志村幸雄のレビュー一覧
-
世界を制した「日本的技術発想」
日本人が知らない日本の強み
ブルーバックス B1622
著:志村 幸雄
紙版
太古から技術大国であったニッポンはいまも健在であることということを誇る一冊
技術とモノづくりに関する、日本人が意識していない日本人を語る
こういう本なら、いくつかあってもよいと感じまし...続きを読むPosted by ブクログ -
750
志村幸雄
1935年北海道生まれ。技術ジャーナリスト。工業調査会相談役。早稲田大学教育学部卒業。工業調査会で半導体技術専門誌の編集に携わったのち、同社取締役編集部長、専務、社長、会長を経て2008年より現職。この間、産業技術審議会専門委員など政府委員、学協会役員を歴任。また早稲田大学理工学...続きを読むPosted by ブクログ -
日本といえば、やっぱり軽薄短小ですね。
自動車の安全技術の紹介では、フードエアバック と
グリルエアバック が 興味深かった。
ちょっと気を抜くと、すぐに追い抜かれることを気をつけていたいと思いました。Posted by ブクログ -
完全な文系人間ですが、初心者向け科学本は読んでてわくわくします。イグ・ノーベル賞って単なるパロディだと思っていたけど、みんな真面目に研究しているんだなあ。自分の興味と信念を貫く姿勢を尊敬します。そして、やっぱり人生に「笑い」って大切だと思った一冊。Posted by ブクログ
-
イグノーベル賞の成り立ちや本質について分かりやすく、おもしろく書かれています。
イグノーベル賞はただのおもしろ科学…と認識してましたが「笑えて、かつ考えさせられる」という深い意味もあり、科学としての真面目な一面も。
個人的にカラオケを発明してイグノーベル平和賞を受賞した井上大佑氏に関する話が興味深か...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
日本が「ものづくり大国」となったのは、決して「手先が器用で勤勉だから」だけではない。
独自の「技術」を生んだのは、どの国にも真似できない独自の「発想」であり、それを培った「文化」だった。
「ものまね大国」と批判するだけでは見えてこない、オリジナリティあふれる発想がなぜ生まれ、どう技術に...続きを読むPosted by ブクログ -
人々を笑わせ、考えさせてくれる研究に対して贈られる「イグ・ノーベル賞」の日本人受賞者を中心に紹介した本。 イグ・ノーベル賞の存在は知っていましたが、どのような研究が受賞しているのかを知りたくて読んでみました。個人的にはバニリンの話が面白かったです。
研究者のたゆまぬ努力と奇想天外な発想が、どのよ...続きを読むPosted by ブクログ -
<目次>
第1部 「笑う科学」の奇抜な司祭者
第1章 この特異なイグ・ノーベル賞
第2章 イグ・ノーベル賞に見る「パロディ性」と「科学性」
第2部 イグ・ノーベル賞大国を築いた日本人受賞者
第3章 ピカソとモネの作品を識別するハト
第4章 犬との対話を実現した犬語翻訳機「バウリンガ...続きを読むPosted by ブクログ -
イグ・ノーベル賞のことって知っているようでちっとも知らない。そんな賞かなと思うんだけど、それをもう少しだけ詳しく知ることができる本。
内容的に硬めではあるけど、イグ・ノーベル賞の性質もあり、非常に楽しく読み進めることができる。
一つだけ気になったのは、最後の受賞して欲しい科学者の話かな。この内容...続きを読むPosted by ブクログ -
廣瀬教授の授業で名前だけ知っていたイグ・ノーベル賞について詳しく知れた。
カラオケを発明した井上さんの無欲な態度が素晴らしいと思う。
突飛なアイディアは世界を救う気がする。
昔の未来像がだんだんと現実のものになっていって、今から100年後を想像しようとしてもなかなか100年前のそれのようには浮かばな...続きを読むPosted by ブクログ -
理科音痴の私でも、興味深く読めました。理科音痴だからこそ楽しめたというか。
イグ・ノーベル賞の存在は、バウリンガルが受賞したのをきっかけに知ったのですが、その当時は、バウリンガルがおもちゃだというのと、ノーベル賞のパロディだというので、何じゃそらーwwwと思っていたのですが。
良いとか悪いとか...続きを読むPosted by ブクログ -
イグ・ノーベル賞について書かれた本。
おれはこの本を読むまでイグ・ノーベル賞って名前は知ってたけど、実際にどんなものかは知らなかった。
イグ・ノーベル賞とは、ノーベル賞のパロディーとして生まれた賞。選考基準は「まず人を笑わせ、そして考えさせる」こと。この基準からもわかるように、ユーモアに満ち溢れてる...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
エジソンは白熱電球の25番目の発明者!?
