須田慎一郎のレビュー一覧

  • 下流喰い ――消費者金融の実態

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    2006年発行。
    縦書きの新書なので,どうしても数字で示すのには向いていないけれど,当時のサラ金業界の実情が,ほどほどによくわかる。グレーゾーン金利が撤廃されて,弁護士などがさかんに過払い金返還の宣伝をしている現在,どうなっているんだろうか?

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    2015年12月19日
  • 下流喰い ――消費者金融の実態

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    弱きものが弱きものを騙し、強きものは利益を吸い上げる。そして誰もが、弱きものになる可能性を抱えて生きている。政治家らの言うセーフティネットは、どこに行ったのだろう。厳しい現実と何もできない自分に、気持ちがふさがる、、、

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    2015年12月07日
  • 銀行員諸君!

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    江上剛の銀行員時代の半生が書かれています。
    銀行の現実が書いていて面白いですが、悪く言えばただの武勇伝です。

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    2015年03月05日
  • 下流喰い ――消費者金融の実態

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     「サラ金」。なんとイメージの悪い言葉であることか。
     多くの悲劇がこのビジネスのもとで演じられた。
     「消費者金融」と言い直してもそのビジネスのもついかがわしさが薄らぐことは無いように思える。
     そうであるにもかかわらず、現在もこのビジネスモデルは、大資本のもとで堂々と運営されている。
     本書は、その実態を「悪魔的ビジネスモデル」と断言しているが、まさにそのとおりと思えた。
     本書は2006年の発行であるから、「小泉改革」による格差拡大を背景とした「社会民主主義」的視点からの告発の書なのだろうが、現代社会の一面を端的に指摘していることは間違いがない。
     ただ、業態を告発する内容が、ちょっと「

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    2013年09月21日
  • アベノミクスが激論で解けた! ポスト・サピオムック

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    今後の日本経済を考える上で早く読まなければならない本だと思う。

    状況は刻一刻と変わってきているが、彼らの議論は現状を適切に捉える上で不可欠なものだろう。

    ただ、勉強不足故、途中の三橋さんと須田さんの議論は良く分からない点が多かった。また読み直そう。

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    2013年06月05日
  • 下流喰い ――消費者金融の実態

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    消費者金融ビジネスがなぜ時代の寵児となり、そしてなぜ転落したかが簡潔に理解できる一冊。サラ金がなくなるかたヤミ金、というのは短絡的に間違ってはいないものの、その背景やら経緯、銀行という巨大金融機関をはじめとした金融システムの構造的な問題を抜きしてミクロな問題を語るのは難しいということがわかります。
    そもそも日々の生活でお金を借りなければならないというのが個人的には理解に苦しんでしまうのですが、そう考えてしまうのはこれまで割と恵まれた人生を歩んできてしまっているが故なのでしょうね。今、格差社会だ何だ言われてますが、別にこれは今始まった話ではないような気が個人的にはしています。そして、「金貸しと売

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    2012年08月14日
  • 銀行員諸君!

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    著者の若いころの話とか、今とあまり変わらないんだなぁと思った。
    「なんでこうなんだろう?」って思ってた会社の不思議もちょっとはわかった気がする。
    多くは書けないw

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    2012年05月06日
  • 下流喰い ――消費者金融の実態

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    今更読むのはネタに遅い感があるけど、
    基本的なことがまとめられてて読むのに難しくなくてよかった。
    足を運んで取材してるところなど(おんな市とか)、面白かった。
    そして、悪魔のビジネスモデル、とは言い得て妙だな。と思いつつ。

    貸す方を批判する論点にはなってるけど、
    個人的にはどっちもどっちという考えは変わらない。
    状況的に不幸な人も同情する人もいるんだけれども。

    本文の中でもあったけれど、
    消費者金融のCMが深夜枠からどんどん上ってきて、
    ついにゴールデンや昼間にも放送されるようになったときは
    うわぁ、ついにきたなぁと感じたのが思い出された。
    なにがついになのかはよくわかってなかったけど。笑

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    2012年02月23日
  • 下流喰い ――消費者金融の実態

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    脚でネタをつかむ金融ジャーナリスト、須田慎一郎の金融業界における批判が盛りだくさん。
    新書だけあって、市民の立場から金回りがおかしくなっている2006年時点の日本の姿を描いている。
    サラ金・闇金にあえぐ人々と、それらから搾取し喰い物にする下流喰い金融システム。
    負のパラドックスに陥った人々に関するルポであり、金融業界に対する鋭い批判の書となっている。
    ただ、新書ということで気をつかったのか、内容は控えめ。
    須田さんであれば、世に巣食う金融の鬼たちをもっと如実に再現できるのでは?

