中村天風のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中村天風先生の箴言が持つ力は本当に凄い、といつも何かを読むたびに思わざるを得ない。相変わらず難しい言葉が多く、スッと入ってこないところもあるがそれは読み込みだったり他の関連書籍を読んでより深く学んでいきたいところだ。
真人としての目標は「霊性の満足」。霊性の満足とは、「清久とお問人間の本質的な心の満足」の事。
それを実現するためには、日々の己の言行をできる限り人の世のためになることだけを本位とし重点とするという心がけを、自分の心とすること。
言葉は必ず自分に返ってくる、そして現実化する。だったら、いい言葉を使って生きていこうと思う。
こちらも他の天風先生の本と同様で、その人の読むタイミン -
Posted by ブクログ
▼メモ(抜粋)
・P75:ポジティブなワードセンスを磨いていこう
・P247:「恐怖の世界に生きることほど値打ちのないときはない」。なんら恐怖を感じなくなるのは難しいとしても、「起こって当然。それが人生」とばかりにどんと構えていれば、自分を見失わずに済むはずです。目の前に死が迫っているとしても、その間際まで堂々としていられるか。そんな心持で自分の心を日々精査する事で、「いつ死んでも後悔はない」と思えるくらい、心に余裕が生まれるのではないでしょうか。
・P266:「自分が生きてるとか死んでるとか考えてないだろう。生きていても、生きてることを考えなきゃ、死んでるのと同じだ。そこを悟れよ」
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Posted by ブクログ
■■評価■■
★★★★☆
■■概要■■
○各界の著名人が人生の書として上げる際に頻出する著者である、中村天風氏の講演録(昭和36年頃)を文字に起こした本であり、口語体で描かれている。
○スラスラ読むことができる。
○身体と心の上位に魂、霊魂というべき概念があって、心も身体もその道具に過ぎず、魂を磨いていく目的のために生きなければならないということが一貫している。実体験や寓話も交えわかりやすく説いてくれている。
○CDなどで声を聞いてみたい気もしたが、なかなかに高価であり音声も古く雑音も多いようなので、本で触れるのは、なかなか良い手段かなと思う。
○中村天風氏自身、スパイ、肺の死に至るような大 -
Posted by ブクログ
定期的に天風氏からお叱りを受けたくなる。もはやすっかり天風哲学のファンになってしまった。この哲学は、武士やヨガの思想をブレンドして練り上げられたそうだ。両方とも私の好みのためか、天風氏の言葉がすっと心に沁みてくる。著書「君に成功を贈る」でも述べられていたとおり、寝床で考えないということはどれほど重要なことか、最近改めて考えるようになった。寝つきと寝起きがまったく違ってくるので、是非毎日意識していきたい。
以下、本書よりお気に入りの箇所を抜粋。
「美しくしておくべき心の花園に、自分から汚物を振りまいて歩いているようなことをして、それを、「天命だ。あるいは逃げることのできない、せっぱつまった業だ