佐藤由美子のレビュー一覧

  • 戦争の歌がきこえる

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    『過去を変えることはできないのだと、受け入れること』
    自分を許すとは、そういうことなのかもしれない

    ホスピスで音楽療法を行う筆者の気づきに、感銘を受けた。

    そして
    以下の問いは、とても興味深いものだった。

    集合的記憶というのはどの社会にもあり、私たちのアイデンティティとも深く関係している。
    自分とは異なる記憶を持つ人たちと出会ったとき、私たちはその相手と、どのように関係性を築いていけるのだろうか?

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    2023年08月17日
  • ラスト・ソング 人生の最期に聴く音楽

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    某所読書会課題図書: 音楽療法士として活動するユミが担当した方々が、どのような形で死を迎えたかを記載した短編が10.音楽の力が死に直面した人の心を揺さぶることを実感できる.どのエピソードも素晴らしかったが、高校生のライアンと中学生のジョンを残して旅立つことになったハナにライアンの卒業式を企画する話が良かった.コーディネーターからのリクエストで、自分の葬儀で流してほしい音楽を選ぶことになっていたので、ベートーヴェンの交響曲第三番≪英雄≫の第二楽章 葬送行進曲を指定した.

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    2022年12月02日
  • シンクロちゃん

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    「シンクロニシティ」が次々に起こる仕組みを分かりやすく解説。どんなに些細なことでも自分にOKを出す「10秒ルール」を習慣化することが大事なのだと説く。
    似たような趣旨の本は『7つの習慣』『思考は現実化する』、勝間和代の『インディペンデントな生き方ガイド』など多数出版されているが、これは漫画が入っているしひとつひとつのステップがコンパクトで分かりやすく、大人だけでなく中高生にも読みやすいと思う。

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    2021年05月03日
  • 戦争の歌がきこえる

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    歴史認識、という言葉は他の言語に訳せない…これは他の言語で生活したことのある人にしか気づけないことだろう。私たち日本人も曖昧な言葉を曖昧にしか使えていない。
    著者は音楽療法を通じて戦争という歴史と、当事者として向き合う。あとがきに書かれたことや、本編を読めば、関わったものなりの丁寧な表現のためにたくさんの記録や遺物に真摯にあたっていったことがよくわかる。賞賛したい。平和を考えるときに読まなければいけない一冊にカウントしたい。

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    2020年12月13日
  • シンクロちゃん

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    ネガティブもポジティブも全部OK。認めることから全て始まる。
    誰かから相談を受けたとき、相手から嘘をつかれていたら、ちゃんと答えられない。それは自分も同じこと。自分相手に取り繕うことをまずはやめるべし。

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    2020年11月27日
  • ラスト・ソング 人生の最期に聴く音楽

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    尊いお仕事だなぁと思う。強く、優しくなければできない。今度生まれ変わったら、音楽療法士になりたいと思った。

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    2020年11月21日
  • 世界に1つあなただけの「魔法の言葉」

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    ひたすら自分に向き合うワーク。
    自分の気持ちに気づいていく。
    新しい自分に出会えるようでちょっと面白い。

    佐藤由美子さんの本読むの、これで3冊目。
    だんだん自分の心が落ち着いてきています。
    自分が何を感じてるかということに、日々目が向くようになった。
    他人に対して優しくなれる心の余裕ができてきた。
    いつも何かが足りない…という日々から、ちょっとした事でこころが満たされるようになった。
    小さな幸せに喜べる。

    人生を長い目でみる。

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    2020年02月23日
  • 世界に1つあなただけの「魔法の言葉」

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    『シンクロちゃん』に続いて読んだ本。「あなただけの」という言葉が示すとおり,さとゆみ先生が魔法の言葉をずばり教えてくれるものではない。自分で作るタイプのもので,その紡ぎ方が紹介されている。
    だけれども,そこに至るまでの部分も見過ごせない。ここで書かれているような「私は大事にされていない」という感覚も持っていて,まさにそう。その一方で自分の本当の気持ちがわからなくなっているし。自分の感情を認める,自分の気持ちをないがしろにしない,そういうことが必要なんだろうと思う。
    ちょっと意外なところとしては,この手のワークでは具体的であることに意味があるようなことが多いように感じるけれど,抽象的であることの

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    2020年01月05日
  • うまくいきそうでいかない理由

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    自分にとっては分かりやすくて、行動もしやすくて良い本だった。
    自分の状態を認知する、という事って全ての本質なのかなって。
    自分のやりたい事だったり、大きな願いみたいなのって自分で気づいてなかったりする。
    小さなことから認めていくと、ある時その大きかった存在にも気づくことができる。

    時間軸で自分自身を捉えるというのも興味深かった。
    過去・未来の自分がそばにいる安心感。

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    2020年01月03日
  • シンクロちゃん

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    最近どうもうまくないことが続いていて、自分の考え方のマインドセットがうまくないのかなと思って手にとったのがこの本。
    味のある漫画と解説の組み合わせでとても読みやすい。
    まだ読み終わっただけだから効果が出るかどうかは正直わからないところがあるけれど、この内容を信じたらうまくいきそうな気にさせてくれる何かがある。
    一見スピリチュアルな感じだけれど、自分がどう思うか、どう行動するかが大切だから、スピリチュアルかどうかは実は関係ない(政治とか自分の枠を超えた範囲で語られるとちょっと困るけど)。
    自分は幸せになっていい。なりたい。そのためにまずはレッスン1から取り組んでみたい。

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    2019年08月14日
  • 死に逝く人は何を想うのか 遺される家族にできること

