富坂聰のレビュー一覧

  • 人生で残酷なことはドラゴンズに教えられた(小学館新書)

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    日中関係の専門家によるドラゴンズ本。手に取るまでは、アカデミックな分析が中心かと想像していたが、読み進めるうちに、それは熱烈なドラゴンズファンによる愛情たっぷりの一冊だと感じた。

    本書は、「民主主義」「人材育成」「敵役のつらさ」「多様性」という四つの視点からドラゴンズの歴史を紐解く。著者の過去の経験が織り交ぜられながら語られるドラゴンズの歩みは、単なる野球チームの興亡史に留まらない、普遍的なテーマへの深い洞察を与えてくれる。

    専門家という肩書を意識させないほど、平易な言葉で綴られているにも関わらず、その内容は示唆に富んでいる。ドラゴンズという共通の話題を通して、民主主義のあり方、人材育成の

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    2025年04月13日
  • 感情的になる前に知らないと恥ずかしい中国・韓国・北朝鮮Q&A

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    正義のためにという綺麗事ではなく、国は自国のメリットのために動く。国際関係を読み解くための大切な視点を示される。確かに正義を実行するメリットがないと、コストを払ってやらないよなと納得。北朝鮮に長年核武装を放棄させないのも、現状維持がアメリカにも中国にも都合がよいってことなんですよね。あと書店にやたら中国崩壊を煽る書籍がたくさんあり違和感があったが、これも感情的な面が多分に出ており現実はどうか冷静な目線が必要。
    尖閣諸島、靖国といった、対中関係の火種になっている問題の成り立ちがよくわかる。
    尖閣諸島に対するアメリカの中途半端な態度の意図が、「領有権については中立」とする立場から来ているのはなるほ

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    2023年04月01日
  • 中国は腹の底で日本をどう思っているのか メディアが語らない東アジア情勢の新潮流

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    ■(イギリスのAIIB参加に際し)「価値観」ばかりを異様に重視し,「利害」という要素の影響を軽視する日本の伝統的な誤りが作用。
    ■日本と韓国は強い民意の監視下で内政を意識した外交を行わざるを得ない。
    ■日本の外交は民意の強い干渉のもとで硬直化してしまっている。
    ■日本を除く国々の駆け引きは「価値観」だけではなく「利害」という変数が大きく働く。日本はそうした見極めが苦手。
    ■日本に利益をもたらすためには,変化に鋭敏にならなければならない。必要なのはチャンスと見れば”剛”と“柔”の両面から機敏に対応できる機動力であり,そのためには民意と距離を置く方法を模索すべき。

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    2016年05月21日
  • 中国は腹の底で日本をどう思っているのか メディアが語らない東アジア情勢の新潮流

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    日本国内からだけでなく、米国、中国、韓国からの複眼でニュースを読み解くこと。
    国民感情を外交に過度に反映させないこと。

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    2015年10月17日
  • 中国人民解放軍の内幕

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    [大所帯の本当のところ]中国の台頭とともに、対外関係的にも多くの注目を集めている人民解放軍。機密性が高い存在であるその軍の内幕を、幅広い視点から記述した一冊です。著者は、中国関係のニュースの解説などで見かけた方も多いのではと思われる富坂聰。


    情報が少ない中でどうしても憶測や想像で話が進められてしまいがちになると思うのですが、客観的なデータや歴史的事実を豊富に用い、その沿革や近年の意図を的確に記述している姿勢に好感が持てました。新書という形式ではありますが、中国を考える上で欠かすことのできない人民解放軍に関して有益すぎるほどの情報を与えてくれますので、興味のある方にはぜひオススメしたい作品で

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    2015年05月22日
  • 中国の論点

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    日本ではマスコミの検閲に遭って知らされないことを含め、広い視点で書いてあるのがよい。
    巨大な「いじめられっ子」という観点が、わかりやすい。

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    2014年07月09日
  • 習近平と中国の終焉

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    2012年11月に習近平総書記が誕生したことは,中国における民主化の動きが完全に閉ざされたことを意味する,といった論調が,この本のタイトルの意味です.

    共産党政権は,今後も格差是正や民主化に完全に背を向けた政策を進めていくだろう,と予想されます.その中で尖閣諸島の問題などにも対応していくため,こちらの方も改善は見込めないだろうと思われます.

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    2012年12月31日
  • 中国ニセ食品のカラクリ

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    食事中、食後まもなくには
    くれぐれも読んではいけないのが
    こういう類の本でもあります。
    間違いなく気分を害することでしょうし
    食べ物を信用できねぇ、になるかも。

    とにかくこのニセ食品は
    話を聞くだけでも
    うんざりさせられるものばっかりです。
    しかも摘発されてもまた新しいものを
    作り出すという、負の意味での商魂のたくましさ。

    これは読んだものこそその
    おぞましさを体感できることでしょう。
    上記のような状態に読んでしまったら…

    そして言えること…
    いくらこの国が世界2位になっていても
    この裏側の状態では
    そのうちツケが回ってくることでしょう…

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    2011年02月16日
  • 人生で残酷なことはドラゴンズに教えられた(小学館新書)

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    中日戦を見にナゴヤドームに向かう電車で読み進めていました。小さい頃テレビで見ていた選手の名前やら、父から聞いたことのある選手の名前やら続々と出てきて生まれながらのドラファンとしてはクスクスしながら読みました。

    ドラゴンズ…今年はBクラス確定しちゃったけど、ヤキモキしたり絶望したりしたけど、でもなんだかんだ最後は大好き、頑張ってほしいに収束しちゃうんだよな、この本を読んでクスクスする人と一緒に語り合ってみたいなーなんて思ったり。
    いつも読まないタイプの本で面白く読みました!