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    2012年01月17日
  • 下流喰い ――消費者金融の実態

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    再読本。
    この本が書かれたのが2006年。2005年5月に金融庁が立ち入りをして、アイフルに対して国内1900店舗全店の業務停止命令を出した。こんなこと、あったなぁと懐かしく思う。
    時代は過ぎて、武富士の破たん、新生銀行=レイクの躍進とこの業界もまた激しく変わっていることを実感させられる。
    ヤミ金はヤミ金、それ以外のこうした一般広告をばんばん出す消費者金融に対しての著者の批判姿勢は今も変わっていないの
    で好きだ。
    やっぱり本書のベストの箇所は、歌舞伎町のクラブで行われる「おんな市」への潜入記事。借金+50万円で売られていく女性たち。しかし、女衒の映画ような勇ましい啖呵もなく(売られる女性も買う

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    2011年12月21日
  • 国債クラッシュ―震災ショックで迫り来る財政破綻―

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    日本国債は安全資産として海外投資家に買われている。長期金利も0.98%まで下落した。
    日本国債は昨日格下げされたが市場に変化はない。
    本の内容との違いをどう考えればいいのか。

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    2011年08月26日
  • 下流喰い ――消費者金融の実態

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    消費者金融業界の実態、及びその債務者を負のスパイラルに落とし込むビジネスモデルについて書いてある。

    様々なケーススタディと、自らの現場に踏み込んだ経験談(借金苦で売春に走る女性を競り落す)は非常にリアルで、自分にとって衝撃的だった。

    消費者金融業界は”儲けすぎた”から自重するべきなのではなく、債務者のどうしようもない心理と状況に漬け込んで、よく理解させないまま金を貸し脅し取り、文字通り債務者を絞るというビジネスがあまりにも非道だからだと思う。

    でも、”金利”という仕組みや算数ができないで借りるのも無知だ。エクセルでシュミレーションでもすればいかに自分がだまされているかわかるだろうに。

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    2010年08月12日
  • 下流喰い ――消費者金融の実態

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    [ 内容 ]
    格差社会の暗部で、弱者が借金漬けにされている。
    デフレ経済下、大手消費者金融会社は低所得者層を貪り、肥大化してきた。
    いま、その甘い蜜を求めて大手銀行と外資企業が争奪戦を演じている。
    その一方で、多重債務に陥った利用者は、ヤミ金に全てを奪われた挙句、深い闇に沈められる…。
    貸し手と借り手の双方に生じている変化を分析し、金融業界と日本社会の地殻変動を克明に描いた渾身のノンフィクション。

    [ 目次 ]
    序章 消費者金融と格差社会
    第1章 サラ金一人勝ち
    第2章 悪魔的ビジネスモデル
    第3章 多重債務者三五〇万人時代
    第4章 下流喰いの深淵
    第5章 庶民金融の虚実
    第6章 何が必要な

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    2014年10月27日
  • 下流喰い ――消費者金融の実態

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    消費者金融の実態が書かれており、事例が豊富で読みやすかった。
    読んだ後には経済と消費者金融の知識がある程度ついているだろう。

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    2010年05月27日
  • 下流喰い ――消費者金融の実態

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    覚えたこと:/
    利息制限法(民法)年利20%出資法 年利29.2%2003年7月にヤミ金対策法可決。3年後の上限金利見直しが盛り込まれる。日掛け金融年利54%

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    2011年01月01日
  • 下流喰い ――消費者金融の実態

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    先輩に借りた本です。
    タイトルからして、想像がつきましたが、予想以上でした。
    いやー、怖い・・・・・・
    借りるほうも貸すほうもどっちもどっちですな。
    これから法律の改正などがあるので、消費者金融は激動の時代になりそうですね、業界再編っぽいな。
    しかし、やはりサラ金って、どうかと思います。
    知らない人からお金は借りちゃ駄目駄ですねー

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    2009年11月15日
  • 銀行員諸君!

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    就活のために読んだ

    銀行ってやっぱり利益第一なんだね
    公的な使命とかはすごいと思ってたし
    立派な職業だと思っていたけど
    実際には、支店長の昇進とかに振り回されて
    利益が一番になっているようだ。。

    不祥事も多いみたいだし、給料は高いけど
    その中で何を見出していけるんだろう

    筆者の最後の、どんな仕事をしたいのか
    大きく言うと、どんな人生を送りたいのかっていうところに惹かれました

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    2009年10月07日
  • 下流喰い ――消費者金融の実態

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    恐ろしや〜。悪魔的ビジネスモデル!!
    貧困ビジネス、そんなものが裏社会でどれだけ儲かっているかという恐ろしい事実。
    世の中弱肉強食、アホが損をして、馬鹿を見る。
    残念だけど、それが今の日本社会の実態。

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    2009年10月04日
  • 下流喰い ――消費者金融の実態

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    仕事で、消費者金融担当となり早一ヶ月。

    自分なりに知見を深めようと、消費者金融関連の本を読んでいます。

    そんななか、
    現状の消費者金融に対しての「負」の面を知る上では非常に参考になった本。

    しっかし、酷い。
    知れば知るほど、己がコミュニケーションしなくちゃならないサービスを嫌になります。

    みなさん、
    消費者金融からは絶対にお金を借りないように…。

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    2009年10月04日
  • 下流喰い ――消費者金融の実態

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    消費者金融は悪魔的ビジネスモデルを確立しており、それを使うべきではないことが書かれています。しかし、この本で述べるまでもなく、消費者金融の実態についてはテレビ等でも取り上げられており、周知の事柄であると思います。この本は、最近の消費者金融利用者の変遷については述べれてますが、なぜ消費者金融を利用するのかという、そもそも部分をもう少し深く書いてくれるとテレビ以上の話ができたのかなと思います。

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    2009年10月04日