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    死、看取り(見送りと言ったほうがいいのかも)、そしてグリーフ。
    これらは今の私に身近なキーワードであり、興味深く読ませていただきました。
    グリーフに関しては、サラっと記述されているだけだったので、もう少し深く学びたいと思った次第。これは死だけではなく、人生の中で数多く遭遇する喪失に向かい合うのに非常に有用な知識となるでしょう。
    悲しみというのは、人を病に、そして死にさえ至らしめる。だからこそ、より研究されるべきであり、人々は多くを知るべきなんじゃないでしょうか。

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    2017年06月20日
  • 死に逝く人は何を想うのか 遺される家族にできること

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    ネタバレ

    おそらく準備ができることというのはなさそうだし、うまくいくということも。
    許すことは過去が変えられないと認め受け入れること

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    2017年03月22日
  • ラスト・ソング 人生の最期に聴く音楽

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    アメリカで音楽療法士をしていた著者か出逢った10人の患者さんのお話。
    じんわり目頭が熱くなる。

    きっとシンプルな伴奏に透明感のある素直な音程の歌を聴かせてたのだろうなと、音楽を聴くように読めました。
    そしてお話に寄り添うようなシンプルな挿絵も素敵。


    人は死ぬとき、自分がこの世で手に入れたものを持っていくことはできない。死んだ後に残るのは、自分が他人に与えたものだけだ。
    このフレーズが特に印象に残った。

    私が死を覚悟した時に聞きたい曲は何かな。

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    2015年03月08日
  • 世界に1つあなただけの「魔法の言葉」

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    20130425
    題名から魔法の言葉がいくつも出てくるんだも思ったが違った。
    プラス思考では願いは叶わない
    頭にガツンときた。
    マイナスの感情を認める、自分に正直になる、無理なプラス思考は合わない。
    確かにそうだ。
    ワークは自分と向き合って時間をかける感じだ。
    正直長いと感じたので良いところを摘まんで自分と向き合いたい。

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    2013年04月25日
  • 世界に1つあなただけの「魔法の言葉」

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    この手の他の本と違って、本文中に役に立ったり、響くような表現の文章は少ない。
    しかし後半の実際に「魔法の言葉」を作っていくワークの部分はシンプルながら“日本人”に合っているやり方だと思う。

    本書は外国発の自己啓発本のように劇的に人生を変えるとか、そうしたある意味過激なことを目的にしているわけではない。
    物足りない人にとっては物足りない内容かも知れないが、個人的にある程度の自己啓発本を読んで、全く前進してない者からすると、やっぱり本書のようなやり方のほうが時間はかかるかもしれないが着実に前進できるものだなと感じた。

    高級な筆記具と高級なノートで自分の思い(思考)を現して、内面を探って行きたい

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    2013年03月16日
  • シンクロちゃん

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    シンクロニシティを起こすには、「いま」自分が何を望んでいるのか明確にすることが大切だという。

    そして、その自分を知り、認めていくために、自分が考えたこと、思ったこと、行動したことに対して、いちいち10秒で何でもOKを出していく。

    そうすると、自然と自分もその周りの人も受容できるようになっていき、シンクロニシティが起きやすくなるとのことだ。

    宇宙人のシンクロちゃんが、地球で悩んだりドタバタしたりしながらも、自分の本当にやりたいことに気づき、自分に素直になっていく様は、とても元気をもらえる。

    どんなに落ち込んでいても、悩んでいても、そんな自分にOKを出していく。そんな簡単なことで、人生が好

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    2024年11月11日
  • 一生、進化する 筋膜リフト美顔 自分の手で、すぐに10歳若返る

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    肌への摩擦を避けるため、オイルまたは乳液、クリームを使いながらやること。
    1日10分毎日やる。スマホ首は×、骨盤を立てて正しい姿勢で。
    ベーシックセルフケア→1,2の胸鎖乳突筋、デコルテは毎日 3~7は2,3日に1回でOK
    プレミアムケア→気になるケアだけトライ。くま、ほうれい線、たるみ、フェイスラインなど。

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    2024年01月16日
  • うまくいきそうでいかない理由

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    ネタバレ

    自己肯定感が低い自分としてはかなりためになる内容だった。過去の、少しでも改善したことをしっかり認めることで、「今できないけど未来できるだろう」という感覚を得ることができる。現在の自分を客観的に認め、未来の自分に対する信頼を勝ち得る方法が分かった。

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    2022年04月16日
  • 戦争の歌がきこえる

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    この本には、二つの側面がある。
    一つ目は、セラピストが、戦争経験者との関わりの中でどの様な信頼関係を築いたか、
    二つ目は、アメリカ人から見た第二世界大戦について。

    著者自身の第二世界大戦観は、良い。
    数冊読んだだけですべて把握できる訳がない。
    事実、戦後ドイツの歴代首相はユダヤ人に謝罪していない。
    ヒストリカルリヴィジョニズム歴史修正主義と言われるのだろうか?
    人は、自分が信じたいモノを信じる。
    何が正しいか、戦争を知らない我々に判断する手立てはない。

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    2021年10月25日
  • 死に逝く人は何を想うのか 遺される家族にできること

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    ネタバレ

    読んでみて、遺された家族が患者にできることは、シンプルなことだった。
    読みながら、ホスピスで亡くなった伯母を思い出しながら、自分のやったことは間違っていなかったのだなと、安堵している自分がいた。

    グリーフケアとしては、自分は、死を否定していた人である。
    伯母のためにしっかりと葬儀をやってあげなくてはならない。その想いだけで突っ走り、初めのうちは、悲しむ機会を自分は持たなかった。
    そして、伯母の妹である母も。
    それを改めて思い至った本だった気がする。

    ターミナルケアの学習の中で、キューブラー・ロスの「死ぬ瞬間」について学んだことがある。
    でも、伯母をみていた時、その通りのプロセスではなかった

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    2021年01月11日