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    2025年09月24日
  • 人生で残酷なことはドラゴンズに教えられた(小学館新書)

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    自分はドラゴンズファンでないが、愛知県人。幼少の頃から周りに沢山のドラゴンズファンを見てきているので、
    「どうせドラゴンズ」の珍しくもない話であったが、これで酒席でのドラファンを凹ませるネタを仕込むことができた。

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    2025年07月07日
  • 人生で残酷なことはドラゴンズに教えられた(小学館新書)

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    ドラゴンズファンとしては、ちょっと本の内容が軽くても星4つはいるよね。
    関東でドラゴンズファンを続けていくには愛知県在住の私とは違う苦労、見方があるってことを教えてくれた。
    Make Dragons Great Again

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    2025年06月09日
  • 人生で残酷なことはドラゴンズに教えられた(小学館新書)

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    頭から尻尾まで、どこをとっても100パーセントドラゴンズファンの生き様。技術論や組織論なんてものは一ミリも存在しない、純然たるまじりっけなしのドラゴンズ雑談。いかにしてドラゴンズファンはドラゴンズファンとなるのか、ドラゴンズファンの生態とは?で一冊本にするなんてどうかしてる(褒め言葉)

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    2025年06月03日
  • 人生で残酷なことはドラゴンズに教えられた(小学館新書)

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    近年低迷を続ける中日ドラゴンズ。愛知県出身日中(中国)関係の専門家が語るドラゴンズ愛。東京や大阪とまた異なる文化、名古屋独特の環境。地元から見た中日ドラゴンズに関するラブレター。
    過去のエピソードを多少は織り交ぜるもちょっと食傷気味。自虐が過ぎる感あり。
    ただし、あの宇野勝との対談は素晴らしい。

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    2025年05月23日
  • トランプVS習近平 そして激変を勝ち抜く日本

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    この人の本を最近読んでるけどやはり面白い
    先にいっておきたいのは、
    この本トランプとか書いてるけど、
    あんまりトランプがーってのをかいてないので、
    その辺は題名に偽りありで、
    トランプと出してうる作戦なのかな
    というのが、ちょっと騙された思い

    私がこの人の本を好きなのは、
    この本でまさしく書いてることかと思うけど、
    感情的じゃなくて
    利害で行動を考えるということだからだと思う
    気になったというか
    そこのところもうちょっと詳しくと思ったのが、
    国民感情を外交に持ち込んではいけない
    というところ
    それはできるのか、それは政治のやり方として
    問題ない方法なのか気になる

    こういう本を読むとやはり私

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    2020年02月19日
  • 平成海防論 膨張する中国に直面する日本

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    日本の海に関しての本をほとんど読んだことなかったからか、純粋に知らないことばかりで楽しかった。
    やっぱりこういうの読むと金が大事だなあと思う
    正しいことだから、やるべきだじゃなくて、
    金をどうするかってことまで考えないと
    議論としては成り立たなくなってしまう気がする

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    2020年02月09日
  • 日本に群がる! 中国マネーの正体

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    日本だめになるよなあ
    という思いをこれを読んでさらに深めた
    この本にもあるように、
    日本にもいいところはある
    日本も変わろうとしてるんだろうけど、
    いいところを認識せずに、ただ単純によその真似をしたらだめだよな
    都の思いを強く抱く

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    2020年02月09日
  • 中国 狂乱の「歓楽街」

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    面白かった
    単純に性風俗系の本はあったら読んでるから読んだんだけど
    なんかこの本を読んだことで中国に対する見方に
    先入観があったり
    日本しかみてないのはまずいなあと思わされた
    この人の他の本も読んでみたいなと思った
    中国がなぜエロの取り締まりが厳しいかってのも
    しりたいなあ

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    2020年02月09日
  • 感情的になる前に知らないと恥ずかしい中国・韓国・北朝鮮Q&A

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    想像していたより勉強になりました。題名の通り、自分もあてはまり反省。戦略のない短絡的にカッコつけるだけの態度や言動は、かえって不利になることは、尖閣、日中中間線の説明で納得。靖国を巡る問題もなるほど、と納得できました。自分も良く知らないうちに、報道に踊らさせて、「見たい報道、見たい絵姿」が発想の元になっていた気がして反省です。

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    2019年10月02日
  • 中国の論点

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    中国の現状と今後を分析した一冊。

    中国についてよく知ってる著者だからわかる視点もあり、勉強になった。

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    2018年05月17日
  • 習近平と中国の終焉

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    恥ずかしながら中国の政権については何も知らなかったので、最近の中国の政権事情、中国内での政府の扱い、権力図などが簡潔にまとめてある本書は非常に役立った。意思決定機関(今の権力者とその周辺)のその時の方針に合い、かつ親に問題がないことが起用されるには重要らしい。運に恵まれて、消極人事でのし上がった習近平である。2012年に著者は、彼は何もできないであろうと予想したが、4年経った今、習近平の例えば南シナ海への圧力などは予想以上ではなかろうか。これが民意に応えるということなのか?ハクキライの失脚についても勉強になった。

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    2017年02月27日