく少しさみしい感じはしましたが、
    大人になった耀子と立海の微妙な
    距離感に切なくなってしまいました。
    それより何より子供の頃
    あまりいい印象ではなかった
    由香里とのタッグがカッコよく
    二人の
    夢に向かって一生懸命進む姿も
    すごく清々しく素敵でした。


    最後の常夏荘物語
    是非読んでみたいです。

    0
    2024年11月16日
  • 天の花 なでし子物語

    Posted by ブクログ

    なでし子物語の続きということでまたあの素敵な世界に入りこめることをとても楽しみにしておりました。
    読み始めると時代はだいぶ進み
    耀子が高三になっていて
    常夏荘を出ていくところから
    なのですが、話の大半は
    耀子が中2で
    立海くんが小5のひと夏が
    メインで入ってきます。
    まだ大人でも幼い子供でもない
    微妙な心模様も可愛らしく
    今回は、照子の息子である龍治がメインに新たに加わり
    そのスパイスがなんともいえず甘酸っぱくきゅんとしてしまいました。
    少しクールな龍二が立海にかかれば、面倒見の良い兄のような存在になり、母に対する暗い影の気持ちが少し和らぐ
    立海パワーは健在で、みんなを巻き込みながら、でも耀子

    0
    2024年11月09日
  • なでし子物語

    Posted by ブクログ

    伊吹有喜さんの作品はどれも大好きだけど、なでし子物語は
    その中でもだんとつ、大好きな本になりました。

    ストーリーはいじめられっこの耀子と生い立ちゆえの重圧といじめに苦しむ立海それに、過去の思い出の中に生きている照子、三人が出会って少しずつ強く前向きになっていくお話です。

    魅力は、なんといっても
    本当にみんな可愛いくて愛らしく
    周りの人達も温かで、素敵な人ばかりだということです。優しい気持ちになれます。
    後半は、その暖かさで、優しさで
    何度も涙が出ました。
    それから
    家庭教師の青井先生の言葉も素敵でした。
    耀子ちゃんに託した言葉で
    自立 顔をあげて生きること
    自律 美しく生きること
    というの

    0
    2024年11月05日
  • なでし子物語

    Posted by ブクログ

    再読。3部作だと思っていたところに4部目が出た!大好きな作品なので本当に嬉しくて嬉しくて。耀子と立海がまだ小さいこの巻が1番好きなのだけど、大人の事情で振り回されたり周りにいじめられたりと理不尽だらけで想像すると胸が詰まり哀しくなる。子供が絶望し諦める姿…本当に見たくない。それでも2人が仲良く過ごしたりハム兄弟とのクリスマス会に和むしこういう時間を持ててよかった。照子と龍一郎との回想がすてきであまりに切ない。青井が耀子に伝えたように、どうしてと嘆き続ける人生より、どうしたらと必死でもがいて戦う人生がいい。

    0
    2024年10月28日
  • 天の花 なでし子物語

    Posted by ブクログ

    サイン本。シリーズ4作目の新刊を読むために再読。覚えていない事も多くて、内容としては胸が痛む事が沢山あるのにその切なさもひっくるめて好きな作品。大人になると感じないのに子供の頃の歳の差って大きくて立海があまりに幼く感じられ、龍治の見せるたくさんの魅力にどうしても惹きつけられる。人に拒絶されるのが怖く大切にされる事をわからない耀子があまりに不憫で涙が出た。1人で耐えて呑み込まないでほしいと思えてしまう。祐一の事もあり、龍治にはたまらない気持ちだろう。縛られもがくみんなに幸せになってほしくて天の花に願う。

    0
    2024年10月28日
  • なでし子物語

    Posted by ブクログ

    最新作『常夏荘物語』が続編であることを知り、本作品からスタート。複雑な家庭環境で育つ、耀子と立海。幼い二人を、常夏荘の住人が一丸となって見守る優しさに心が和む。特に家庭教師の青井先生の存在は大きい。二人の成長を見届けるため、続編へ。

