いのうえさきこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読みやすい。漫画も面白い!
脳に外傷があったり、脳血管疾患にかかり、一命を取り留めたけど、脳に障害が残り、少しずつ生活が不便になるというような障害がある。高次脳機能障害というけど、知らない人も多いと思う。福祉や医療に関する人はなんとなくわかるはず。
その程度の認知度である。そこで、みんなの高次脳機能障害への共通認識を育んでいくような本。
あーあれね。となるかならないかでは絶対に差がある。すごいことに挑戦しているなあと思う。
ただ、私は読み応えを求めてしまうので少し物足りず評価を低くしてしまいましたが入門にはいいと思います。
余談だけど同著者『脳が壊れた』ではハイでイケイケな文章が書いてあった -
Posted by ブクログ
“大好きなものをおいしく食べたい。そんな当たり前のことを願うサユちゃんのまわりには、なぜかツウぶりたい人ばかりが集まってくるのだ。スシはこう食べろ、蕎麦は粋にすすれ、から揚げにレモンかけるな!などなど。ただ静かにご飯が食べたいだけなサユちゃんの明日はどっちだ!?”―裏表紙より。
第01話 レモンの難問
第02話 回転寿司の展開
第03話 お疲れカレー
第04話 うどんアルマゲドン
第05話 おしなべてお鍋
第06話 オレんちおせち
第07話 ショコラへんの事情
第08話 君がそばにいるだけで
第09話 メンどくさいラーメン
第10話 義理と人情のおにぎり
第11話 仰々 -
Posted by ブクログ
「問題な日本語」の挿入マンガが大変おもしろかったので、半端なく期待値が高かったこの本。
しかし、身も蓋もなさが極まって、ちょっと身も蓋もなさ過ぎました。この「文学男子」を読んで、原典の文学作品を読んでみようと思う人はほとんどいないんじゃないかと思います。
冷静で、多角的な視点は著者の強みなのだけれど、そんなに気に入らない文学作品を取り上げないで、自分がいいと思う文学作品を取り上げれば?と思ってしまいます。
しかし、文学作品に出て来るダメンズ数多さぶらいける中でも、「舞姫」の主人公紹介は非常に説得力がありました。これで主人公に肩入れする女性は誰もいないでしょう。「舞姫」を名作と祭り上げたのは男性 -
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「脳が壊れた」というのは比喩かと思っていましたが、本当に障害者となった彼との生活でした。
主人公が懸命に理解し、耐え、努力していてスゴイ。でも背追い込みすぎな気がする。