関美穂子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ常夏荘をとりまく人々、しきたり、地域の風習などが
あまりにも昔のもののように感じていたら、
1980年とそれほど前ではなかった。
前時代的な雰囲気と、
都会から持ち込まれる現代的なものとの違和感を感じた。
複雑な家庭の事情を持ち、
子どもたちからはいじめの対象となっている燿子と立海。
2人が出会い、
お互いの中に自分の安らげる居場所を見つけていくのが
ほっとすると同時に、
この状態がいつまでも続くとは思えないという気持ちで、
ずっとドキドキしながら読んだ。
突然の別れは、とても悲しくやりきれなかったが、
立海のたくましさに救われた。
次作もあるようだが、2人が再会できているといいなと思った。 -
Posted by ブクログ
「どうして、って思いそうになったら、どうしたら、って言い換えるの」「『どうして』グズなの?この質問に答えは出ない。だけど『どうしたら』グズではなくなるの?この質問には考えれば答えがでる。 答えが浮かばなかったら誰かに相談してもいい」
自立、かおをあげていきること。
自律、うつくしくいきること。
やらまいか。
あたらしいじぶんを、つくるんだ。
これは、父親を早くに亡くし、母親が男を作っていなくなってしまったことで、常夏荘に連れてこられた、燿子に、立海の家庭教師・青井がかける言葉だが、いい大人の私にも十分に響く言葉だった。
それと同時に、子供にかける言葉は本当に大切で、安易に悪い言葉を使ってはいけない、と改めて思った。自分をグズだなんて、嫌われる子だなんて、思わせてはいけない。悲しいときに大声で泣けない子にしちゃいけない。 -
Posted by ブクログ
感想
子供が成長する話。子供を信じて育てることが大事。
あらすじ
耀子は母親が蒸発して、小4の頃、峰生の祖父がいる常夏荘に間借りすることになった。照子は夫を早くに亡くし、義父や息子とソリが合わないことから峰生に住んでいたが、義父の再婚でできた次男で小1の立海の面倒を見ることになった。
耀子と立海は学校でいじめられるも常夏荘で、青井という家庭教師に従い、仲良く勉強する。耀子はグズな自分を卑下するも青井に諌められて心を入れ替える。そのうち耀子も立海も、地元の六田兄弟と仲良くなる。
耀子は初めてのクリスマス会を立海と友達と楽しむ。しかし、次の日に立海は父親である龍已に無理矢理東京へ連れて行かれる。立海が計画していた耀子の誕生会は常夏荘の面々と照子で準備をして執り行う。立海と耀子は青井を通じて連絡を取り合うのだった。