習近平と中国の終焉

習近平と中国の終焉

733円 (税込)

3pt

「このまま深刻化すれば党も国も滅びる」。2012年11月、こう発言したのは総書記の座に就いて2日後の習近平だった。中国の国内情勢はきわめて危険な状態にある。抗議デモが年間30万件も発生し、中国共産党はその収束に追われている。原因は3つ。「格差」と「権力者の腐敗」、そして、同じ共産党指導部にいた「薄煕来(はくきらい)」がこれら不公平感への処し方を人民に示してしまったことである――。これら3つの原因に焦点を当てながら、習近平時代の中国社会の内実を記す。日本の報道では見えてこない中国インサイドレポート。

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習近平と中国の終焉 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2012年12月31日

    2012年11月に習近平総書記が誕生したことは,中国における民主化の動きが完全に閉ざされたことを意味する,といった論調が,この本のタイトルの意味です.

    共産党政権は,今後も格差是正や民主化に完全に背を向けた政策を進めていくだろう,と予想されます.その中で尖閣諸島の問題などにも対応していくため,こち...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年02月27日

    恥ずかしながら中国の政権については何も知らなかったので、最近の中国の政権事情、中国内での政府の扱い、権力図などが簡潔にまとめてある本書は非常に役立った。意思決定機関(今の権力者とその周辺)のその時の方針に合い、かつ親に問題がないことが起用されるには重要らしい。運に恵まれて、消極人事でのし上がった習近...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月18日

    中国の現代を描く。

    ■中国共産党が真に恐れているものは、今後もし中国が本格的な経済の失速段階を迎えた場合、人民の政治に対する失望と苛立ちが高まり、文化大革命のように全国的な激烈な運動となって共産党政権を襲うことを危惧している。 この事態を避ける方法は「民主化」しかない。
    共産党は人民を恐れているの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年07月23日

    ここ最近の中国共産党の動きがよくわかる。薄熙来の失脚の背景や習近平が選ばれた理由等。これだけ色々と矛盾を抱えて中国共産党は今後もやっていけるのだろうか。

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    Posted by ブクログ 2013年06月06日

    易姓革命と民主化、
    共産党の一党支配、
    政治家を引退しても国民の中に入って安穏と暮らすことができる。

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    Posted by ブクログ 2013年05月12日

    薄熙来に関する一連の事件がやっとわかった。TV、新聞のニュースではわかんなかったから。すっきりしました。

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    Posted by ブクログ 2013年03月17日

    最近、中国のニュースがTVや新聞で報道されることが多いが、近現代の中国を知らないので何冊かの本を読んでいる。その中の一冊。

    習近平体制が明確になり、中国のことを勉強しようと読んだ本。薄熙来事件と文化大革命の関係は明確だ。
    --------------------------------------...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年04月02日

    最近、この手の本を立て続けに読んでいる。断片的におもしろいところと退屈なところがある。胡耀邦についての評価はちょっとおもしろいと思った。

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    Posted by ブクログ 2013年02月16日

    ざっくり目を通しただけ。最近の中国事情のレポート。中国で動乱が起きたら大量の難民が日本にやって来て、メチャメチャやりそうで恐ろしい。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年10月26日

    中国ウォッチャーとして知られる著者が、格差と権力者の腐敗をキーワードに、薄熙来事件と習近平のトップ就任の背景を解説。「中国の終焉」というのはちょっと内容は違うけど。

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