須田慎一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ著者はジャーナリスト、須田慎一郎氏。
フィールドワークの幅は広く、本書でもセレブ地帯から大阪西成の釜ヶ崎地区まで人々の生活を対比しながら、危険な金融・投資商品に警鐘をならしつつ、家計を守る資産運用を勧めている。
ポイントは以下3点。
①年金は老後の生活を支えるベストな商品。
②銀行はかつての銀行とは違う。銀行自身の利益を優先する。銀行が勧めるからといって、信用してはいけない(投資型年金商品、不動産投資など)。
③債券投資、とりわけ米国債投資が最も望ましい資産運用。
これだけだと面白みの無いアドバイスになるが、アパート投資の失敗例や旧三菱銀行の変額保険問題などを交えて、”うまい話は無い”と -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
二〇〇三年三月、みずほ銀行築地支店長を最後に、作家・江上剛は二十六年間の銀行員生活にピリオドを打った。
なぜ、彼は愛する銀行を志半ばで辞めなければならなかったのか―。
信頼するジャーナリスト須田慎一郎とともに、入行からの銀行員生活を振り返りながら、銀行の過去を検証し、今後のあるべき姿を探る。
銀行の現実を知り尽くした二人による異色の銀行論。
[ 目次 ]
第1章 金は簡単には貸さなかった―江上剛、銀行に就職する(成り行きで第一勧銀へ;女子行員とのつきあい ほか)
第2章 全ては六行で決めていた―江上剛、本店に勤務する(一回目の選別;全銀協の仕事 ほか)
第3章 みんな呪縛をかけ -
Posted by ブクログ
高橋氏の本は今までに40冊以上読んでいます、今回は高橋氏の最新本です。内容は今までの著作に書かれていた内容と重複している部分も多いですが、大事なポイントなのでこの本で復習させてもらいました。日本の官僚機構のエリートである財務省が日本の行先を決めているようですね、それに争おうとした総理は今まで数名のようで、殆どの方は全てお膳立てしてくれる財務省に従っているようです。
これをヨシとしなかった高橋氏は立派だと思いますが、彼ほどの能力を持っていなければ独自路線を貫くのは難しいのだともわかりました、社会人生活を30年以上経験した者として。日本の本当の姿を具体的な数字で示してくれ続けている高橋氏の発信す -
Posted by ブクログ
手数料がかかる銀行のホストコンピュータ型決済が、手数料0の仮想通貨のブロックチェーン型決済にいずれとってかわられる。
10年前よりも所得や収入がダウンしている。自動車、電気、機械産業の制度疲労。
一億総活躍社会=一億総労働社会。
仮想通貨やアリペイ、ラインペイの台頭により、銀行に集中していた購買履歴が穴あき状態になる。楽天は携帯だけでなく決済プラットフォームを目指している。
不動産投資はリスクが高い。
貯蓄社会から資産運用社会へ。自己責任。
年金は高利回り商品。スキルアップ=給料アップは幻想となった。日本全体が居心地のいいスラム地域となる。海外からは日本に出稼ぎ労働者が多くきているが、地盤沈下 -
Posted by 読むコレ
すごく生々しい話で読み応えがあった。インタビュー形式であるため、金融腐食列島のさらに上をいくリアルさであった。
銀行員諸君!に続く言葉は、異端であれ!ということだ。会社にしがみつくだけの後ろ向きなサラリーマンではなく、他者でも通用する前向きなサラリーマンになれ(自分はそうであったように)、といっている。ただ、同時に愛社精神は必要だし、ここにいた証を残すくらいの気概は持たねばならないとも読めた。
銀行に限らず、業種ごとの専門性が高い方が社内で重宝がられるし、仕事もやりやすい。しかし、それだけではどうしても視野が狭くなる。今の仕事が他業種や一般常識に照らしてどう見えるのか、という視点は大切だと