ワットは単なる改良家!?
アークライトは発明の盗人!?
技術開発史を彩る発明者たちの本家争い。
[ 目次 ]
序章 なぜ発明者の特定がむずかしいのか
第1章 発明か改良かをめぐる攻防
第2章 特許裁判が分けた明暗
第3章 巨人の影に泣いた男た...続きを読むPosted by ブクログ -
裏ノーベル賞というか、ノーベル賞のパロディであるイグ・ノーベル賞についての新書。
アカデミー賞に対するラジー賞とは違ってイグ・ノーベル賞はマイナス評価が基準ではないこと、ノーベル賞授賞者も選考委員に加わっていること他から、ともすればノーベル賞授賞者からもうらやましがられるというイグ・ノーベル賞。
対...続きを読むPosted by ブクログ -
志村幸雄(1935~2020年)氏は、早大教育学部卒、(株)工業調査会で半導体技術専門誌の編集に携わった後、社長、会長などを歴任。また、産業技術審議会専門委員など政府委員、自然科学書協会理事長など学協会役員、早大、麗澤大学、名大などで非常勤講師を務めた。
私は、「イグ・ノーベル賞」のことをいつ、どの...続きを読むPosted by ブクログ -
この本自体の評価としてはイマイチなんだが、なにせ元のネタ - イグノーベル賞受賞対象 - が面白いので楽しく読める。個人的には兼六園の銅像がハトに嫌われる理由を着想から40年かけて成果物にした金沢大・広瀬氏の章が好き。
「経済学賞の受賞者は、授賞式に出席することはまずない。ほとんどの受賞者が、5-...続きを読むPosted by ブクログ -
イグノーベル賞のなんたるかがよくわかった。
概要はわかったので、次は、受賞したものの紹介がメインの本を読みたいな。
一見下らないことを、真剣に一途に研究することは、本当に信念がないとできない偉業だと思う。Posted by ブクログ -
ハトはピカソとモネの絵を識別することが、、、できる。
犬に寄生するノミは猫に寄生するノミよりも高く飛ぶ。
================
役に立たない学問を称して、「木の葉学問」と呼ぶ向きがある。字義どおりに解釈して、木の葉がひらひらと舞い落ちるのを研究しても何の役にも立たないというのだ。
...続きを読むPosted by ブクログ -
バニリンについてのイグノーベル賞の受賞は聞いたことあった。「牛糞から抽出したバニラの香りじゃあ誰も食わんだろ」と思ってたけど、バニラの香りは芳香剤とか他のものにも使えるのなら利用価値ありそう。
後半のクモの糸を再生医療に活かすっていう話題の、
クモの糸の強度→鉄鋼の5倍
伸縮率→ナイロンの2倍
っ...続きを読むPosted by ブクログ -
イグ・ノーベル賞創設の経緯からその意義、選考方法や賞の与えられ方について、過去の受賞研究などの一部紹介と日本人受賞者の取材、はてはイグ・ノーベル賞獲得のための方法論から著者独断のイグ・ノーベル賞候補まで、イグ・ノーベル賞分析に徹した本書。
バウリンガルやカラオケの発明、先ごろ読んだ『群れはなぜ同じ...続きを読むPosted by ブクログ