    0
    2024年10月24日
  • 地の星 なでし子物語

    Posted by ブクログ

    今回は燿子がお仕事を始めてからの成長物語。昔嫌なヤツだった由香里がかっこいいバリキャリになっていて、燿子のいい相棒となっていくのがすごく良かった。好きだなぁ。こういうはっきりした女性。オドオドして自分に自信のない燿子が、由香里や千恵や照子たちの影響で少しずつ変わっていく。そして燿子の心にいつもある青井先生の言葉、
    ・「どうして」ではなく「どうしたら」と考える。
    ・自立(顔を上げて生きること)と自律(美しく生きること)
    この2つは本当に前向きになれる素敵な言葉だと思う。
    立海との関係は相変わらず切ない。この後どうなっていくのか。続きが早く読みたい。

    0
    2024年09月23日
  • 天の花 なでし子物語

    Posted by ブクログ

    「なでしこ物語」の続編。時系列で読んだ方が良いのかなと思い、先にこちらを読んだ。
    地方の名家の跡継ぎ立海と使用人の娘である耀子。この2人の関係がとても微笑ましく、とても切ない。その2人におあんさんの息子の龍治が関わってくるのだが、これがまたちょいワルでかっこいい。まるで朝ドラを見ているような展開で(是非やってもらいたい)、まだまだ今後が楽しみ。

    0
    2024年08月31日
  • 地の星 なでし子物語

    Posted by ブクログ

    お母さんになり、常夏荘で“おあんさん”となった28歳の耀子に会えて感慨深かった。

    時代の移り変わりとともに環境も変われば、耀子自身の心境にも変化が起きていく…。
    目まぐるしく、思わぬ展開でした。
    ここが耀子にとっての人生の分岐点、今が大事な時だと思うと読みながらつい力が入ってしまう。

    亡き父が叶えようとした未来に思いを馳せる耀子。
    人生いろいろ。ちょっと切ない場面も。
    深く心に染み入るストーリーで、温かく清々しい読後感でした。

    『“私たちは小さな撫子”。星の形に似たこの花は、風に揺れても折れない、うつむかない。つつましくとも凛と咲き、地の星のごとく光を放つ。』

    0
    2024年07月26日
  • 天の花 なでし子物語

    Posted by ブクログ

    良かった~。もっと早く読めば良かった。
    中学2年の耀子と小学1年の立海の再会が、耀子の回想とともに描かれています。

    立海と耀子、立海が慕うおあんさんの息子・龍治と三人で過ごした常夏荘での日々は、何だかキラキラしてて眩しく感じました。

    寂しく辛い現実もあったけど、ラストは耀子のこれからの未来を思って温かなもので心が満たされました。

    『学べ。誰にも負けない力を身につけろ。そうしたら、君は自由になれる。天の花にも手が届く。』

    0
    2024年07月26日
  • 地の星 なでし子物語

    Posted by ブクログ

    なでし子シリーズ3冊目。
    シリーズ最初の方のお伽話のような幻想的な雰囲気はなくなり、女子のお仕事小説のような感じになってきて、読み応えアリ!
    応援したくなり、自分も一緒にアイデアを出して参加してる気分だった。
    そして最後の方はキュンとしたり。
    耀子の目覚ましい成長に胸が熱くなった。
    続きはあるのかな?

    0
    2024年02月22日
  • 天の花 なでし子物語

    Posted by ブクログ

    まさか、まさか!意外な展開になってきた!
    大人になっていくリョウカくんとヨウヨ。
    2人の切なく素敵で夢のような想い出。
    2人はどうなっていくの?!?

    0
    2024年02月15日
  • なでし子物語

    Posted by ブクログ

    めっちゃ良かった!
    続きが読めるなんて幸せ!
    リュウカくん可愛いし、ヨウヨもこれからどんな大人になっていくのか楽しみ。

    0
    2024年02月08日